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Enterprise Postgres 9.5 運用ガイド
FUJITSU Software

1.5.2 ファイル構成

FUJITSU Enterprise Postgresは、データベースを制御および格納するため、以下のファイルから構成されています。1つのインスタンスにおける、これらのファイルの数や配置位置などの関係を、以下に示します。

  

表1.4 1つのインスタンスにおけるファイル数と配置位置の指定方法

ファイル種別

必須

個数

配置位置の指定方法

プログラムファイル

複数

/opt/fsepv<xy>server64

“<xy>”は、製品のバージョンレベルを示します。

データベースクラスタ

1

WebAdminまたはサーバコマンドで指定します。

テーブル空間

複数

pgAdminまたはDDL文で指定します。

バックアップ

複数

WebAdminまたはサーバコマンドで指定します。

コアファイル

複数

サーバコマンドまたはpostgresql.confで指定します。

サーバ証明書ファイル(注)

1

postgresql.confで指定します。

サーバ秘密鍵ファイル(注)

1

postgresql.confで指定します。

マスタ暗号化キーファイル(注)

1

postgresql.confでキーストアとして作成先のディレクトリを指定します。

接続サービスファイル(注)

1

環境変数で指定します。

パスワードファイル(注)

1

環境変数で指定します。

CA証明書ファイル (注)

1

環境変数で指定します。

○: 必須、-: 選択

注) それぞれの該当機能を使用する場合に手動で設定します。

  

注意

  • テーブル空間をネットワーク上のストレージデバイスに作成する場合を除いて、FUJITSU Enterprise Postgresで使用するUNIX系ファイルには、NFSを使用しないでください。

  • PRIMECLUSTER GDSを使用している場合、PRIMECLUSTER GDSのディスククラスがルートクラスに対して、FUJITSU Enterprise Postgresの以下の資源を配置することはできません。
    ローカルクラスまたは共用クラスに配置してください。

    • データベースクラスタ

    • テーブル空間

    • バックアップディレクトリ

  • ウィルス対策ソフトを使用している場合、FUJITSU Enterprise Postgresを構成するすべてのファイルがウィルススキャンの対象外となるようにディレクトリに対するスキャンの除外設定を行ってください。また、FUJITSU Enterprise Postgresを構成するファイルに対してウィルススキャンを行う場合は、FUJITSU Enterprise Postgresを停止し、FUJITSU Enterprise Postgresを利用した業務が動作していない状態で実行してください。