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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

第5章 マルチサーバ構成のセットアップ(負荷分散装置による負荷分散構成)

ここでは、以下のようにIMAPSのシステムを構築するうえで信頼性や性能を向上するために複数のサーバで業務を行うマルチサーバ構成をセットアップする方法を説明します。

マルチサーバ構成は、地区や部門ごとにサーバを独立させたい場合や、顧客(クライアント)数の増加に対応する場合に、複数のサーバを分散(スケールアウト)して配置させシステムを構築します。

マルチサーバ構成では、複数のサーバの間で情報を共有するために共用のリポジトリを準備する必要があります。共用のリポジトリとしてSymfoware(オープンインタフェース)を使用してシステムを構築してください。

マルチサーバ構成

セットアップ手順
  1. Symfoware Serverのセットアップ
  2. プッシュ基盤サーバのセットアップ
  3. IMAPSサーバのセットアップ
  4. IMAPS業務サーバのセットアップ
  5. 双方向通信サービスのセットアップ

参考

各コマンドの詳細については、"運用ガイド""コマンドリファレンス"を参照してください。

注意

サーバのFQDNやIPアドレスは一度公開した後に変更した場合、利用者に配布済みのアプリケーションから接続できなくなるため、できるだけ変更せずに運用してください。

特にIMAPSプッシュを使用する場合、imsetupコマンドの-hostオプションには、FQDNの指定を推奨します。

IMAPSサーバのIPアドレスが変更となった場合でも、DNSなどの設定でFQDNに対応したIPアドレスを変更して、IMAPSプッシュを利用するアプリケーションを継続して利用できます。