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Interstage List Creator V10.5.0 帳票Webサービス機能編
FUJITSU Software

A.5.2 LCParamクラス

帳票出力時に使用する出力属性を保持します。本クラスのインスタンスを、LCWebSvcクラスの帳票出力メソッドにパラメータとして指定します。

コンストラクタの概要

LCParamクラスのコンストラクタを以下に示します。

LCParam()
    LCParam オブジェクトを生成します。

プロパティの概要

LCParamクラスのプロパティを以下に示します。

プロパティの種類

プロパティの概要

バージョン情報

string

version

帳票Webサービスのバージョンを指定します。

認証

string

userName

帳票出力実行時のユーザのアカウントを指定します。

string

password

帳票出力実行時のユーザのアカウントに対応するパスワードを指定します。

string

domain

帳票出力実行時のユーザのアカウントが属するWindowsドメインを指定します。

実行環境

string

fileType

帳票Webサービスの帳票出力の中で実行されるList Creatorの実行環境のコード系を指定します。

出力属性

string

commandLine

出力方法などの出力属性を指定します。List Creatorのprprintコマンド実行時に指定するオプション文字列と同じ形式で指定します。

コンストラクタの詳細

LCParam LCParam()
用途

LCParamオブジェクトを生成します。

プロパティの詳細

バージョン情報に関するプロパティ
string version
用途

帳票Webサービスのバージョンを指定します。

留意事項

必ず “1.0” を指定してください。これ以外の値が指定されると、エラーとなります。


認証に関するプロパティ
string userName
用途

帳票出力実行時のユーザのアカウントを指定します。

留意事項

必ずnullを指定してください。これ以外の値が指定されると、エラーとなります。


string password
用途

帳票出力実行時のユーザのアカウントに対応するパスワードを指定します。

留意事項

必ずnullを指定してください。これ以外の値が指定されると、エラーとなります。


string domain
用途

帳票出力実行時のユーザのアカウントが属するWindowsドメインを指定します。

留意事項

必ずnullを指定してください。これ以外の値が指定されると、エラーとなります。


実行環境に関するプロパティ
string fileType
用途

帳票Webサービスの帳票出力の中で実行されるList Creatorの実行環境のコード系を指定します。

以下の値を文字列で指定します。これら以外の値が指定されると、エラーとなります。

【Windows版】

CODE_SJIS

【Solaris版】

指定値(文字列)

List Creatorの実行環境のコード系

CODE_SJIS

Shift-JIS

CODE_EUC_U90

EUC
富士通のU90コード体系

CODE_EUC_S90

EUC
富士通のS90コード体系

CODE_UTF8

UNICODE(UTF8)

注意

Solaris版】

帳票定義情報を文字コード変換、および情報ファイルを作成するときの文字コード系は、本プロパティで指定した文字コード系を使用してください。

また、LCWebSvcクラスのprprintメソッド、またはprprintRetDataByMemメソッドを使って帳票を出力する場合、帳票の入力データファイル中のデータは、本プロパティで指定した文字コード系で記述してください。


出力属性に関するプロパティ
string commandLine
用途

出力方法などの出力属性を指定します。List Creatorのprprintコマンド実行時に指定するオプション文字列と同じ形式で指定します。

留意事項
  • 本パラメータで指定する文字列の文字数は、1~900文字の範囲で指定してください。

  • 本パラメータで指定された文字列は、帳票出力で使用するList Creatorのprprintコマンドの起動パラメータとして使用されます。
    LCWebSvcクラスのメソッドごとの、指定可能なオプション文字列は以下のとおりです。

    【Windows版】

    LCWebSvcクラスのメソッド

    commandLineに指定できるList Creatorのprprintコマンドのオプション文字列

    Prprint

    全て指定可能。

    PrprintWithFormData

    以下のオプションを除き指定可能。

    • -f オプション(データファイル名)

    • -indatacodeオプション(入力データの文字コード系)

    PrprintRetDataByMem

    以下のオプションを除き指定可能。

    • -atdirectオプション

    • -atmethodオプション(出力方法)

    • -keeppdfオプション(PDFファイル保存時の格納先ファイル名)

    PrprintWithFormDataRetDataByMem

    以下のオプションを除き指定可能。

    • -f オプション(データファイル名)

    • -indatacodeオプション(入力データの文字コード系)

    • -atdirectオプション

    • -atmethodオプション(出力方法)

    • -keeppdfオプション(PDFファイル保存時の格納先ファイル名)

    List Creatorのprprintコマンドに指定可能なオプション文字列については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”のprprintコマンドのオプション文字列の仕様を参照してください。


    【Solaris版】

    LCWebSvcクラスのメソッド

    commandLineに指定できるList Creatorのprprintコマンドのオプション文字列

    prprint

    OWFファイル生成に関するオプション以外は指定可能。

    prprintWithFormData

    以下のオプションを除き指定可能。

    • -f オプション(データファイル名)

    • -indatacodeオプション(入力データの文字コード系)

    • OWFファイル生成に関するオプション

    prprintRetDataByMem

    以下のオプションを除き指定可能。

    • -atdirectオプション

    • -atmethodオプション(出力方法)

    • -keeppdfオプション(PDFファイル保存時の格納先ファイル名)

    • OWFファイル生成に関するオプション

    prprintWithFormDataRetDataByMem

    以下のオプションを除き指定可能。

    • -f オプション(データファイル名)

    • -indatacodeオプション(入力データの文字コード系)

    • -atdirectオプション

    • -atmethodオプション(出力方法)

    • -keeppdfオプション(PDFファイル保存時の格納先ファイル名)

    • OWFファイル生成に関するオプション

    List Creatorのprprintコマンドに指定可能なオプション文字列については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”のprprintコマンドのオプション文字列の仕様を参照してください。

    注意

    Solaris版】

    本パラメータで指定するファイル名、ディレクトリ名、定義体名には、全角文字、および半角カナ文字は指定できません。