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Interstage List Creator V10.5.0 帳票Webサービス機能編
FUJITSU Software

A.3.2 セットアップ

Interstage Application Serverの設定

帳票Webサービスを使用する前に、Interstage Application Serverに帳票Webサービスが動作する環境を設定しておく必要があります。環境設定は「ワークユニットの作成」、「ワークユニットの設定」、および「ワークユニットの起動」により行います。それぞれの作業について説明します。

手順1:Webサーバの設定

  1. Webブラウザで「Interstage管理コンソール」を起動し、rootアカウントでログインします。

  2. 左の画面の[Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[サービス]>[Webサーバ]をクリックします。クリックすると、右の画面に[Webサーバ:状態]が表示されます。

  3. [環境設定]タブをクリックします。クリックすると、右の画面に[Webサーバ:環境設定]が表示されます。この画面で[詳細設定]>[表示]をクリックし、環境設定の値を表示します。もし、[詳細設定]>[詳細設定]の設定値が、項番6の表の値である場合、項番4以降の作業は不要なため、「手順2:ワークユニットの作成」に進んでください。

  4. [状態]タブをクリックします。クリックすると、右の画面に[Webサーバ:状態]が表示されます。この画面で、[停止]ボタンをクリックし、Webサーバを停止します。

    注意

    本操作により、Interstage Application ServerのWebサーバを使用している全ての業務が停止します。

  5. Webサーバ停止後に、[環境設定]タブをクリックします。クリックすると、右の画面に[Webサーバ:環境設定]が表示されます。

  6. [Webサーバ:環境設定]画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[適用]ボタンをクリックします。

    [詳細設定]>[詳細設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    クライアントの同時接続数

    Webサーバの最大同時接続数に、帳票Webサービス機能の最大同時実行数を加えた値を設定してください。

    Webサーバの最大同時接続数の見積もりが困難な場合は、現在の設定値に、帳票Webサービス機能の最大同時実行数を加えた値を設定してください。

    (例)Webサーバの同時接続数が40で、帳票Webサービス機能の最大同時実行数が20の場合は、40+20=60を設定する。

    リクエストメッセージ本体の最大サイズ制限

    0

    ※上記以外の項目は、初期値を使用するため、指定不要です。

  7. 右の画面で[状態]タブをクリックします。クリックすると、右の画面に[Webサーバ:状態]が表示されます。この画面で、[起動]ボタンをクリックし、Webサーバを起動します。

手順2:ワークユニットの作成

  1. Webブラウザで、「Interstage管理コンソール」を起動します。rootアカウントでログインします。

    注意

    手順1:Webサーバの設定」ですでに起動済みなら、それを使用します。

  2. 左の画面の[Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面で、[新規作成]タブをクリックします。

  3. [ワークユニット:新規作成]画面が開きます。この画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[作成]ボタンをクリックします。

    [簡易設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    ワークユニット名

    LCWebService

    [詳細設定]> [IJServer設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    IJServerタイプ

    [WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用]を選択。

  4. 左の画面の[Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[ワークユニット]をクリックし、右の画面に表示されるワークユニット一覧に“LCWebService”が追加されていることを確認してください。

手順3:ワークユニットの設定

  1. [Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面に表示されるワークユニットの一覧のワークユニット名 LCWebService をクリックして、[LCWebService:操作]画面を表示します。

  2. [LCWebService:操作]画面で[配備]タブをクリックし、[LCWebService:配備]画面を表示します。

  3. [LCWebService:配備]画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[配備]ボタンをクリックします。

    [配備設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    配備ファイル

    [サーバ上に格納されているファイルを配備する]を選択し、その下のテキストボックスに、以下を設定する。

    /opt/FJSVoawb/lib/f3gbwbs6.war

    起動指定

    チェックしない

    ※上記以外の項目は、初期値を使用するため、指定不要です。

    [詳細設定]>[Webアプリケーション設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    Webアプリケーション名

    LCWebService

    ※上記以外の項目は、初期値を使用するため、指定不要です。

  4. [LCWebService:配備]画面で、[環境設定]タブをクリックし、[LCWebService:環境設定]画面を表示します。

  5. [LCWebService:環境設定]画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[適用]ボタンをクリックします。

    ※注:ログ出力ディレクトリを変更した場合、[適用]ボタンをクリックすると「以前のログ出力ディレクトリの内容を削除しますか?」のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスが表示された場合は、[OK]ボタンをクリックしてください。

    [ワークユニット設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    プロセス多重度

    1

    クラスパス

    /opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar
    /opt/FJSVisjmx/lib/log4j-1.2.8.jar

    ライブラリパス

    /opt/FJSVoast/lib
    /etc/opt/FSUNiconv/lib (※注:Charset Managerを使用する場合のみ指定する)

    JavaVMオプション

    -Xms16m -Xmx320m

    その他、帳票Webサービスで使用するプロパティの指定が必須です。この指定方法については、A.6 動作設定を参照してください。

    ワークユニット自動起動

    [自動起動する]を選択し、起動ユーザにrootを設定する。

    アプリケーション最大処理時間

    0

    ログ出力ディレクトリ

    [ユーザ指定]を選択し、以下のパスを設定する。

    /var/opt/FJSVoawb/log/wulog

    ※上記以外の項目は、初期値を使用するため、指定不要です。

手順4:ワークユニットの起動

  1. [Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面に表示されるワークユニットの一覧のワークユニット名 LCWebService をクリックして、[LCWebService:操作]画面を表示します。

  2. [LCWebService:操作]画面で[起動]ボタンをクリックします。これでワークユニット “LCWebService”が起動します。

    ワークユニットの起動に失敗した場合は、ワークユニットの作成/設定内容が正しいかどうか確認してください。