経路制御機能とは、通信パケットの送信先を経路情報に基づいて制御する機能です。あらかじめ経路情報を設定しておくスタティックルーティングと経路情報を動的に更新するダイナミックルーティングがあります。
NSアプライアンスでは、以下の経路制御機能を提供します。
表1.3 NSアプライアンスが提供する経路制御機能機能 | 備考 |
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スタティックルーティング | |
ダイナミックルーティング | RIPv1 | 使用するRIPのバージョンを指定することができます。 トリガーアップデート、スプリットホライズンは常に有効となります。 RIPv1とRIPv2の違いについて RIPv1は、同一ネットワークアドレス内で同一のサブネットマスクが使用されることが前提です。 IPブロードキャストアドレスを使用してRIPメッセージを送信します。 RIPv2は、サブネットマスクとして2種類以上使用可能です。 RIPメッセージを送信するためにIPマルチキャストアドレス(224.0.0.9)を使用します。 VLSM(Variable Length Subnet Mask)やCIDR(Classless Inter-Domain Routing) をサポートします。
NSアプライアンスにおいて、以下の機能は未サポートです。 ユニキャストRIP(隣接ルータの限定) サイレントRIP(RIP 広報なし) メトリック値の操作 RIPv2認証
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RIPv2 |