サーバの高負荷状態やシステムリソースの不足などの原因により、管理ネットワーク兼ログ転送用ネットワークが一時的に通信異常となる場合があります。これにより、サーバが健全な状態にもかかわらず誤ってスプリットブレインを発生させる危険性があります。
スプリットブレインとは、一時的に両サーバがプライマリサーバとして動作してしまうために、両サーバでデータの更新業務が行われる現象をいいます。
WebAdminを利用したスプリットブレインの検知方法
以下の条件の場合にスプリットブレインが発生している可能性があります。“3.8.4 最適な異常監視による縮退運転を行うためのチューニング”の“スプリットブレインの検出方法”および“スプリットブレインからの復旧方法”を参照して、対処を実施してください。
[インスタンス]タブで、スタンバイインスタンスを選択する。かつ、
[インスタンスの種類]に“Standalone”と表示される。かつ、
[インスタンス]タブで、プライマリインスタンスを選択する。かつ、
[インスタンスの種類]に“Standalone”と表示される。
注意
管理用ネットワークは、Mirroring Controllerが各サーバの状態を確認しあうための重要なネットワークです。
また、ログ転送用ネットワークは、データの鮮度を維持するための重要なネットワークです。
したがって、これらにはOSやネットワークドライバベンダが提供するネットワークの冗長化機能のチャンネルボンディング機能を使用して、障害に強いネットワーク構成にしてください。