NIC切替方式において、待機パトロール機能を使用することにより、“プライマリインタフェース復旧後即座に自動的に切戻しを行う。”または、“現使用中のセカンダリインタフェースに異常が発生した時に切戻しを行う。”を設定することができます。図2.39 自動切戻し機能に、自動切戻し機能の動作概要図を示します。
図2.39 自動切戻し機能
監視先としてHUB以外の機器を指定すると、通信経路の異常発生箇所によっては、プライマリインタフェース復旧後、即座に自動的に切戻しが行われない場合があります。
従って、即時切戻しを行いたい場合には、必ず監視先としてHUBを指定してください。
注意
異常となったインタフェースを復旧後、待機パトロールにより復旧が検出される(885番のメッセージが出力される)前に、使用中のインタフェースが異常となった場合は、NICの切戻しが行われません。この場合、インタフェースが両系異常となりますので、“4.5.2 NIC切替方式における伝送路異常発生時の復旧手順”を参照し、インタフェースの復旧を行ってください。