リモート開発を行うにはサーバ側(Linuxシステム)の環境設定が必要です。以下を行います。
NetCOBOLリモート開発サービスの起動
リモート開発サービスを開始するには、管理者アカウントで以下のシェルスクリプトを実行します。
$ /opt/FJSVXrds/bin/enable-rds.sh
詳細は、“NetCOBOLユーザーズガイド”の“リモート開発サービスの開始・停止方法”を参照してください。
環境変数の設定
ここでは、設定する環境変数が以下であると仮定して、シェルスクリプトを利用して環境変数を設定します。
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各環境変数の詳細については、“NetCOBOL ユーザーズガイド”または“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“サーバの環境設定”を参照してください。
Linuxサーバを使用してリモート開発をする場合、ログインシェルとしてcshまたはbashを使用できます。
ログインシェルとしてcshを使用する場合、各開発者の使用するホームディレクトリにある“.cshrc”に以下のテキストを追加してください。
“.cshrc”の例
## COBOL環境設定 source /opt/FJSVcbl64/config/cobol.csh ## Interstage Charset Managerのための環境設定 if(${?LD_LIBRARY_PATH}) then setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNiconv/lib:${LD_LIBRARY_PATH} else setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNiconv/lib endif ## 開発者共通の翻訳・リンク時設定 setenv COBOLOPTS "-dp ../list" setenv COBCOPY ../COPYLIB:${COBCOPY} ## 開発対象プログラムの使用する文字コード setenv LANG ja_JP.UTF-8
ログインシェルとしてbashを使用する場合、各開発者の使用するホームディレクトリにある“.bashrc”に以下のテキストを追加してください。
“.bashrc”の例
## COBOL環境設定 source /opt/FJSVcbl64/config/cobol.sh ## Interstage Charset Managerのための環境設定 if [ ${LD_LIBRARY_PATH:-""} = "" ] ; then LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNiconv/lib; export LD_LIBRARY_PATH else LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNiconv/lib:${LD_LIBRARY_PATH};export LD_LIBRARY_PATH fi ## 開発者共通の翻訳・リンク時設定 COBOLOPTS="-dp ../list";export COBOLOPTS COBCOPY=../COPYLIB:${COBCOPY}; export COBCOPY ## 開発対象プログラムの使用する文字コード LANG= ja_JP.UTF-8; export LANG