明細集団項目とは、データルート配下の、1明細分の子要素をまとめる要素です。
集計表形式、またはフリーフレーム形式の帳票で、明細パーティションに割り当てます。
以下に、XMLファイルおよびDTDファイルの例を示します。例では、<明細>を明細集団項目に指定できます。
<データルート> <集計表> <明細> <データ1>データ</データ1> <データ2> <データ21>データ</データ21> <データ22>データ</データ22> </データ2> </明細> </集計表> </データルート>
<!ELEMENT データルート (集計表*)> <!ELEMENT 集計表 (明細*)> ←*1 <!ELEMENT 明細 (データ1,データ2)> ←*2 <!ELEMENT データ1 (#PCDATA)> <!ELEMENT データ2 (データ21, データ22)> <!ELEMENT データ21 (#PCDATA)> <!ELEMENT データ22 (#PCDATA)>
以下に示す条件を満たしている要素を、明細集団項目に指定できます。
●帳票設計時/帳票出力時共通
List Creatorで扱えるXMLファイルまたはDTDファイルの条件を満たしている
子要素を持つ(上記のDTDファイルの例の*2)
●帳票設計時
DTDファイルを参照する場合、複数回出現可能な子要素を持つ(+または*が付いている)
(上記のDTDファイルの例の*1)
●帳票出力時
1明細分の子要素をまとめる要素(明細集団項目となる要素)が1種類しか存在しない
1明細分の子要素をまとめる要素(明細集団項目となる要素)が2種類以上存在する場合、1種類目のデータはすべて出力できますが、2種類目のデータは1つ目だけしか出力できません。
以下に1明細分の子要素をまとめる要素(明細集団項目となる要素)が2種類存在する例を示します。
この例では、1明細分の子要素をまとめる要素(明細集団項目)が、<日>タグと<従業員>タグの2種類存在します。<日>タグのデータはすべて出力できますが、<従業員>タグのデータは1つ目だけしか出力できません。
1明細分の子要素をまとめる要素(明細集団項目となる要素)までのいずれかの要素と同一階層に、配下のデータ構造が異なる同名の要素が存在しない
以下に1明細分の子要素をまとめる要素(明細集団項目となる要素)までのいずれかの要素と同一階層に、配下のデータ構造が異なる同名の要素が存在する例を示します。
この例では、同一階層に配下のデータ構造が異なる<年>タグ、および<月>タグが存在します。最初の<年>タグ、および<月>タグ配下の<日データ>タグのデータはすべて出力できますが、2つ目の<年>タグ配下の<年データ>タグのデータ、および2つ目の<月>タグ配下の<月データ>タグのデータは出力できません。
注意
明細集団項目1つに対して1明細出力します。そのため、明細集団項目に指定できる要素が階層構造になっている場合は、もっとも低い階層の要素を明細集団項目に指定してください。