帳票保守機能とは、List Creator デザイナを使用して、帳票定義情報を一元管理したり、帳票定義情報をメンテナンスしたりする機能です。
帳票定義一覧画面には、表示している帳票格納ディレクトリに保存されている帳票定義情報だけが表示されます。そのため、帳票定義情報を種類ごとに分類して帳票格納ディレクトリに保存しておくと、関連する帳票定義情報だけを表示できます。
帳票定義一覧画面では、帳票定義情報の変名、削除、複製、および出力イメージの確認ができます。また、出力方法ごとに帳票定義情報の一覧を切り替えて表示することもできます。
帳票定義一覧画面では、帳票を管理するための以下の機能があります。
帳票一覧の出力
帳票様式情報の仕様印刷
帳票一覧の出力とは、帳票定義一覧画面に表示されている帳票定義情報の一覧を印刷、またはファイル(PDFファイル、Excelファイル、テキストファイル)に出力する機能です。
また、帳票定義情報の一覧に加えて、帳票格納ディレクトリと変更前の帳票定義情報が格納されているディレクトリと比較し、変更の有無を出力することもできます。
作成した帳票定義情報の帳票様式情報を、仕様の一覧(仕様書)として印刷、PDFファイル、またはExcelファイルに出力することができます。出力した仕様の一覧は、納品・保守作業を行う場合に有効活用できます。
帳票様式情報の仕様印刷で出力される情報は、以下の5つです。
帳票の出力イメージを出力します。
帳票レイアウト全体に関する情報を出力します。
帳票レイアウト情報に定義されている項目に関する情報を出力します。出力形式には、「通常形式」と「一覧形式」の2つがあります。
出力対象とする項目は、固定リテラルを含めた全項目か、固定リテラル(日付項目、時刻項目を含む)を除く項目のどちらかを選択できます。
パーティションに関する情報を出力します。パーティション仕様は、フリーフレーム形式および集計表形式の帳票のみ出力できます。
フリーフレーム形式の帳票の場合、フレーム単位でパーティション情報が出力されます。
入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV 形式」の場合に、入力データを設計するときに必要な情報を出力します。
運用中に発生する帳票業務情報の変更や、帳票様式情報の変更を、帳票定義一覧画面または帳票様式定義画面で容易に行うことができます。
帳票業務情報の変更
帳票の出力方法や出力時の動作の変更は、帳票業務情報のプロパティ画面を表示して、簡単に行うことができます。
プロパティ画面は、以下のいずれかの方法で表示できます。
帳票定義一覧画面から表示する場合、帳票定義一覧画面で変更する帳票定義情報を選択して、ツールバーの[帳票のプロパティ]ボタンをクリックします。
複数の帳票定義情報を選択して、帳票のプロパティ画面を表示すると、帳票業務情報を一括して変更できます。
帳票様式定義画面から表示する場合、帳票様式画面の標準ツールバーの[帳票業務情報の設定]ボタンをクリックするか、または[ファイル]-[帳票業務情報の設定]を選択します。
帳票様式情報の変更
帳票のレイアウト情報などの変更は、帳票定義一覧画面で、変更する帳票定義情報を開いて行います。複数の項目を選択すると、項目情報を一括して変更できます。