帳票をプリンタに出力する場合の情報を設定します。
図12.2 帳票業務情報のプロパティ画面の印刷タブ
ポイント
以下の設定は、帳票の出力時に指定することもできます。その場合、帳票出力時の指定が優先されます(帳票出力時の指定にしたがって出力されます)。
印刷プリンタ名
給紙方法
給紙口名
印刷部数
両面印刷(印刷面指定)
マルチフォーム出力時の動作(印刷面切り替え指定)
帳票出力時の指定、および指定の優先順序については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
使用する印刷プリンタ名を指定します。印刷プリンタ名は、コンピュータに定義されているプリンタから選択できます。コンピュータに定義されていない印刷プリンタ名(実際に運用する帳票出力サーバに定義されている印刷プリンタ名)を指定することもできます。
指定できる印刷プリンタには、以下のものがあります。
Print Managerの高信頼プリンタ
Print Managerの高信頼リモートプリンタ
ローカルプリンタ
リモートプリンタ
以下の文字は使用できません。
「シャープ(#)」「アスタリスク(*)」「ダブルクォーテーション(")」
注意
印刷用プリンタ以外のプリンタを指定した場合、または通常使うプリンタ・デフォルトプリンタが印刷用プリンタになっていない場合、帳票の出力は正しく行われません。
帳票出力サーバがWindowsの場合、通常使うプリンタは、実行環境(実行するコマンドやコンピュータのログオン状態など)によって異なります。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編を参照してください。
帳票出力サーバがWindowsで、分散出力する(アプリケーションサーバと帳票出力サーバが別コンピュータ)の場合、印刷プリンタにPrint Managerの高信頼リモートプリンタ、リモートプリンタは指定しないでください。指定した場合、帳票の出力時にエラーになります。
ポイント
帳票出力サーバがWindowsの場合、印刷プリンタ名は、プリンタフォルダで表示されるプリンタ名を指定します。ただし、リモートプリンタを使用する場合は、「\\サーバ名\プリンタ名」の形式で指定します。
用紙の給紙方法を指定します。
プリンタ装置(プリンタドライバ)に設定している給紙方法にしたがって出力します。
給紙方法を指定する場合に指定します。
給紙方法を以下のいずれかで指定します。用紙種別が単票の場合のみ指定できます。
・カットシートフィーダ
・ホッパ1
・ホッパ2
・ホッパ3
・ホッパ4
・手差し
・指定なし(*1)
・自動
*1:
帳票出力サーバがWindowsの場合
1つの帳票を出力する場合:
プリンタ装置の設定にしたがいます。
マルチフォーム出力する場合:
各帳票で指定した給紙方法を有効にする場合、1つ前の帳票と同じ給紙方法で出力します。
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合
1つの帳票を出力する場合、マルチフォーム出力する場合にかかわらず、プリンタ装置の設定にしたがいます。
帳票定義情報での給紙方法の指定は、以下の優先順序で有効となります。
1.このタブで指定した給紙口名
2.このタブで指定した給紙方法
なお、帳票出力時の指定を含めた優先順序については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
注意
帳票出力サーバがWindowsで、指定した方法で給紙されない場合は、給紙口名を指定してください。
帳票出力サーバがWindowsで、給紙方法に「指定なし」を指定した場合、給紙口名は無効になります。給紙口名を指定する場合は、「指定なし」以外を指定してください。
帳票出力サーバがWindowsで、給紙方法に「自動」を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に「指定なし」を指定してください。
以下の場合、給紙方法を指定しても無効となります。
・帳票出力サーバがSolarisで、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合
・帳票出力サーバがLinuxで、VSP/PS5000シリーズのプリンタにFNP出力、またはPostScript出力する場合
注意
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、給紙口名はOWFファイル生成時のみ有効になります。
給紙口名は、プリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して、正確に指定してください。
給紙口名の前後に半角空白は指定しないでください。指定した場合、前後の半角空白を削除した給紙口名で動作します。そのため、正しい給紙口から出力されない場合があります。
給紙方法に「指定なし」を指定した場合、給紙口名は無効になります。給紙口名を指定する場合は、給紙方法に「指定なし」以外を指定してください。
帳票に定義されているフォントを別のフォントに置き換えて出力する場合に、[設定]ボタンをクリックして表示される置換フォント設定画面で、置換フォントを設定します。
置換フォント設定画面については、以下を参照してください。
Print Managerの高信頼プリンタまたは高信頼リモートプリンタで、帳票を出力する前に区切りページを出力する場合に、[設定]ボタンをクリックして表示される区切りページ出力設定画面で、区切りページの出力について設定します。
区切りページ出力設定画面については、以下を参照してください。
印刷部数を指定します。
プリンタ装置(プリンタドライバ)に設定している印刷部数にしたがって出力します。
帳票の印刷部数を指定します。
1~999(部)の範囲で指定します。
プリンタがPrint Managerの高信頼プリンタ・高信頼のリモートプリンタの場合は、部単位で印刷ができます。
[部数単位で印刷]ボタンをクリックして表示される部数単位で印刷画面で指定します。
部数単位で印刷画面については、以下を参照してください。
両面印刷するかどうかを指定します。
プリンタ装置(プリンタドライバ)に設定している両面印刷の指定にしたがって出力します。
両面印刷しない場合に選択します。
両面印刷する場合に選択します。
注意
使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は有効になりません(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。
以下の場合、両面印刷はできません。
帳票出力サーバがSolarisで、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合
帳票出力サーバがLinuxで、PostScript出力する場合
マルチフォーム出力時の動作を指定します。
帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するかを指定します。新しい用紙に印刷する場合に、チェックボックスをチェックします。
注意
帳票出力サーバがUNIX系OSで、VSP/PS5000 シリーズのプリンタに出力する場合は、マルチフォーム出力時の動作を指定しても無効となります。
以下の場合、「帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する」チェックボックスをチェックしないでください。チェックした場合、正しく動作しません。
プリンタの段組み印刷機能を使用する場合(List Creatorの段組みを使用した場合は、正しく動作します)
プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合
ポイント
データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE、TPAGE、PAGE-ALL、TPAGE-ALL、BPAGEのいずれかを指定した項目が存在する帳票でマルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定を行った場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。
印刷時にバーコードを補正する場合に、[バーコード補正情報]ボタンをクリックして表示される印刷時のバーコード補正情報設定画面で、バーコード補正情報を設定します。
印刷時のバーコード補正情報設定画面については、以下を参照してください。