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Interstage List Creator V10.5.0 旧機能編
FUJITSU Software

4.1.1 prprintコマンド

[機能]

帳票を出力します。

[記述形式]

以下に、コマンドの記述形式を示します。

[ ]は、省略できることを示します。

prprint	[ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …

オプション1、オプション2、オプション3…には、prprintコマンドのオプションを記述します。

以下に、prprintコマンドのOCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプションの一覧を示します。その他のオプションについては、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。

表4.1 prprintコマンドのOCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション一覧

オプションの分類

オプション

【オペレーティングシステム】
W:Windows
S:Solaris
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
-:未サポート

W

S

L

LI

OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション

-y

接続先DBタイプ

-b

接続先DB名

-u

DB接続ユーザ名

-w

DB接続パスワード

-o

DB接続時のイムアウト時間

-q

SELECT文置換文字列

4.1.1.1 OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション

prprintコマンドのOCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプションについて説明します。

オプションは、使用するオペレーティングシステムによって機能範囲や留意事項などが異なる場合があります。オペレーティングシステムによって記載内容が異なる場合は、それぞれの場合に分けて説明します。

XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能、Database Direct連携機能、またはクエリ機能を使用してデータベースと連携する場合は、この分類のオプションを指定する必要はありません。

なお、以下の場合は、OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携はできません。

注意

  • OCI連携機能では、Oracle 8、Oracle 8i、Oracle 9iとのみ連携できます。Oracleの動作オペレーティングシステムについては、Oracleのマニュアルを参照してください。

  • OCI連携機能を使用するには、OracleのOracle Call Interfaceが必要です。

  • OCI連携機能は、【Solaris版】でのみサポートしています。


-y 接続先DBタイプ

テスト用のデータファイルで帳票を出力する場合に、「DATAFILE」を指定します。


-b 接続先DB名

このオプションは、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してある場合)で、-yオプションを指定しない場合にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときの接続先名を指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. データ定義画面の[DB連携]タブで指定した接続先名

  2. デフォルトの接続先名(データベース(Oracle)管理者に確認してください)


-u DB接続ユーザ名

このオプションは、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してある場合)で、-yオプションを指定しない場合にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときのユーザ名を指定します。

このオプションを省略すると、データ定義画面の[DB連携]タブで指定したユーザ名が有効になります。


-w DB接続パスワード

このオプションは、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してある場合)で、-yオプションを指定しない場合にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときのパスワードを指定します。


-o DB接続時のタイムアウト時間

このオプションは、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してある場合)で、-yオプションを指定しない場合にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときのタイムアウト時間を指定します。

0:

データベース(Oracle)からのデータの抽出が完了するまで待ち合わせます。

1~999:

タイムアウト時間(分)を指定します。

このオプションを省略すると、データ定義画面の[DB連携]タブで指定したタイムアウト時間が有効になります。


-q SELECT文の置換文字列

このオプションは、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してある場合)で、-yオプションを指定しない場合にのみ有効です。

データ定義画面の[DB連携]タブの「SELECT文(レポート頭書き)」または「SELECT文」に変数「%」を指定した場合に、「%」の置換文字列を指定します。SELECT文(レポート頭書き)用の置換文字列に続けてSELECT文用の置換文字列を指定します。

置換文字列の指定形式については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のSET演算子/SELECT文の置換文字列の指定形式についての記載を参照してください。

SELECT文に変数「%」を指定した場合は、このオプションで置換文字列を必ず指定してください。

注意

  • データ定義画面の[DB連携]タブの「SELECT文(レポート頭書き)」または「SELECT文」中に文字「#」、ワイルドカード「%」は使用できません。文字「#」、ワイルドカード「%」を使用したい場合は、SELECT文に変数「%」を指定し、このオプションで置換文字列として「#」「%」を指定してください。

以下に指定例を示します。この例では、データ定義画面の[DB連携]タブのSELECT文に変数「%」を指定し、帳票の出力時にSELECT文の「%」を文字定数「第一開発部%」に置換しています。

データ定義画面の[DB連携]タブのSELECT文の指定
SELECT  部署名,名前  FROM  社員マスタ  WHERE  部署名  LIKE  '%';
⇒List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラムから起動する場合、以下のように指定します。

「prprint -q "第一開発部%" …」

C言語などのプログラムからシェルを使用しない方法で起動する場合、以下のように指定します。

「prprint -q "第一開発部%" …」

⇒SELECT文の「%」が文字定数「第一開発部%」に置換されます。
SELECT  部署名,名前  FROM  社員マスタ  WHERE  部署名  LIKE   '第一開発部%';

[記述例]

prprintコマンドの記述例については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。

[復帰値]

prprintコマンドの復帰値については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。

[注意]

prprintコマンドを使用する場合の注意事項については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。