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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

6.4.3 スキーマファイル(schema.ini)を利用する

データベースのスキーマファイル(schema.ini)から必要な情報を取得して、項目情報として利用できます。

スキーマファイル(schema.ini)とは

スキーマファイル(schema.ini)とは、テキスト形式のiniファイルで、データベースの項目や構造を定義したファイルです。

スキーマファイル(schema.ini)に定義された項目は、帳票様式情報の新規作成時に帳票様式定義画面のレコードリストで参照でき、編集領域上にドラッグ&ドロップすることで項目を定義できます。

スキーマファイル(schema.ini)からの項目情報の作成

項目情報は、スキーマファイル(schema.ini)の情報から作成されます。

以下に、スキーマファイル(schema.ini)の記述形式とスキーマファイル(schema.ini)から生成される項目情報について説明します。

[セクション名]
  :
  :
Coln="ColumnName"  type [width n]
[セクション名]

データベースのテーブル名です。

帳票様式情報の新規作成時にウィザードで参照できます。

Coln="ColumnName" type [width n]

項目情報を記述するセクションです(nは数字)。

ColumnName

項目名となります。

同じ項目名が存在する場合、元の項目名に 4 桁の数字が付加されます。

Text  →  Text0001

type

項目種別は、typeにしたがって作成されます。

作成される項目種別は以下のとおりです。

表6.2 スキーマファイル(schema.ini)から作成される項目種別

スキーマファイル(schema.ini)のtype

項目種別

Bit

Bit型

数字項目(Numeric)

Byte

バイト型

Short

整数型

Integer

Long

長整数型

Currency

通貨型

Single

単精度浮動小数点数型

Double

倍精度浮動小数点数型

Float

DateTime

日付/時刻型

Date

日付型

Text

テキスト型

テキスト項目(MText)

Char

Memo

メモ型

矩形テキスト項目(RectMText)

LongChar

[width n]

項目長となります(nは数字)。

省略されている場合、「12」が指定されます。

widthの値が項目種別の最大長を超えた場合、その項目種別の最大長が指定されます。

注意

  • ColumnNameがList Creatorの命名規約にしたがっていない場合、命名規約にしたがった名前に変更されます。すべての文字が命名規約に沿っていない場合は、以下の名前に変更されます。

    • ColumnNameが数字項目の場合
      「Numeric」に4桁の連番が付加されます。

      例)Numeric0001

    • ColumnNameがテキスト項目の場合
      「Text」に4桁の連番が付加されます。

      例)Text0001

    List Creatorの命名規約については、デザイナヘルプを参照してください。