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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.4 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

3.5.1 Tierプールの作成

Tierプールに指定できる項目は以下のとおりです。

Tierプールの基本設定項目

項目名

指定
(注1)

説明

プール名

必須

作成するTierプールの名称(ETERNUS SFシステムで一意となる名前)を指定します。

任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。

ポリシー名

任意

作成するTierプールと関連付ける階層化ポリシーを指定します。
プルダウンリストに表示される、定義済みの階層化ポリシーから選択します。(注2)

プールの警告閾値

任意

Tierプールの空き容量を監視するため、Tierプールの使用率の閾値(%)を、5~99の範囲の10進数で指定します。デフォルトは"90"です。
[プールの注意閾値]より大きな値を指定してください。

この閾値を上回ったときは、SNMPトラップによって警告通知されます。

Tierプールの使用率が90%を超えた場合、Tierプールを使用できますが、評価・再配置を正しく完了できません。

プールの注意閾値

任意

Tierプールの空き容量を監視するため、Tierプールの使用率の閾値(%)を、0または5~80の範囲の10進数で指定します。デフォルトは"75"です。
[プールの警告閾値]より小さな値を指定してください。

この閾値を上回ったときは、SNMPトラップによって注意通知されます。

"0"を指定した場合、または、[プールの注意閾値を設定しない]のチェックボックスをチェックした場合、プールの注意閾値は無効になります。

暗号化状態

必須

作成するTierプールを暗号化Tierプールとするか否かを指定します。
デフォルトは、"No"(暗号化しない)です。

暗号化Tierプールとする場合は、"Yes"を選択します。

CMを指定する

任意

必要に応じて、作成するTierプールのCMを指定します。

デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。

TierプールのCMを指定するには、チェックボックスをチェックします。ストレージ装置に存在するCMが表示されるので、その中から選択します。

階層数

任意

作成するTierプールの階層数を指定します。2または3を選択できます。
デフォルトは"2"です。(注2)

ディスク選択

任意

サブプールを構成するディスクの選択方法を指定します。
"Auto"(自動選択)または"Manual"(手動選択)を選択できます。
デフォルトは"Auto"です。

"Auto"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプール/Highサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールの必要最低容量を指定する必要があります。

"Manual"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプール/Highサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールを構成するディスクを指定する必要があります。

注1: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。
注2: 1階層Tierプールの作成時は、指定できません。

サブプールの設定項目

Tierプールの作成方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールの作成」を参照してください。

ポイント

  • ETERNUS SFシステムで複数のTierプールを作成できます。

  • 1つのTierプールに設定できる階層化ポリシーは、1つだけです。

ストレージ装置に作成されているTierプールを再利用することも可能です。「3.5.2 装置に作成されているTierプールの再利用」を参照してください。