インスタンスの作成方法には以下の2種類があります。
複数のインスタンスを作成する方法
インスタンスは、複数作成することができます。WebAdminでインスタンスを複数作成する場合は、メモリの使用量を調整する必要があります。調整方法は、“WebAdminがメモリ量に応じて自動的に設定しているパラメータ”を参照してください。
WebAdminでセットアップできない機能
以下の機能については、WebAdminではセットアップできません。WebAdminでインスタンスを作成した後に、“運用ガイド”に記載された各機能のマニュアルにしたがって、追加のセットアップ作業を行ってください。
透過的データ暗号化による格納データの保護
注意
initdbコマンドで作成したインスタンスは、WebAdminでは管理できません。
WebAdminで作成したインスタンスを削除する場合、必ずWebAdminを使用して削除してください。WebAdminの管理情報を削除できないことにより、WebAdminがインスタンスの異常であると判断します。
インスタンスを作成すると、template0、template1というデータベースが自動的に作成されます。
このデータベースは、その後に作成されるデータベースのひな形として使われます。また、postgresという名前のデフォルトのデータベースが自動的に作成されます。このデータベースはFUJITSU Enterprise Postgresのコマンドで使用します。したがって、これらのデフォルトで作成されるデータベースに対して削除を行わないようにしてください。
WebAdminを使用したインスタンスの作成に成功すると、以下のWindowsサービスが登録されます。
fsep_バージョン_エディション_アーキテクチャ_ユーザ名_インスタンス名
Windowsサービスには、インスタンス管理者のアカウントとパスワードが登録されます。
このアカウントに対するパスワードを変更した場合は、サービスに登録されているパスワードも変更する必要があります。
Windowsサービスに登録されているプロパティ画面で変更してください。
データベースサーバのOSの起動・停止と連動したインスタンスの起動・停止方法を変更するには“4.5.2 インスタンスの自動起動・停止の設定”を参照してください。