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Interstage AR Processing Server V1.1.1 概説書
FUJITSU Software

1.5.1 ARデータ管理(サーバオーサリング含む)

ARデータ管理クライアントから行うARマーカーやシナリオ、シーンの管理や、サーバオーサリングの動作イメージについて説明します。データ管理コンソールにARデータ管理クライアントのブラウザからアクセスし、Interstage AR Processing Serverのサーバに情報を格納します。

ARデータ管理の基本的な流れを以下に説明します。

  1. データ管理コンソールにログインします。
  2. 要件定義の結果に応じて、シナリオやシーンを作成します。
  3. AR重畳表示コンテンツやタップアクションなどに使用するファイルをサーバに登録します。
  4. サーバオーサリングによりAR重畳表示定義を作成します。
    図 1.13 ARデータ管理の基本的な動作イメージ例

データ管理
ARマーカーやシナリオ、シーン、AR重畳表示定義の情報を管理します。
ARマーカーテーブル
Interstage AR Processing Serverのサーバにて、ARマーカーの状態や設置場所など、ARマーカーに関する情報を管理するためのテーブルです。

表 1.1 ARマーカーテーブルの例

ARマーカーID

設置場所

1

A棟2F201室

 

2

A棟2F201室

 

3

   
シナリオテーブル
Interstage AR Processing Serverのサーバにて、シナリオIDやシナリオ名、登録日時などシナリオに関する情報を管理するためのテーブルです。

表 1.2 シナリオテーブルの例

シナリオID

シナリオ名

10

運転業務

 

20

部品交換業務

 
シーンテーブル
Interstage AR Processing Serverのサーバにて、シーンIDやシーン名、親となるシナリオID、登録日時などのシーンに関する情報を管理するためのテーブルです。

表 1.3 シーンテーブルの例

シーンID

シナリオID

シーン名

201

20

部品交換業務手順1

 

202

20

部品交換業務手順2

 
AR重畳表示定義テーブル
重畳表示定義を格納したテーブルです。ARマーカーIDやシナリオID、シーンIDやコンテンツや配置情報などを格納します。

表 1.4 AR重畳表示定義テーブルの例

ID

認識方法

シナリオID

シーンID

AR重畳表示コンテンツ

配置情報

1

ARマーカー

20

201

"センサー情報"

 

2

ARマーカー

20

202

"注意事項"

 

3

ARマーカー

20

202

"sample0.jpg"

 

4

位置情報

20

202

"sample1.jpg"

 
ファイルデータ管理
AR重畳表示コンテンツに使用される画像ファイルや3Dモデルファイル、タップアクションで呼び出されるPDFファイルなどのファイルを登録、管理します。