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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

4.2.4.2.1 IMAPSサーバの設定

クライアントアプリケーション/業務サーバとIMAPSサーバ間の通信をSSLに設定します。

  1. IMAPSサーバのサイト証明書を作成します。

    IMAPSサーバが使用するサイト証明書には、テスト用サイト証明書と運用向け証明書があります。用途によって、どちらかを作成してください。

    テスト用サイト証明書による証明書環境の作成

    imcreatetestenvコマンドを使用して証明書環境の作成を行います。

    テスト用サイト証明書は、テスト環境でのみ利用できます。運用環境では利用できません。

    参考

    imcreatetestenvコマンドの詳細は"運用ガイド""コマンドリファレンス"を参照してください。

    注意

    テスト用サイト証明書を使用する場合は、クライアント設定ファイルのssl.noVerifyをtrueに設定してください。 クライアント設定ファイルの詳細は"アプリケーション開発ガイド""クライアント設定ファイル"を参照してください。
    運用向け証明書環境の作成
    1. IMAPSサーバのサイト証明書を用意します。

      作成例は、C.2 証明書、秘密鍵の作成を参照してください。

    2. imihsregistupinコマンドで、ユーザーPINをユーザーPIN管理ファイルに登録します。

      参考

      imihsregistupinコマンドの詳細は"運用ガイド""コマンドリファレンス"を参照してください。

      実行例

      imihsregistupin -f d:\sslenv\upinfile -d d:\sslenv\slot

      注意

      セキュリティ対策のため、エクスプローラのファイルプロパティを使用して、以下の手順でユーザーPIN管理ファイルのアクセス権限を変更することを推奨します。
      1. エクスプローラを起動します。
      2. ユーザーPIN管理ファイルを選択して右クリックします。
      3. [プロパティ]をクリックします。
      4. [セキュリティ]タブをクリックします。
      5. プロパティの[セキュリティ]画面で、以下のグループ以外の[アクセス許可]設定に[拒否]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
        • Administrators
        • SYSTEM
    3. imcreatesslenvコマンドで、SSLの設定をします。

      参考

      imcreatesslenvコマンドの詳細は"運用ガイド""コマンドリファレンス"を参照してください。

      実行例

      imstopservice
      imcreatesslenv -token Token01 -userpin d:\sslenv\upinfile -envdir d:\sslenv -nns SiteCert
      imstartservice