ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 9.5 運用ガイド
FUJITSU Software

6.2.1 秘匿化ポリシーの作成

以下にサーバ上からの実行例を示します。

  1. 秘匿化ポリシーの作成
    秘匿化ポリシーを作成するために、pgx_create_confidential_policyシステム管理関数を実行します。
    設定する値は以下とします。
    ○ 秘匿化対象:数値型のc1
    ○ 秘匿化種別:FULL
    ○ 秘匿化条件:'1=1'

    postgres=# select pgx_create_confidential_policy(table_name := 't1', policy_name := 'p1', expression := '1=1', column_name := 'c1', function_type := 'FULL');
     pgx_create_confidential_policy 
    ---------------------------------
     t
    (1 row)
  2. 表示されるデータの確認
    秘匿化対象のデータ(列c1)が正しく改訂されていることを確認します。

    postgres=# select * from t1;
     c1 |      c2       
    ----+---------------
      0 | 012-3456-7890
      0 | 012-3456-7891
      0 | 012-3456-7892
    (3 row)

参照

注意

  • 秘匿化ポリシーはテーブルに対し1つのみ作成可能です。

  • 作成した秘匿化ポリシーは、すべてのユーザーが閲覧可能であるため、改訂されたデータを参照する利用者には本機能を設定したデータベースへのログイン権限を付与しないでください。秘匿化ポリシーは“pgx_confidential_columns”テーブル、“pgx_confidential_policies”テーブル、“pgx_confidential_values”テーブルに定義されます。