WWWブラウザから、MeFt/WebのCGIおよびHTMLにアクセスできるように、MeFt/Webの運用に必要な仮想ディレクトリをWWWサーバに設定します。
WWWサーバの設定方法には、環境定義ファイルhttpd.confにMeFt/Web固有の設定を1つずつ直接記述していく方法と、MeFt/Web固有の設定を記述した雛型ファイル(*1)を編集して環境定義ファイルhttpd.confからIncludeする方法の2通りがあります。
ここでは、MeFt/Web固有の設定を記述した雛型ファイルを使用する方法を説明します。
*1: MeFt/Webの動作に必要な仮想ディレクトリの設定内容の雛型は、以下にインストールされます。
/opt/FJSVXmeftw/etc/mw_httpd64.conf
mw_httpd64.confを編集します。
資源が格納されたディレクトリ("/example/sample03")を仮想ディレクトリ("/MeFtWeb64/sample3/")として設定するため、以下の赤字部分を追加します。
Alias /MeFtWeb64/sample3/ "/example/sample03/" ------+ |追加する <Directory "/example/sample03/"> |仮想ディレクトリの設定 Options None | AllowOverride AuthConfig Limit | </Directory> ------+ Alias /MeFtWeb64/FGATEWAY "/opt/FJSVXmeftw/MeFtWeb64/FGATEWAY2" --+ Alias /MeFtWeb64/ "/opt/FJSVXmeftw/MeFtWeb64/" | <Directory "/opt/FJSVXmeftw/MeFtWeb64/"> | Options None |MeFt/Webの動作に必要な設定 AllowOverride None | # Require all granted | </Directory> | ScriptAlias /mw-bin64/f4eswsc0 "/opt/FJSVXmeftw/bin/mw-bin64/f4eswsc0" | <Directory "/opt/FJSVXmeftw/bin/mw-bin64/"> | Options None | AllowOverride None | # Require all granted | </Directory> | :
注意
apache 2.4をご利用の場合は、“Require all granted”を有効にしてください。
Interstage Application Server(Interstage HTTP Server)を利用する場合、環境定義ファイルhttpd.confを編集して、1.で編集したmw_httpd64.confをインクルードします。
Includeディレクティブを使用してhttpd.confに次の1行を追加します。
Include /opt/FJSVXmeftw/etc/mw_httpd64.conf
参考
httpd.confのインストールパス、および各ディレクティブについては、利用するWWWサーバのマニュアルを参照してください。また、Red Hat Enterprise Linuxに付属するApache HTTP Serverを利用する場合の設定方法は、“NetCOBOL ソフトウェア説明書”の“MeFt/Webの環境設定”を参照してください。
MeFt/Webがリモート実行するプロセスのユーザとCGIの実行ユーザを一致させます。
ここでは、実行ユーザ名を「coboluser」として、以下のファイルのユーザ名を一致させます。
MeFt/Webサーバ起動用のシェル・スクリプト・ファイル(/opt/FJSVXmeftw/etc/rc3.d/S99meftweb64)
EXECUSER=coboluser
WWWサーバの環境定義ファイル(httpd.conf)
User coboluser
/usr/lib/systemd/system/FJSVXmeftwd.serviceファイルを/etc/systemd/systemにコピーします。
/etc/systemd/system/FJSVXmeftwd.serviceファイル
User=coboluser
/opt/FJSVXmeftw/config/FJSVXmeftwd.confファイル
MWUSER="coboluser"
最後に変更内容を反映するため以下のコマンドを実行します。
# systemctl daemon-reload
WWWサーバの環境設定を有効にするために、WWWサーバを再起動します。WWWサーバの再起動については、利用するWWWサーバのマニュアルを参照してください。