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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 解説書
FUJITSU Software

2.5.2 共通API(サーバ)

サーバ側のアプリケーション開発用として、以下のAPIを提供しています。
  • メッセージ送信API

    メッセージ送信APIは、パラメーターで指定した宛先(スマートデバイスにインストールされているアプリケーション)に対してメッセージを送信します。

    GCM、APNs、WNSでは送信できるメッセージの長さなど仕様が異なるため、従来は送信先にあわせてアプリケーションを準備する必要がありました。

    アプリケーションは、IMAPSが提供する共通APIを使用することにより、送信先のスマートデバイスの種類を意識せずに、一度に複数の宛先に同時に送信することができます。

    メッセージ送信APIでは、各プッシュサービスが持つ付加機能も指定できます。(例:APNsのバッジの表示や音制御、GCMのメッセージ生存時間、IMAPSプッシュのメーラーなどアプリケーションの起動など)

    IMAPSサーバからGCM、 APNs、WNSへ送信するまでの間にプロキシが存在する場合、プッシュプロパティファイル(impush.properties)の設定が必要です。詳細は"運用ガイド"の"プッシュプロパティファイル(impush.properties)"を参照してください。

  • 蓄積メッセージ参照API
    IMAPSプッシュ利用時には、例えば以下のような理由により宛先に届いておらず、プッシュ通知基盤に蓄積されたままのメッセージを参照することができます。
    • 電波の届かない場所にいるなど、オフラインである
    • スマートデバイスを起動していない
    • プッシュ通知の受信を無効にしている

    このような場合、代わりに他の従業員に指示のメッセージを通知する、または、メッセージが届いていない従業員には他の連絡手段を用いるなど、業務の効率化やリスクの削減に役立ちます。