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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

B.1.2 isibpelgenturnback

機能説明

ビジネス・プロセス実行環境でBPEL定義をシミュレーション実行する場合に使用します。Webサービスを呼び出さずに復帰値を返すための定義(折り返し定義)のひな型を作成します。

MIME BindingおよびRPC/encodedを使用していないWSDLが使用できます。

折り返し定義のひな型ファイルの内容は、Webサービスから返却されるHTTPレスポンスのBody部の内容です。Webサービスが一方向型(one-way)の場合、ひな型ファイルは空ファイルとなります。

折り返し定義のひな型ファイルは、Webサービスのオペレーションごとに1つのファイルとして生成されます。オペランドに指定したWebサービスのWSDL定義に複数のオペレーションが含まれている場合には、オペレーション毎にファイルが作成されます。

折り返し定義のひな型ファイルのファイル名は、WebアプリケーションのサービスエンドポイントのURLをURLエンコードした文字列に、“@”、オペレーション名、および“.xml”を連結したものです。

形式

isibpelgenturnback [--dir outputdir] wsdl-path

引数

表B.3 引数の一覧

引数

説明

--dir outputdir

指定されたディレクトリを格納先として折り返し定義のひな型ファイルを出力します。outputdirは存在している必要があります。

本引数が省略された場合は、カレントディレクトリ配下に、折り返し定義のひな型ファイルが出力されます。

wsdl-path

WebサービスのWSDL定義を指定します。

復帰値

表B.4 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

上記以外

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

使用例

isibpelgenturnback WebService001.wsdl

折り返し定義のひな型の内容の例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/">
   <soapenv:Body>
      <executeResponse xmlns="http://sample">
         <executeReturn></executeReturn>
      </executeResponse>
   </soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>