本製品を導入することで、従来は固定的に設置されていたファイアーウォール装置やサーバロードバランサー装置が、必要に応じて動的かつ柔軟に配置できるようになるため、以下のようなメリットがあります。
メリット1:テナント追加に伴うネットワーク変更が容易になる
本製品の導入前は必要であった、以下の作業がテナント追加時に不要となります。
ハードウェアアプライアンス設置に伴うネットワーク設計
ケーブリングなどの事前のネットワーク作業
メリット2:テナントの複数同時運用が簡単になる
テナントごとに独立したNSアプライアンスを配備することができるため、ネットワークセキュリティやサーバ負荷分散のポリシーとログをテナント単位に分離でき、運用が簡単になります。
これまで、1台のハードウェアアプライアンス装置で複数のテナントを管理した場合、ポリシーの変更やログの管理などの操作は、異なるテナント間で設定が干渉することから、データセンター全体の管理者が各テナントの要望を調整して設定する必要がありました。
本製品を導入すると、テナントごとに独立したNSアプライアンスを配備できるため、以下の運用ができます。
各テナントの管理者が、ほかのテナントに影響を与えずにポリシーを変更できる。
ログを各テナント間で分離できるため、管理が容易になる。