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NetCOBOL V11.1 入門ガイド
FUJITSU Software

2.1.4 リモート開発の注意点

一般に、COBOLプログラムは高い移植性を持っており、多くの場合、プログラムの作成から単体テストまでをクライアント側で行うことができます。

ただし、サーバ側固有の機能を利用した場合や、対象プラットフォームによって動作の異なる機能を利用した場合は、サーバ側で動作を確認する必要があります。

図2.2 UNIX系システムとWindows系システムの機能範囲

対象プラットフォームによって動作の異なる機能には以下のものが含まれます。

日本語定数/日本語16進定数

クライアント側とサーバ側で文字コードが異なる場合、片方で翻訳可能な値が他方では翻訳エラーになる場合があります。

文字比較/索引ファイルのキー順序/ソートキーの順序

クライアント側とサーバ側での実行時文字コードの違いによって、半角カナ文字、日本語文字の大小順序の結果が異なる場合があります。

日本語字類条件

クライアント側とサーバ側での実行時文字コードの違いによって、判定結果が異なる場合があります。

拡張日本語印刷

使用できる文字、書体などは対象プラットフォームによって異なります。

データベース機能

使用するデータベース製品の違いによって、 実行結果に違いが出る場合があります。

Web連携機能

本システムでは、MeFt/Webを利用したアプリケーション開発は可能ですが、COBOL Webサブルーチンを利用したアプリケーションの開発はサポートしていません。