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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

15.7.1 出力結果から変更箇所を特定する

帳票定義情報の変更の有無を出力した場合、出力結果「帳票一覧(変更情報:領域とオブジェクト)」に、以下の情報が出力されます。

種類:

領域/オブジェクトの変更の種類が出力されます。

「追加」、「削除」、「変更」のいずれかが出力されます。 (*1)

分類:

領域/オブジェクトの種別が出力されます。

情報:

分類に出力された領域/オブジェクトを特定するための情報が出力されます。

*1:
パーティション罫線、オーバレイ文字、オーバレイ図形を移動した場合、元のオブジェクトを削除して新たなオブジェクトを追加したものとみなされるため、「削除」と「追加」の両方に出力されます。


以下に、「分類」と「情報」に出力される情報の詳細を示します。

分類

情報

フレーム

フレーム名が出力されます。

パーティション

パーティション名が出力されます。

項目

変更情報が、以下の形式で出力されます。

項目名(項目を配置したパーティション名)

以下の項目の情報が出力されます。

  • 数字項目

  • テキスト項目

  • 矩形テキスト項目

  • OCR-B項目

  • ラジオボタン項目

  • チェックボックス項目

  • バーコード項目(U.S. Postal FIM項目を含む)

  • メディア項目

  • 郵便番号項目

  • 非出力項目

  • 集団項目 (伝票形式、タックシール形式、および矩形繰返し形式のボディ部集団項目を含む)

リテラル

変更情報が、以下の形式で出力されます。

項目名(項目を配置したパーティション名)

以下の項目の情報が出力されます。

  • 固定リテラル項目

  • 矩形固定リテラル項目

  • 日付項目

  • 時刻項目

パーティション罫線

変更情報が、以下の形式で出力されます。

パーティション罫線の種別(パーティション罫線を配置したパーティション名、(開始座標)) (*1)

オーバレイ文字

開始座標が出力されます。(*2)

オーバレイ図形

変更情報が、以下の形式で出力されます。

オーバレイ図形の種別(開始座標)(*2)

*1:
開始座標には、パーティション罫線を配置したパーティションの左上からの相対座標がドット単位で出力されます。

*2:
開始座標には、編集画面の左上からの絶対座標がドット単位で出力されます。

「分類」と「情報」に出力される情報から、変更/追加/削除した領域およびオブジェクトを以下の方法で特定することができます。

領域/オブジェクトの種別

特定方法(手順)

フレーム

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)パーティションリストから出力された「フレーム名」を探す。

パーティション

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)パーティションリストから出力された「パーティション名」を探す。

項目

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)パーティションリスト、またはレコードリストから出力された「項目名」を探す。

リテラル

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)パーティションリスト、またはレコードリストから出力された「項目名」を探す。

パーティション罫線

●集計表形式の場合

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)「表示」メニューの「単位設定」で画面の表示単位を「ドット」にする。

3)プロパティリストを表示する。

4)「編集モード」メニューの「編集オブジェクト」の選択で「パーティション罫線」のみ編集対象とする。

5)「編集モード」メニューの「レイアウト作成」の「レイアウト作成(標準)」を選択する。

6)「表示」メニューの「パーティション」の「すべて非表示」を選択する。

7)パーティションリストより出力された配置パーティションを選択し、「表示」メニューの「パーティション」の「パーティションの表示」を選択する。

8)出力された開始座標とステータスバーの位置(マウス座標)を比較し、近い値のパーティション罫線を選択する。

9)プロパティリストに表示される位置と出力された開始座標を確認する。

●フリーフレーム形式の場合

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)「表示」メニューの「単位設定」で画面の表示単位を「ドット」にする。

3)プロパティリストを表示する。

4)「編集モード」メニューの「編集オブジェクト」の選択で「パーティション罫線」のみ編集対象とする。

5)「編集モード」メニューの「レイアウト作成」の「レイアウト作成(標準)」を選択する。

6)「表示」メニューの「パーティション」の「すべて非表示」を選択する。

7)パーティションリストより出力された配置パーティションを選択し、「表示」メニューの「パーティション」の「パーティションの表示」を選択する。

8)配置パーティションが所属するフレームの位置と出力された開始座標を加算し、絶対座標を算出する。

9)算出した絶対座標とステータスバーの位置(マウス座標)を比較する。

10)近い値のパーティション罫線を選択し、プロパティリストに表示される位置と出力された開始座標を確認する。

オーバレイ文字

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)「表示」メニューの「単位設定」で画面の表示単位を「ドット」にする。

3)プロパティリストを表示する。

4)「編集モード」メニューの「編集オブジェクト」の選択で「オーバレイ文字」のみ編集対象とする。

5)出力された開始座標とステータスバーの位置(マウス座標)を比較し、近い値のオーバレイ文字を選択する。

6)プロパティリストに表示される位置と出力された開始座標を確認する。

オーバレイ図形

1)対象の帳票定義情報を帳票様式定義で表示する。

2)「表示」メニューの「単位設定」で画面の表示単位を「ドット」にする。

3)プロパティリストを表示する。

4)「編集モード」メニューの「編集オブジェクト」の選択で「オーバレイ図形」のみ編集対象とする。

5)出力された開始座標とステータスバーの位置(マウス座標)を比較し、近い値のオーバレイ図形を選択する。

6)プロパティリストに表示される位置と出力された開始座標を確認する。