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Interstage List Creator V10.5.0 解説編
FUJITSU Software

4.2.1 コネクタ連携型

帳票の生成処理を行うアプリケーションサーバと、帳票の出力処理を行う帳票出力サーバを別々のコンピュータで行い、アプリケーションサーバの負荷を分散する形態です。

コネクタ連携型では、帳票出力サーバで帳票を出力するだけでなく、生成した帳票(PDFファイル、OWFファイル、Excelファイル、およびTIFFファイル)をアプリケーションサーバ側に転送して保存したり、帳票出力サーバ側でそのまま保存したりできます。

図4.2 コネクタ連携型

  1. Windows上で設計した帳票定義情報を、FTPなどを利用してアプリケーションサーバ上に配置します。

  2. ユーザアプリケーションは、List Creatorの入力データを作成します。

  3. ユーザアプリケーションは、List Creatorのコネクタ連携を実行します。
    コネクタ連携には、以下のインタフェースが使用できます。

    • コマンド(prputex コマンド)

    • Javaインタフェース

    • .NETインタフェース

    • CFXカスタムタグインタフェース(ColdFusion MX)

    • COBOL インタフェース

  4. アプリケーションサーバ上のList Creatorは、2で作成した入力データと、 1で配置した帳票定義情報を帳票出力サーバに転送します。転送時にデータを圧縮できます。

  5. 帳票出力サーバ上のList Creatorは、4で転送された入力データと、4で転送された帳票定義情報にしたがって帳票を出力します。

  6. 帳票出力サーバ上で生成したPDFファイル、OWFファイル、Excelファイル、またはTIFFファイルを、アプリケーションサーバに転送(配置)します。

    ポイント

    帳票定義情報を、あらかじめ帳票出力サーバに配置しておくこともできます。