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Enterprise Postgres 9.5 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

5.3 自動切り離しに失敗した場合の対処

メモリやディスクの空き領域などのシステムリソースが不足した場合などのようにシステムの動作が不安定になった場合は、Mirroring Controllerが自動で切り離しを実施できないことがあります。

この場合、プライマリサーバ上で、以下の手順により手動で切り離しを実施してください。

  1. スタンバイサーバ上で、mc_ctlコマンドのstopモードに-eオプションを指定して実行します。

    例)
    $ mc_ctl stop -M /mcdir/inst1 -e
  2. プライマリサーバ上で、postgresql.confファイルのsynchronous_standby_namesパラメータをコメントアウトします。

    例)
    :
    # synchronous_standby_names = 'standby1 '
  3. プライマリサーバ上で、pg_ctlコマンドをreloadモードで実行します。

    例)
    $ pg_ctl reload -D /database/inst1

    参照

    pg_ctlコマンドの詳細は、“リファレンス”を参照してください。

参照

データベース多重化運用への復旧

データベース多重化運用へ復旧するには、“5.1.2.2 スタンバイサーバの組込み”を参照してください。