Tierプールに指定できる項目は以下のとおりです。
項目名 | 指定 | 説明 |
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プール名 | 必須 | 作成するTierプールの名称(ETERNUS SFシステムで一意となる名前)を指定します。 任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。 |
ポリシー名 | 任意 | 作成するTierプールと関連付ける階層化ポリシーを指定します。 |
プールの警告閾値 | 任意 | Tierプールの空き容量を監視するため、Tierプールの使用率の閾値(%)を、5~99の範囲の10進数で指定します。デフォルトは"90"です。 この閾値を上回ったときは、SNMPトラップによって警告通知されます。 Tierプールの使用率が90%を超えた場合、Tierプールを使用できますが、評価・再配置を正しく完了できません。 |
プールの注意閾値 | 任意 | Tierプールの空き容量を監視するため、Tierプールの使用率の閾値(%)を、0または5~80の範囲の10進数で指定します。デフォルトは"75"です。 この閾値を上回ったときは、SNMPトラップによって注意通知されます。 "0"を指定した場合、または、[プールの注意閾値を設定しない]のチェックボックスをチェックした場合、プールの注意閾値は無効になります。 |
暗号化状態 | 必須 | 作成するTierプールを暗号化Tierプールとするか否かを指定します。 暗号化Tierプールとする場合は、"Yes"を選択します。 |
CMを指定する | 任意 | 必要に応じて、作成するTierプールのCMを指定します。 デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。 TierプールのCMを指定するには、チェックボックスをチェックします。ストレージ装置に存在するCMが表示されるので、その中から選択します。 |
階層数 | 任意 | 作成するTierプールの階層数を指定します。2または3を選択できます。 |
ディスク選択 | 任意 | サブプールを構成するディスクの選択方法を指定します。 "Auto"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプール/Highサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールの必要最低容量を指定する必要があります。 "Manual"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプール/Highサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールを構成するディスクを指定する必要があります。 |
注1: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。
注2: 1階層Tierプールの作成時は、指定できません。
「Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]に"Auto"を指定した場合
項目名 | 指定 | 説明 |
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FTSP名 | 任意 | サブプールの名称(ストレージ装置内で一意となる名前)を指定します。 任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。 |
ディスク種別 | 必須 | サブプールを構成するディスクの種別を指定します。 プルダウンリストに表示されるディスク種別(Online、Nearline、SSD、SED-SAS、Online SED、Nearline SED、SSD SED)から選択します。 |
信頼性 | 必須 | サブプールのRAIDレベルを指定します。プルダウンリストに表示される、以下のどれかを選択します。
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ディスク選択 | 任意 | [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"を選択した場合、サブプールを構成するRAIDグループのディスクの自動選択の方法を、以下のどちらかの方法で指定します。
[信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"以外を選択した場合は、指定不要です。 |
必要最低容量 | 必須 | サブプールとして最小限必要な容量を指定します。 |
CMを指定する | 任意 | 「Tierプールの基本設定項目」の[CMを指定する]でCMを指定した場合だけ、必要応じて、サブプールを構成するRAIDグループのCMを指定します。 デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。Tierプールに指定したCMの中から任意のCMが設定されます。 CMを指定するには、チェックボックスをチェックします。「Tierプールの基本設定項目」の[CMを指定する]で指定したCMが表示されるので、その中から選択します。指定できるCMは、2つまでです。 |
注: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。
「Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]に"Manual"を指定した場合
項目名 | 指定 | 説明 |
---|---|---|
FTSP名 | 任意 | サブプールの名称(ストレージ装置内で一意となる名前)を指定します。 任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。 |
ディスク種別 | 必須 | サブプールを構成するディスクの種別を指定します。 プルダウンリストに表示されるディスク種別(Online、Nearline、SSD、SED-SAS、Online SED、Nearline SED、SSD SED)から選択します。 |
信頼性 | 必須 | サブプールのRAIDレベルを指定します。以下から選択します。
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Fast Recovery構成 | 任意 | [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"を選択した場合、Fast Recovery構成を選択します。ここで指定した構成のDisk数でRAID グループを作成する必要があります。 [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"以外を選択した場合は、指定不要です。 |
ディスク | 必須 | サブプールを構成するRAIDグループのディスクを指定します。 |
ストライプデプス | 任意 | サブプールを構成するRAIDグループの1ストライプにおけるディスクあたりのサイズ(KB)を指定します。デフォルトは"64"です。 指定可能なストライプデプスは、[信頼性]とRAIDグループのディスク数に依存します。
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CMを指定する | 任意 | 「Tierプールの基本設定項目」の[CMを指定する]でCMを指定した場合だけ、必要応じて、サブプールを構成するRAIDグループのCMを指定します。 デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。Tierプールに指定したCMの中から任意のCMが設定されます。 CMを指定するには、チェックボックスをチェックします。「Tierプールの基本設定項目」の[CMを指定する]で指定したCMが表示されるので、その中から選択します。指定できるCMは、1つだけです。 |
注: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。
Tierプールの作成方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールの作成」を参照してください。
ポイント
ETERNUS SFシステムで複数のTierプールを作成できます。
1つのTierプールに設定できる階層化ポリシーは、1つだけです。
ストレージ装置に作成されているTierプールを再利用することも可能です。「3.5.2 装置に作成されているTierプールの再利用」を参照してください。