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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

1.3.1 領域(部)の情報とは

List Creatorの帳票は、いくつかの領域で構成されています。帳票形式によって、領域の種類や数、名称などが異なります。

1.3.1.1 帳票形式ごとの領域について

以下に、帳票形式ごとに構成される領域(部)の情報について説明します。

伝票形式/矩形繰返し形式

大きくわけて「ヘッダ部」「ボディ部」「テイル部」という3つの領域から構成されます。

これらの領域は、定義した場合は常に出力されます。

カード形式/タックシール形式の場合

カード形式やタックシール形式などは、帳票全体がボディ部にあたる1つの領域から構成されます。

集計表形式

「パーティション」と呼ばれる領域から構成されています。

パーティションは、出力するタイミングや条件を指定することができる領域です。

パーティションは様々な種類があり、それぞれに特長や機能をもっています。

パーティションの詳細は、以下を参照してください。

⇒“1.3.1.2 パーティション(フレームパーティション)とフレーム

フリーフレーム形式

「ヘッダ(HEAD)」、「ボディ(BODY)」および「フッタ(FOOT)」というパーティションから構成されます。

さらに、「ボディ」内に「フレーム」という領域を定義し、その範囲内で「フレームパーティション」というパーティションを定義できます。

フレーム、フレームパーティションの詳細は、以下を参照してください。

⇒“1.3.1.2 パーティション(フレームパーティション)とフレーム

1.3.1.2 パーティション(フレームパーティション)とフレーム

パーティションは、帳票形式が集計表形式、またはフリーフレーム形式の場合に定義できる領域です。

オブジェクトなどを配置する領域で、その領域を出力するかどうか、また出力するときの条件などを指定し、領域単位に出力に関する制御を行うことができます。

フリーフレーム形式の場合は、「ヘッダ(HEAD)」、「ボディ(BODY)」、および「フッタ(FOOT)」というパーティションがあり、項目などを定義するボディ(BODY)パーティションには、フレームという領域を定義することができます。

定義したフレームの範囲内に、さらにパーティション(フレームパーティション)を定義することができるので、集計表形式と異なり、複数のフレームに明細を出力して 2 段組レイアウトなどを定義することができます。

また、パーティションには、常に固定の位置に出力されるパーティション(固定パーティション)と、入力データや出力時の条件によって出力位置やサイズが変わるパーティション(浮動パーティション)があります。

パーティション、フレーム、フレームパーティションの詳細は、デザイナヘルプ、または以下を参照してください。

⇒“1.4 帳票形式とは

ポイント

  • 本書では、特に断り書きがない限り、集計表形式のパーティション、フリーフレーム形式のパーティション(ヘッダ、ボディ、フッタ)、およびフレームパーティションのことを「パーティション」と呼びます。

  • パーティション内にパーティション罫線を定義すると、パーティションの出力時のみ定義した罫線や枠などを出力することができます。パーティション罫線については、以下を参照してください。

    ⇒“1.3.2.3 パーティション罫線(パーティション罫線・パーティション枠)