インデックスサイズの見積り式について、説明します。
FUJITSU Enterprise Postgresは、B-tree、Hash、GiST、GIN、SP-GiST、VCIの6種類のインデックスを提供しています。CREATE INDEX文でインデックスの種類を指定しない場合は、B-treeインデックスを生成します。
ここでは、B-treeインデックスの見積り方法について説明します。VCIの見積り方法については、“G.7 VCIのディスク容量の見積り”を参照してください。
B-treeインデックスは8キロバイトの固定サイズのページとして保存されます。ページの種類はmetaページ、rootページ、leafページ、internalページ、deletedページ、emptyページがあります。これらのうち、通常leafページが大部分を占めるので、leafページだけを計算します。
項目 | 見積り式(バイト) |
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(1)エントリ長 | 8(注1) + キーデータ長(注2) 注1) エントリヘッド部 注2) キーデータ長の計算方法はデータ型によって異なります。詳細は“G.3 データ型のサイズ”を参照してください。 各エントリは8バイトのバウンダリに配置されるため、キーデータ長は8バイトの倍数となるように調整する必要があります。
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(2)ページの容量 | 8152(注1) 注1) ページ長(8192) - ページヘッダ(24) - スペシャルデータ(16) = 8152 |
(3)ページ内エントリ数 | (2)ページの容量 ÷ ((1)エントリ長 + 4(注1)) 注1) ポインター長
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(4)インデックス格納に必要なページ数 | 総レコード数 ÷ (3)ページ内エントリ数
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(5)スペース量 | (4)インデックス格納に必要なページ数 × 8192(注1) ÷ 使用率(注2) 注1) ページ長 注2) 0.7以下を指定してください。 |
項目 | 見積り式(バイト) |
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(5)スペース量 | 総レコード数 × キーデータ長 × 圧縮率(注1) ÷ 使用率(注2) 注1) 圧縮率はデータ値によって異なるため、1を指定してください。 注2) 使用率については、0.7以下を指定してください。 |