イベントログにエラーログを出力する場合の準備操作について説明します。
イベントログにエラーログを出力する場合、前もってイベントソース名の登録を行ってください。
イベントソース名の登録を行わない場合、イベントログに出力されるメッセージの内容が不完全になることがあります。
以下のコマンドでは、イベントログが“FUJITSU Enterprise Postgres”というデフォルトのイベントソース名で出力される場合があるため、あらかじめ、このデフォルトのイベントソース名を登録してください。
pg_ctlコマンド
pgx_dmpallコマンド
pgx_rcvallコマンド
以下はデフォルトのイベントソース名で64ビット製品のDLLを登録する例です。
regsvr32 "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<xy>server64\lib\pgevent.dll"
マルチインスタンスの場合
イベントログに出力するメッセージをインスタンスごとに識別できるように、ユーザが命名した任意のイベントソース名に対してメッセージを出力することができます。
以下はイベントソース名を“FUJITSU Enterprise Postgres inst1”として64ビット製品のDLLを登録する例です。
regsvr32 /n /i:" FUJITSU Enterprise Postgres inst1" "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<xy>server64\lib\pgevent.dll"
インスタンスごとにパラメタの編集が必要ですので、インスタンスを作成してから、“4.5.1 エラーログの設定”を参照して、設定を行ってください。
なお、WebAdminを使用してインスタンスを作成する場合は、本操作は不要です。
マルチバージョンインストールの場合
同じマシン上にFUJITSU Enterprise Postgresがすでにインストールされている場合は、レジストリエディタより以下のキーを検索し、登録されているDLLのパスを控えてください。その後、デフォルトのイベントソース名で、新たにDLLを登録してください。
ここで控えたDLLのパスは、アンインストール時にデフォルトのイベントソース名を再登録する際に使用します。
FUJITSU Enterprise Postgres
参照
イベントソース名の登録方法の詳細については、“PostgreSQL文書”の“サーバの管理”の“Windows における Event Log の登録”を参照してください。