自システムの/etc/hostsファイルには、伝送路二重化機能で使用するすべてのホスト名とIPアドレスが定義されていなければいけません。
MTU長を変更することはできません。
マルチキャストIPアドレスは使用できません。
IPv6-IPv4トンネリング用インタフェース(sitX)は使用できません。
クラスタ登録した仮想インタフェースを利用者が個別に活性化/非活性化しても、インタフェース状態監視機能により、運用上の本来の状態に復元します。
上位アプリケーションとして、DHCP(サーバ機能およびクライアント機能)は使用できません。
GS連携方式を使用する場合には、必ず通信相手ホスト監視機能を設定してください。設定方法については“7.15 hanetobservコマンド”を参照してください。
GS連携方式を使用する場合には、必ず仮想ゲートウェイを設定してください。設定方法については“7.14 hanetgwコマンド”を参照してください。
GS連携方式は、LinuxサーバとSolarisサーバ間との通信には利用できません。
同一クラスタ内で、複数のGLSの引継ぎ仮想IPアドレスを設定する場合、通信相手としてGSの同一の仮想IPアドレスを設定しないでください。なお、異なるクラスタ間で設定することは可能です。
GS連携方式の仮想IPアドレスは、通信相手であるGSの仮想IPアドレスと異なるネットワークアドレスを設定してください。
GS連携方式で使用する仮想IPアドレスは、すべて異なるネットワークアドレスを持つように設定してください。
GLSとGS間でルータを経由して通信する場合、GLSに隣接するルータがRIPv1でGSの仮想IPに対する経路を広報するようにしてください。
GS連携方式でリモートネットワーク通信(ルータを経由する通信)を行う場合は、GSの仮想IPアドレス、GLSの仮想IPアドレス、 物理IPアドレスに対して同じネットマスクを設定してください。
GS連携方式で隣接通信(ルータを経由しない通信)を行う場合は、 GSの仮想IPアドレス、GLSの仮想IPアドレス、物理IPアドレスに対して同じネットマスクを設定することを推奨します。異なるネットマスクを使用する場合は、以下の条件を満たすようにしてください。
物理IPのネットマスク長がすべて同一である。
ホストとサーバの仮想IPのネットマスク長が同一で、かつ、物理IPよりもネットマスク長が長い。
GS連携方式では、タグVLAN機能を使用することはできません。
GSがホットスタンバイ構成の場合、GSからTNOTIFYコマンドによるダウン通知を受信したノードを通信相手先として認識します。
GSからGLSあてにTNOTIFYコマンドを実行した場合、GLSは処理結果80を返します。
GS連携方式で論理仮想IPアドレスを送信元として使用する場合、アプリケーション側で送信元となる論理仮想IPアドレスをbind関数で固定する必要があります。
SR-IOV機能により作成されたインタフェースは使用できません。
クラスタ構成の場合、通信相手のGSがすべて停止したときにフェイルオーバを発生させないようにするため、通信相手ホスト監視情報として、運用ノード、待機ノード、および隣接するスイッチを設定してください。設定方法については“7.15 hanetobservコマンド”を参照してください。