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Symfoware Server V12.3.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.2 V12.2.0でのプログラム修正一覧

今回のバージョンレベルで吸収された修正内容、および修正番号については、以降に示す表を参照してください。

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EEE

EE

SE

1

V12.2.0

PG50835

[現象]

アプリケーション実行時に、TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した値が無視されて動作してしまいます。

注) トランザクションの実行時間が、TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した時間を超過してもコネクションが切断されません。

[環境]

本現象は以下の環境で発生します。

  • Windows

  • Oracle Solaris

  • Linux

[発生条件]

1) 以下のいずれかの環境である。かつ、

  1-1) ロードシェア運用である。または、

  1-2) Enterprise Extended Edition以外の製品を利用している。

2) 利用者制御機能を利用している。かつ、

3) 動作環境ファイルにTRAN_TIME_LIMITを指定した場合。

2

PH01914

[現象]

[現象1]

下記の「発生条件1」を満たす場合、結果セットが取得できません。

[現象2]

下記の「発生条件2」または「発生条件3」または「発生条件4」を満たす場合、SQLSTATE2A000の以下のエラーメッセージが返却されます。

「SQL文構文エラー」

[現象3]

下記の「発生条件5」を満たす場合、期待値とは異なる値(-1)が返却されます。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

◆発生条件1

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) SELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを利用して、SELECT文を発行する。かつ、

6) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetResultSetメソッドを使って、2)のSELECT文に対応する結果セットを取得する。

◆発生条件2

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) SELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteUpdateメソッドを実行する。

◆発生条件3

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) 更新文(UPDATE/NSERT/DELETE文)を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSQL文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteQueryメソッドを実行する。

◆発生条件4

1) プロシジャルーチンをサーバに定義する。かつ、

2) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

3) 1)で作成したプロシジャルーチンに対してCall文を指定し、CallableStatementオブジェクトを作成する。かつ、

4) 3)で作成したCallableStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

5) 3)のCall文を指定して、CallableStatementオブジェクトを作成する。かつ、

6) 5)で作成したCallableStatementオブジェクトのexecuteQueryメソッドを実行する。

◆発生条件5

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) 更新文(UPDATE/INSERT/DELETE文)を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSQL文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを利用して、2)のSQL文を発行する。かつ、

6) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetUpdateCountメソッドを実行する。かつ、

7) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetUpdateCountメソッドを再実行する。

3

PH01993

[現象]

圧縮指定COMPRESSを指定したDSIに対して、rdbsuloaderコマンドを実行すると、qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = xx.xx.xx.xx Internal code = (com_inf:xxxx idt_p:xxxx sub_code:2 module:qdcscmap200 line:xxxx)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) 圧縮指定COMPRESSを指定して、表のDSIを定義している。かつ、

2) 1)のDSIに関連するインデックスのDSIを定義している。かつ、

3) 1)のDSIに対して、rdbsuloaderコマンドを実行している。かつ、

4) 3)で-hを指定している。

(内部条件)

rdbsuloaderコマンドの実行によって、表のDSIの容量が約20メガバイト以上になった場合に発生することがあります。

4

PH02031

[現象]

rdbexecsqlコマンドで可変要素指定を利用せず、-iオプションで指定したファイル中のSQL文に"&1","&2"、・・・"&n"を指定すると、左記の文字列を空文字に置き換えます。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) rdbexecsqlコマンドの-iオプションで指定したファイル中のSQL文に"&1"、"&2"、・・・"&n"のような、"&"の右隣に半角数字が書かれている文字列が含まれる。かつ、

2) rdbexecsqlコマンドで可変要素指定を利用していない。かつ、

3) rdbexecsqlコマンドを利用して、SQL文を実行する。

5

PH02331

[現象]

以下に示す環境・発生条件のときSymfoware/RDBまたはConnection Managerがダウンする場合があります。ダウン時に出力されるメッセージは以下のとおりです。

Symfoware/RDBの場合

qdg12695u:System error occurred. Reference code = xxxx Internal code = (idt_p:xxxx sub_code:xxxx module:qdafbspi800 line:xxxx)

Connection Managerの場合

apc00020u:System error occurred. Reference code = xxxx Internal code = (idt_p:xxxx sub_code:xxxx module:qdafbspi800 line:xxxx)

[環境]

本障害は以下のOSで発生します。

  • Windows

[発生条件]

Symfoware/RDBの場合

1) Symfoware/RDBを停止する。かつ、

2) 1)の処理中に以下のいずれかの処理を実施する。

  (1) RDBコマンド または、

  (2) システム内接続のアプリケーション

Connection Managerの場合

1) Connection Managerを停止する。かつ、

2) 1)の処理中に以下のいずれかの処理を実施する。

  (1) apcnetコマンド または、

  (2) Connection Managerを利用したアプリケーション

6

PH02495

[現象]

[現象1]

RDBコマンド実行時に下記のメッセージを出力してSymfoware/RDBが停止する場合があります。

qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード=xx 内部コード=(xx)

[現象2]

RDBコマンド実行時に誤ったオプション指定がエラーにならずに正常終了する場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合

  • Linux

  • Oracle Solaris

  • Windows

[発生条件]

以下の条件に合致した場合に発生する可能性があります。

[現象1の発生条件]

1) 以下のいずれかのRDBコマンド(オプション指定)を実行している。かつ、

  - rdbconbf (iオプション指定)

  - rdbdisbf (iオプション指定)

  - rdbdmp (iオプション指定)

  - rdbexdsi (iオプション指定)

  - rdbexspc (pオプション指定)

  - rdbinf (i,p,dオプション指定)

  - rdbinh (i,pオプション指定)

  - rdbmrdmp (pオプション指定)

  - rdbmrrcv (pオプション指定)

  - rdbpmt (i,pオプション指定)

  - rdbrcv (i,pオプション指定)

  - rdbresident (iオプション指定)

  - rdbrls (i,pオプション指定)

  - rdbrtr (i,pオプション指定)

  - rdbsetrp (iオプション指定)

2)1)のオプションのデータベース名を、以下のいずれかで囲んでいる。かつ、

  - ダブルクォーテーション(")

  - シングルクォーテーション(')

3) 2)で囲んだ中にデータベース名の直前の空白を含んでいる場合。(注1)

  (注1)以下に実行例を示します

      データベース名はTESTDB、DSI名はTESTDSIを例に記述します。

      rdbinf "-i TESTDB.TESTDSI"

      rdbinf -i " TESTDB.TESTDSI"

[現象2の発生条件]

1) 以下のいずれかのRDBコマンド(オプション指定)を実行している。かつ、

  - rdbconbf (iオプション指定)

  - rdbdisbf (iオプション指定)

  - rdbdmp (iオプション指定)

  - rdbexdsi (iオプション指定)

  - rdbexspc (pオプション指定)

  - rdbinf (i,p,dオプション指定)

  - rdbinh (i,pオプション指定)

  - rdbmrdmp (pオプション指定)

  - rdbmrrcv (pオプション指定)

  - rdbpmt (i,pオプション指定)

  - rdbrcv (i,pオプション指定)

  - rdbresident (iオプション指定)

  - rdbrls (i,pオプション指定)

  - rdbrtr (i,pオプション指定)

  - rdbsetrp (iオプション指定)

2) 1)のオプションのデータベース名、または、DSI名を以下のいずれかで囲んでいる。かつ、

  - ダブルクォーテーション(")

  - シングルクォーテーション(')

3) 2)で囲んだ中のデータベース名、または、DSI名の途中に空白を含んでいる場合。(注2)

(注2)以下に実行例を示します。

    データベース名はTESTDB、DSI名はTESTDSIを例に記述します。

    rdbinf -i "TEST DB.TESTDSI"

    rdbinf -i "TESTDB.TEST DSI"

7

PH03852

[現象]

FORMATを指定したCREATE DSI文(インデックスのDSI定義文)を実行すると、qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred Referrence code xx.xx.xx.xx Internal code = (idt_p:xxxxxxxx sub_code:0 module:qdcsixc line:xxx)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(発生条件1)

1) 表に関連するDSI数が100個以上定義されている。かつ、

2) 1)の表のDSIが以下のいずれの状態でもない。かつ、

  - 定義直後

  - 初期化

3) rdbddlexコマンドを実行している。かつ、

4) 3)の入力ファイルで、2)の表に対して、FORMATを指定したCREATE DSI文(インデックスのDSI定義文)を2個以上連続で指定している。

(発生条件2)

1) 表のDSIが以下のいずれの状態でもない。かつ、

- 定義直後

- 初期化

2) rdbpldicコマンド(-U指定)で、1)の表の定義情報をメモリ展開している。かつ、

3) 2)の後、1)の表に対して、FORMATを指定したCREATE DSI文(インデックスのDSI定義文)を実行している。

8

PH04156

[現象]

[現象1]

発生条件1、または、派生条件に該当する場合、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード= 16.1.7.12290 内部コード=(idt_p:XXXXXXXXXXXXXXXX sub_code:18446744073709551615 module:qdafenky260 line:51) u*

[現象2]

発生条件2に該当する場合、コネクションが使用するソート作業域、または、作業用テーブル域が使用するメモリおよびファイルの使用量が不当に増加し、メモリ不足およびディスク枯渇が発生する可能性があります。

メモリ不足およびディスク枯渇が発生した場合は、以下のいずれかのメッセージが出力されます。

qdg12102u:RDBII空間内ローカルメモリ不足が発生しました

JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました.

JYP5026E 作業用ディレクトリの容量が不足しました.

上記は代表的なメッセージで、上記以外にも以下のメッセージが出力される場合があります。

JYP4810E、JYP4811E、JYP4815E、JYP4830E、JYP4942E、JYP5107E、JYP5027E

また、現象2に派生し、現象1が発生する場合があります。

[環境]

以下のOSで発生します。

1) Linux

2) Oracle Solaris

3) Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1) 格納データを暗号化する。かつ、

2) トランザクションを超越するカーソルを複数オープンする。かつ、

3) 2)のSQL文は、作業用テーブル域を使用する。かつ、

4) トランザクションをCOMMITした状態である。かつ、

5) コネクションを切断する。

[発生条件2]

1) トリガが動作するSQL文を実行する。かつ、

2) 1)のSQL文は、ソート作業域、または、作業用テーブル域を使用する。かつ、

3) 1)のトリガの被トリガSQL文がCALL文である。かつ、

4) 3)のCALL文で呼び出すプロシジャルーチン内において、以下のいずれかが発生する。

  4-1) SQL文の実行でエラーが発生する。または、

  4-2) SIGNAL文、または、RESIGNAL文により例外事象が発生する。

[派生条件]

1) 現象2が発生する。かつ、

2) 発生条件2の2)のSQLが作業用テーブル域を使用する。かつ、

3) 格納データを暗号化する。かつ、

4) 以下のいずれかに該当する。かつ、

  4-1) 発生条件2の1)から3)および派生条件2)、3)の条件に該当するSQL文をコネクション内でWORK_MEM_SIZEの指定値/64の回数を超えて繰り返し実行する。または、

  4-2)発生条件2の2)で使用する作業用テーブル域の使用量がWORK_MEM_SIZEを超える。

5) コネクションを切断する。

9

PH02619

[現象]

qdg02842u(注1)のメッセージを出力して、副系ノード、または、複写先システムのSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

注1) qdg02842u:シグナル*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

入力文字数制限のため、[環境]は項番2.原因要約に記載します。

[発生条件]

<ADBGの場合>

1) 複写元システムで同一ロググループ内の複数DSIを更新する。かつ、

2) 複写元システムで1)に対応するRLPに対して、rdbbcswhを実行する。または、RLCが満杯になりRLC交替が発生する。かつ、

3) 複写先システムでrdbbcextを実行する。かつ、

4) 複写先システムでrdbbcrefを実行する。かつ、

5) 複写先システムでrdbbcofflineを実行する。かつ、

6) 5)を実行中に複写先システムで下記のいずれかのコマンドを実行する。

  • Symfoware Serverのコマンド

rdbalidx,rdbalmdsi,rdbaudit,rdbchksanity,rdbcninf,rdbconbf,rdbcrbf,rdbdisbf,rdbdmp,rdbdmpdic,rdbdrbf,rdbdvinf,rdbexdir,rdbexdsi,rdbexecsql,rdbexspc,rdbgcdic,rdbgcdsi,rdbhsuty,rdbinf,rdbinh,rdblkinf,rdblog,rdbloggroup,rdbmrdmp,rdbmrinf,rdbmrrcv,rdbpldic,rdbpmreport,rdbpmsqllist,rdbpmt,rdbprdic,rdbprt,rdbprtbf,rdbps,rdbrcv,rdbrcvadt,rdbrcvdic,rdbrls,rdbrtr,rdbsar,rdbscldir,rdbsetrp,rdbspcinf,rdbsysstat,rdbtadef,rdbtais,rdbterm,rdbudsi,rdbunl,rdbunladt,rdbunlsql,rdbunlx,rdbups

  • ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(以降、ACMと略す)のコマンド

swstbackup,swstrestore

  • ADBGのコマンド

rdbbccntf,rdbbccon,rdbbcdisrcv,rdbbcext,rdbbclog,rdbbcmap,rdbbcmndb,rdbbcpfm,rdbbcref,rdbbcrlp

<MCまたはDB二重化機能の場合>

1) 正系ノードで同一ロググループ内の複数DSIを更新する。かつ、

2) 副系ノードでdxsvstopを実行する。かつ、

3) 2)を実行中に副系ノードで下記のいずれかのコマンドを実行する。

  • Symfoware Serverのコマンド

rdbaudit,rdbchksanity,rdbcninf,rdbconbf,rdbcrbf,rdbdisbf,rdbdmp,rdbdmpdic,rdbdrbf,rdbdvinf,rdbexecsql,rdbgcdic,rdbhsuty,rdbinf,rdblkinf,rdblog,rdbloggroup,rdbmrdmp,rdbmrinf,rdbmrrcv,rdbpldic,rdbpmreport,rdbpmsqllist,rdbprdic,rdbprt,rdbprtbf,rdbps,rdbrcv,rdbrcvadt,rdbrcvdic,rdbsar,rdbscldir,rdbsetrp,rdbspcinf,rdbsysstat,rdbtadef,rdbtais,rdbterm,rdbunladt,rdbunlsql,rdbups

  • ACMのコマンド(MCの場合のみ)

swstbackup,swstrestore

  • MCまたはDB二重化機能のコマンド

rdbbcdcu,rdbbclog,rdbbcmndb,rdbbcrlp

内部条件として以下の順に動作した場合に発生。

a) rdbbcofflineまたはdxsvstopが、メモリを解放。

b) a)と同時実行中の他のコマンドが、a)で解放したメモリを獲得。

c) a)のコマンドが該当メモリを誤って更新。

なお、タイミング依存のため、条件に一致しても発生しない場合があります。

10

PH03094

[現象]

(現象1)

SQL文を実行すると以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsopn120 line:XXX)

(現象2)

DSIの削除を行うと以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsuti150 line:XXX)

(現象3)

DSIの定義を行うと以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsuti150 line:XXX)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(現象1の発生条件)

1) アプリケーションまたはrdbexecsqlコマンドで以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(注1)かつ、

3) 1)の同一コネクション内で1)と同一の表に対して以下のいずれかのSQL文を実行する。

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

(現象2の発生条件)

1) 以下のいずれかを実行する。かつ、

  - アプリケーションまたはrdbexecsqlコマンドで以下のいずれかのSQL文

    - INSERT文

    - DELETE文

    - UPDATE文

    - SELECT文

  - アプリケーションまたはrdbddlexコマンドでCREATE INDEX文

    - rdbuptコマンド

    - rdbunlsqlコマンド

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(注1)かつ、

3) 2)以降にSymfoware/RDBを再起動していない。かつ、

4) 1)の表配下のDSIに対して以下のいずれかによりDSIの削除を行う。

  - DROP DSI文

  - DROP SCHEMA文(CASCADE指定)

  - DROP TABLE文(CASCADE指定)

  - DROP DSO文(CASCADE指定)

  - DROP INDEX文

(現象3の発生条件)

1) アプリケーションまたはrdbddlexコマンドで以下のいずれかを実行する。かつ、

  - CREATE TABLE文(格納領域指定(ON))

  - CREATE TABLE文(一時表指定(GLOBAL TEMPORARY))

  - CREATE DSI文(FORMAT指定(注2))

  - CREATE INDEX文

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(注1)

注1)以下のいずれかのメッセージが出力されます。

  JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

  JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました.

注2)FORMATはV10.0.0以降のV/Lで指定可能です。

【補足(内部条件)】

処理対象の表配下のDSIをアクセスする環境開設中にメモリ不足が発生した時にのみ現象が発生する場合があります。

11

PH03222

[現象]

RDBコマンドを実行すると、以下のメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル10を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件1]

1) 表にインデックスが定義されている。かつ、

2) 1)の表にBLOB型の列が定義されている。かつ、

3) 1)の表のDSOでPRECEDENCEを指定している。かつ、

4) 1)の表にINSERT文でデータ格納し、DSIに2件以上格納された状態となっている。かつ、

5) 4)の後、1)の表のDSIまたはインデックスのDSIに以下のいずれかを実行している。

  - rdbgcdsi

  - rdbsaloader

  - rdbrcv

  - rdbsloader(-x指定)

[発生条件2]

1) 表にBLOB型の列が定義されている。かつ、

2) 1)の表のDSOでPRECEDENCEを指定している。かつ、

3) 1)の表または表のDSIに対して抽出定義を定義している。かつ、

4) 3)の抽出定義に対してTextアダプタ定義を登録している。かつ、

5) 1)の表にINSERT文でデータ格納し、DSIに2件以上格納された状態となっている。かつ、

6) 5)の後、4)のTextアダプタ定義を指定してrdbtaisコマンドを実行している。

注) ページ内のレコードの配置状態に依存するため、発生条件に一致しても発生しないことがあります。

12

PH04549

[現象]

[現象1]

qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

・qdg02842u シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

注) 本現象の発生頻度は、Symfoware/RDBが選択するアクセスプランおよびSymfoware内部のメモリ使用状況に依存します。

[現象2]

アプリケーションに、誤った検索結果を返却する場合があります。

注) 本現象の発生頻度、および顕在化する事象は、Symfoware/RDBが選択するアクセスプランおよびSymfoware内部のメモリ使用状況に依存します。そのため、結合条件に該当するレコードが返却されなかったり、誤ったカラムデータが返却される可能性があり、顕在化する事象は不定です。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

以下の場合、現象1が発生する場合があります。

1) FROM句にOUTER JOINを指定する。かつ、

2) 1)の結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

3) 2)の列は一意性制約されていない。かつ、

4) 1)の右表(注1)に導出表を指定する。かつ、

5) 4)の導出表のWHERE句に副問合せを指定している。かつ、

6) 5)の副問合せに外への参照列を複数指定している。かつ、

7) 1)のジョイン系アクセスモデルが、インデックスを利用してジョインするマージジョインである。かつ、

8) 6)の外への参照列が、7)のジョイン系アクセスモデルが利用するインデックスの構成列である。かつ、

9) 2)に指定した1)の左表(注1)の列を探索条件を指定している。かつ、

10) 選択リストに指定した列が以下のいずれかに該当する。

  10-1)インデックス構成列以外の列を指定する。または、

  10-2)可変長文字列型、または、可変長各国語文字列型の列を指定する。

例1)

SELECT /* ASSIST JOIN_RULE(MERGE) */ ・・・7)

T1.C3 ・・・10)

FROM

T1

LEFT JOIN ・・・1)

( SELECT T2.C1 FROM T2

WHERE T2.C1=(SELECT T3.C1 FROM T3 ・・・5)

WHERE T3.C1=T2.C1

AND T3.C2=T2.C2) ・・・6)

) D1 ・・・4)

ON T1.C1=D1.C1 ・・・2)

WHERE T1.C1=1 ・・・9)

・各テーブル定義とインデックス定義

T1(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

T2(C1,C2,C3) IDX(C1,C2) ・・・8)

T3(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

[発生条件2]

以下の場合、現象1および現象2が発生する場合があります。

1) ロードシェア運用である。かつ、

2) FROM句にOUTER JOINを指定する。かつ、

3) 2)の結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

4) 3)の列は一意性制約されていない。かつ、

5) 2)の右表(*1)に導出表を指定する。かつ、

6) 5)の導出表のWHERE句に副問合せを指定している。かつ、

7) 6)の副問合せに外への参照列を複数指定している。かつ、

8) 2)のジョイン系アクセスモデルが、インデックスを利用してジョインするマージジョインである。かつ、

9) 7)の外への参照列が、8)のジョイン系アクセスモデルが利用するインデックスの構成列である。かつ、

10) 3)に指定した1)の左表(注1)の列を探索条件を指定している。かつ、

11) 選択リストに指定した列が以下のいずれかに該当する。かつ、

  11-1)インデックス構成列以外の列を指定する。または、

  11-2)可変長文字列型、または、可変長各国語文字列型の列を指定する。

12) 6)の副問合せで参照する表がアプリケーションが接続したノード以外に偏在する。かつ、

13) 7)の副問合せの外への参照列と比較する列が、副問合せで参照する表のインデックス構成列に含まれない。

例2)

SELECT /* ASSIST JOIN_RULE(MERGE) */ ・・・8)

T1.C3 ・・・11)

FROM

T1

LEFT JOIN ・・・2)

( SELECT T2.C1 FROM T2

WHERE T2.C1=(SELECT T3.C1 FROM T3 ・・・6)

WHERE T3.C1=T2.C1

AND T3.C2=T2.C2) ・・・7)

) D1 ・・・5)

ON T1.C1=D1.C1 ・・・3)

WHERE T1.C1=1 ・・・10)

・各テーブル定義とインデックス定義

T1(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

T2(C1,C2,C3) IDX(C1,C2) ・・・9)

T3(C1,C2,C3) IDX(C3) ・・・13)

・ノード構成とノードに偏在するテーブル

ノード1:T1,T2

ノード2:T3 ・・・12)(注2)

注1) 結合型がRIGHTの場合、右表は左表に、左表は右表に読み替えてください。

注2) 例2のSQLを実行するアプリケーションは、ノード1に接続するものとします。

13

PH05060

[現象]

DISCONNECT文によるコネクションの切断に時間がかかります。

派生する現象として以下があります。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)またはSymfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

dxsvstopコマンドが、約10分後に「32001 通信処理において異常が発生しました」を出力し終了します。

<Symfoware Active DB Guard(以降、ADBGと略す)の場合>

複写先システムのrdbbcofflineコマンドに時間がかかります。

[環境]

以下のいずれかの場合に発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

派生する現象は以下の場合に発生します。

<MCの場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

  Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V10.1.0~V10.1.0B

  EE V10.1.0~V10.1.0B

2) MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux64-IPFの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V11.0.0A~V11.1.1

  EE V11.0.0A~V12.1.1

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V10.1.0

  EE V10.1.0

2) MC V10.1.0を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux32の場合

1)EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2)MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

<DB二重化機能の場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.0

  Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.1.0

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.1

  SE V10.1.0~V12.1.1

-Linux32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V12.1.1

  SE V10.1.0~V12.1.1

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V12.1.0

  SE V10.1.0~V12.1.0

<ADBGの場合>

-Oracle Solarisの場合

1) EEE V10.1.0~V11.1.1を使用。

または

1) EEE 9.0.0~9.2.0を使用。かつ、

2) ADBG 9.0.0を使用

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.1

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2) ADBG 9.1.0を使用

-Linux64-IPFの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.0.0~9.2.0

  EE 9.0.0~9.1.0

2) ADBG 9.0.0~9.0.1を使用

または

1) EEE 8.0.0~8.0.1を使用。かつ、

2)ADBG 8.0.0を使用

[発生条件]

1) 大量のDSIにアクセスするSQL文を実行する。かつ、

2) 1)のコネクションに対してDISCONNECT文を実行する。

<MCまたはDB二重化機能の場合>

1) DBミラーリングサービス運用中である。かつ、

2) 1)の状態で、正系ノードで1つのロググループ配下の大量のDSIをフォーマット、または、更新する。かつ、

3) 正系ノードでdxsvstopコマンドを実行する。

<ADBGの場合>

1) オンライン状態である。かつ、

2) 1)の状態で、複写元システムで1つのロググループ配下の大量のDSIをフォーマット、または、更新する。かつ、

3) 複写元システムでrdbbcswhコマンドによるRLCの強制交替を実行する。または、RLCの領域が満杯になりRLC交替が発生する。かつ、

4) 複写先システムでrdbbcextコマンドを実行する。かつ、

5) 複写先システムでrdbbcref -aコマンドを実行する。かつ、

6) 複写先システムでrdbbcofflineコマンドを実行する。

尚、本障害はマシン性能に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

下記の場合、コネクション切断に約30秒かかる場合があります。

  -1つのコネクションでアクセスしていたDSIが50000個

    (CPU:Xeon E5-2690v2 3.00GHz、メモリ:16GBの場合)

下記の場合、dxsvstopコマンド、または、複写先システムのオフラインに約10分かかる場合があります。

  -1つのロググループの場合、定義したDSI数が60000個

    (CPU:Xeon X5460 3160MHz、メモリ:16GBの場合)

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PH05275

[現象]

「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(1) 「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行している。かつ、

(2) (1)の対象のDSIのデータ構造がRANDOMである。かつ、

(3) (2)のDSIの割付け対象PRIMEの格納領域が、同じデータベーススペース上で複数に割付けられている。(注)

※データの格納状態に依存するため、条件に該当しても発生しない場合があります。

注) rdbprtコマンドのDSI定義情報のAllocation informationで確認できます。

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PH05940

[現象]

[現象1]

発生条件1の4-1)、4-4)、発生条件2の4-1)のいずれかの条件に該当する場合、COBOLアプリケーションに返却される選択リストに指定した入力ホスト変数のデータが入力ホスト変数に設定したデータと異なる場合があります。

[現象2]

発生条件1または発生条件2の4-2)の条件に該当する場合、4-2)の条件を満たすレコードが返却されない場合があります。

[現象3]

発生条件1の4-3)の条件に該当する場合、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード= 16.5.65.257 内部コード=(idt_p:XXXXXXXXXXXXXXXX sub_code:XXXXXXXX module:jypifw02 line:123)

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1) 埋め込みCOBOLアプリケーションを使用している。かつ、

2) 導出表または、副問合せの選択リストに以下のいずれかに該当する数値型の入力ホスト変数、または、動的パラメタを指定する。かつ、

  2-1) SIGN句を省略する。または、

  2-2) SIGN句にTRAILINGを指定する。

3) 2)の導出表、および2)の外側の問い合わせが以下のいずれかに該当し、作業用テーブルを使用する。かつ、

  3-1) FROM句に2)の導出表を含む複数の表を指定する。または、

  3-2) 2)の外側の問い合わせが導出表である。または、

  3-3) ORDER BY句を指定する。または、

  3-4) GROUP BY句を指定する。または、

  3-5) DISTINCTを指定する。または、

  3-6) HAVING句を指定する。または、

  3-7) カーソル宣言にSCROLLを指定する。または、

  3-8) トランザクションを超越するカーソル(注1)を利用する。

4) 以下のいずれかに該当する場合。

  4-1) 2)の外側のすべての問い合わせに2)の列を指定する。または、

  4-2) 2)の外側の問い合わせで探索条件に2)の列を指定する。または、

  4-3) 以下の条件をすべて満たす場合。または、

    4-3-1) 3)の条件を複数回満たす。かつ、

    4-3-2) 2)の列を以下のいずれかに指定する。

      4-3-2-1)GROUP BYのグループ化指定。または、

      4-3-2-2) ORDER BYのソート指定。または、

      4-3-2-3) DISTINCTの列指定。または、

      4-3-2-4) ジョインキー(注2)の列指定。

  4-4) 2)の外側の問い合わせで引数に2)の列を指定した以下のいずれかの関数を指定する。

    4-4-1) MAX。または、

    4-4-2) MIN。

[発生条件2]

1) 埋め込みCOBOLアプリケーションを使用している。かつ、

2) SQL文に以下のいずれかを指定する。かつ、

  2-1) CASE句。または、

  2-2) ABS式。または、

  2-3) CEIL式。または、

  2-4) FLOOR式。または、

  2-5) ROUND式。または、

  2-6) TRUNC式。

3) 2)の引数に以下のいずれかに該当する数値型の入力ホスト変数、または、動的パラメタを指定する。かつ、

  3-1) SIGN句を省略する。または、

  3-2) SIGN句にTRAILINGを指定する。

4) 3)の値式を以下のいずれかに指定する。

  4-1) 選択リストに指定する。または、

  4-2) 探索条件に指定する。

注1) 以下のいずれかの条件に該当する場合、トランザクションを超越したカーソルになります。

  -トランザクションの独立性水準指定がREAD COMMITTEDで、カーソル指定の更新可能性句が FOR READ ONLY の場合

  -カーソル宣言に、カーソルモード指定がある場合

注2) 複数の表を=で結合する場合に指定する列をジョインキーといいます。

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PH05959

[現象]

RDBコマンドが遅延することがあります。

派生する現象として、以下があります。

  - クラスタシステムの場合、Symfoware/RDBの無応答を検知して、以下のいずれかの事象が発生することがあります。

  (RDBのリソース登録時、無応答検出時のアクションとしてmessageを選択した場合)

    qdg13960wのメッセージを出力

    qdg13960w:RDBシステムからの応答が指定したタイムアウト時間を超えました

  (RDBのリソース登録時、無応答検出時のアクションとしてfailoverを選択した場合)

    qdg12673uのメッセージを出力して、クラスタ切替え

    qdg12673u:RDBIIシステムからの応答が指定した待ち時間を超えました

  - DBミラーリングシステムの場合、Symfoware/RDBの無応答を検知して、22021のメッセージを出力して、ノード切替えが発生することがあります。

    22021:正系ノードでSymfoware/RDBの無応答を検出しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) 大量のDSIにアクセスしたコネクションに対して、DISCONNECT文を実行している。かつ、

2) 1)と同時に以下のいずれかのRDBコマンドを実行している場合。

rdbalmdsi、rdbcninf、rdbconbf、rdbcrbf、rdbdisbf、rdbdrbf、rdbdvinf、rdbexdir、rdbexdsi、rdbexecsql、rdbexspc、rdbfmt、rdbgcdic、rdbgcdsi、rdbinf、rdbinh、rdblkinf、rdblog -V -M、rdbpmt、rdbprdic、rdbprt、rdbps、rdbresident、rdbrls、rdbrtr、rdbsaloader、rdbsar、rdbsloader、rdbspcinf、rdbsuloader、rdbsysstat、rdbtadef、rdbtais、rdbterm、rdbudsi、rdbunl、rdbunladt、rdbunlsql、rdbunlx、rdbups、rdbupt、rdbbcmap

注) 2)のRDBコマンドが遅延した場合、その後に実行した2)以外のRDBコマンド

(rdbchksanity等)およびアプリケーションも遅延することがあります。

本障害はマシン性能に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

下記の場合、コネクション切断に約30秒かかる場合があります。

1つのコネクションでアクセスしていたDSIが  50000個

  (CPU:Xeon E5-2690v2 3.00GHz、メモリ:16GBの場合)

17

PH06103

[現象]

一時表を定義した場合、swstbackupコマンド(-kオプション)またはrdbmrdmpコマンド(-Rオプション)を実行すると、以下のエラーが発生します。

  qdg02494u:指定されたモードにおいて対象資源's*'に更新抑止がされていません s*:データベース名.DSI名

注) 一時表のDSIには、更新抑止を設定できない仕様です。

  一時表のDSIを指定して、rdbrtrコマンドを実行すると、以下のエラーが発生し、更新抑止を設定できません。

    qdg13756e:一時表のDSI名を指定することはできません

[環境]

1) 以下のいずれかのOSを使用している。かつ、

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

2) Symfoware Server Advanced Backup Controllerを使用している。

[発生条件]

1) 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

  - swstbackupコマンド(-kオプション)(注1)

  - rdbmrdmpコマンド(-Rオプション)

2) 一時表が定義されている。かつ、

3) 1)のバックアップ対象のデータベーススペースが、以下のいずれかで指定されている。

  - 一時表の表定義の格納領域指定

  - 一時表に対するインデックスの格納領域指定

注1) ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのコマンドです。

18

PH06782

[現象]

副系ノードのDBミラーリングサービススクリプト(反映処理)が、メッセージqdg20749uを出力して停止する(注)ことがあります。

派生する現象として、dxsvstopコマンドが、メッセージ32126と32138を出力し終了します。

qdg20749u:RERUNログ反映によるDSIの初期化が異常終了しました DSI名=xxx RLP名=xxx 原因=xxx

原因には以下のいずれかを出力します。

qdg12033u:データベーススペース'xxx'は他の利用者が使用中です

qdg12038u:DSI'xxx'は他の利用者が使用中です

注)サービス状態(Service)およびDBミラーリングサービススクリプトの状態(S-Scr)がfailureとなります。

32126:副系ノードの異常のためDBミラーリングサービスが通常停止できません

(正系ノードで出力されます。)

32138:DBミラーリングサービススクリプトに異常が発生しているため通常停止はできません

(副系ノードで出力されます。)

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

  Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V11.0.0A~V11.1.1

  EE V11.0.0A~V12.1.1

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

-Linux32の場合

1) EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能の場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V11.0.0~V11.1.1

  EE V11.0.0~V12.1.0

Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V11.0.0~V12.1.0

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V11.0.0~V11.1.1

  EE V11.0.0~V12.1.1

  SE V11.0.0~V12.1.1

-Linux32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V11.0.0~V12.1.1

  SE V11.0.0~V12.1.1

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V11.0.0~V12.1.0

  SE V11.0.0~V12.1.0

[発生条件]

1) 両ノードで、DBミラーリングサービスを開始している。かつ、

2) 1)の後、副系ノードで、DSIの自動容量拡張が発生する。かつ、

3) 2)の後、以下が副系ノードで同時に実行される。

  3-1) 正系ノードで、2)のDSIを指定したrdbfmtコマンド(-c指定)を実行した結果、副系ノードに転送され、RERUNログ反映によりDSIの初期化が動作する。

  3-2) 副系ノードで、rdbinfコマンド(-pまたは-i指定)を実行する。

なお、3-1)が獲得する排他と3-2)が獲得する排他が競合し、3-1)が排他獲得できなかった場合に発生します。

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PH06933

[現象]

圧縮指定COMPRESSを指定したDSIに対して、rdbsloaderコマンド等を実行した後、UPDATE文を実行すると、不当なデータが格納されることがあります。

派生する事象として、SQL文を実行すると、以下のいずれかの事象が発生します。

  - 検索結果として、一部のレコードが返却されません。

  - qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンします。

    qdg12695u:System error occurred. Reference code = xx.xx.xx.xx Internal code = (com_inf:xxxxxxxx idt_p:xxxxxxxx sub_code:0 module:qdahhpc_510 line:xxx)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) 格納オプションPRECEDENCEを指定せずに、表のDSOを定義している。かつ、

2) 1)のDSOに対して、圧縮指定COMPRESSを指定して、表のDSIを定義している。かつ、

3) 2)のDSIに対して、以下のいずれかのRDBコマンドを実行している。かつ、

  - rdbsloaderコマンド

  - rdbsaloaderコマンド

  - rdbsuloaderコマンド

4) 2)のDSIを含む表に対して、行単位の排他を使用したUPDATE文を実行している場合。

(内部条件)

RDBコマンドの実行により、データ圧縮の結果が4バイトになった場合に発生します。

RDBコマンドの対象のレコード長が512バイトを超える場合、データ圧縮の結果が4バイトになることはありません。

(派生する事象の発生条件:検索結果が異常の場合)

a) 独立性水準READ UNCOMMITTEDで、SELECT文を実行する場合。

(派生する事象の発生条件:Symfoware/RDBがダウンの場合)

b) 以下のいずれかのSQL文を実行する場合。

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - 独立性水準READ UNCOMMITTED以外で、SELECT文

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PH07073

[現象]

manコマンドを実行して、rdbunlコマンドのマニュアルを表示すると、rdbunlコマンドのマニュアルは正しく表示されますが、OSのメッセージが出力されます。

/usr/bin/gtbl:<standard input>:247: excess data entry `_' discarded

[環境]

1) OSがLinuxである。かつ、

2) 以下のいずれかの製品を使用している。

- Symfoware Server Standard Edition V11.0.0 ~ V11.1.0

- Symfoware Server Standard Edition(Nativeインタフェース) V12.0.0 ~ V12.1.1

- Symfoware Server Enterprise Edition V11.0.0 ~ V11.1.0

- Symfoware Server Enterprise Edition(Nativeインタフェース) V12.1.0 ~ V12.1.1

- Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11.0.0 ~ V11.1.1

[発生条件]

1) 環境変数LANGにja_JP.UTF-8を設定している。かつ、

2) manコマンドを実行して、rdbunlコマンドのマニュアルを表示する場合。