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Symfoware Server V12.3.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.1 V12.3.0でのプログラム修正一覧

今回のバージョンレベルで吸収された修正内容、および修正番号については、以降に示す表を参照してください。

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EEE

EE

SE

1

V12.3.0

PH02750

[現象]

rdbrcvdicコマンドを実行時に監査ログのデバイスに異常を検出しても監査ログがアクセス禁止になりません。

派生する現象として以下のいずれかがあります。

(派生現象1)

リカバリ後にrdbunladt(-mbオプションまたは-mcオプション)コマンドを実行すると以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = xx.xx.xx.xx Internal code = (com_inf:xxxxxxxx idt_p:xxxxxxxx sub_code:0 module:qdcssubl100 line:xxx)

(派生現象2)

リカバリ後に監査ログを取得する操作を行うとシステムログに以下のメッセージが大量に出力されます。

qdg13512i:監査ログエレメントが満杯になりました 番号='xx'

qdg13456i:監査ログエレメントを切り替えました 番号='xx'

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)監査ログ運用を行っている。かつ、

2)監査ログデータベースの作成以降に監査ログのデバイスが以下のいずれかの状態になっている。かつ、

- 削除されている。

- 容量が大きく変更されている。

- 容量が小さく変更されている。

3)rdbrcvdicコマンド(-Fオプションまたは-Lオプション)を実行する。

2

PH05275

[現象]

「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(1) 「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行している。かつ、

(2) (1)の対象のDSIのデータ構造がRANDOMである。かつ、

(3) (2)のDSIの割付け対象PRIMEの格納領域が、同じデータベーススペース上で複数に割付けられている。(*1)

※データの格納状態に依存するため、条件に該当しても発生しない場合があります。

(*1) rdbprtコマンドのDSI定義情報のAllocation informationで確認できます。

3

PH06166

[現象]

[現象1]

qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=16.1.8.17154 内部コード=(com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdazrdud180 line:150)

[現象2]

独立性水準がREAD UNCOMMITTED、または、占有モード指定にNO LOCKを指定したSQL文が、以下のメッセージを出力して、異常終了する場合があります。

JYP2099E デッドロックが発生しました.

[現象3]

先行トランザクションの独立性水準がREAD UNCOMMITTED、または、占有モード指定にNO LOCKを指定したSQL文にも関わらず、後続の更新トランザクションが排他待ちとなる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

以下の条件のとき、現象1、または、現象2が発生する場合があります。

1)以下のいずれかに該当する。かつ、

  1-1)独立性水準がREAD UNCOMMITTED。または、

  1-2)占有モード指定にNO LOCKを指定する。

2)1)のアプリケーションにてカーソルを実行する。かつ、

3)2)のアプリケーションがアクセスする表が、以下すべてに該当する。かつ、

  3-1)SEQUENTIAL構造である。かつ、

  3-2)DSO定義でPRECEDENCE(1)を指定していない。かつ、

  3-3)レコード長がページ長以下である。

4)2)のカーソルが、インデックス検索と表のデータ取得のアクセスプランである。かつ、

5)2)のアプリケーションがアクセスする表にアクセスする、別の更新トランザクションを実行する。かつ、

6)5)の更新トランザクション実行中に何らかのエラーが発生する場合。

[発生条件2]

以下の条件のとき、現象3が発生する場合があります。

1)以下のいずれかに該当する。かつ、

  1-1)独立性水準がREAD UNCOMMITTED。または、

  1-2)占有モード指定にNO LOCKを指定する。

2)1)のアプリケーションにて以下のいずれかのカーソルを実行する。かつ、

  2-1)スクロールカーソル。または、

  2-2)並列クエリ

3)2)のアプリケーションがアクセスする表が、以下すべてに該当する。かつ、

  3-1)SEQUENTIAL構造である。かつ、

  3-2)DSO定義でPRECEDENCE(1)を指定していない。かつ、

  3-3)レコード長がページ長以下である。

4)2)のカーソルが、表DSIをアクセスするアクセスプランである。かつ、

5)2)のカーソルが、TIDソート以外の作業用テーブル(*1)を使用しないアクセスプランである。かつ、

6)2)のカーソルをクローズしていない。かつ、

7)2)のアプリケーションがアクセスする表に対し、更新トランザクションを実行する場合。

*1:以下のいずれかに該当するSQL文を実行した場合、TIDソート以外で作業用テーブルを使用する場合があります。

作業用テーブルの使用の有無はアクセスプランで確認してください。

・FROM句に複数の表を指定する。または、

・問合せ式(UNION)を指定する。または、

・導出表を指定する。または、

・副問合せを指定する。または、

・ORDER BY句を指定する。または、

・GROUP BY句を指定する。または、

・DISTINCTを指定する。または、

・HAVING句を指定する。または、

・トランザクションを超越するカーソル(*2)を利用する。

*2:以下のいずれかの条件に該当する場合、トランザクションを超越したカーソルになります。

  - トランザクションの独立性水準指定がREAD COMMITTEDで、カーソル指定の更新可能性句が FOR READ ONLY の場合

  - カーソル宣言に、カーソルモード指定がある場合

4

PH06303

[現象]

誤りがあるSQL文を実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) SQL文を実行している。かつ、

2) 1)のSQL文で、定数を4個以上指定している。かつ、

3) 2)の定数のうち、2個が以下のいずれかである。かつ、

  - 日時定数

  - 時間隔定数

4) 3)の直後に文字列定数を指定している。かつ、

5) 4)の定数のうち、最後に指定した文字列定数が以下のいずれかである場合。

  - 引用符の対応に誤りがある。

  - 文字列定数の後に必要なキーワードが指定されずに文が終了している。

5

PH07215

[現象]

以下いずれかの現象が発生します。

(現象1)

旧正系ノードでdxsvstartコマンドが正常終了したにもかかわらず、昇格正系ノードでRLPのコネクション状態(※)が""disconnection""から""connection""に遷移しません。このため、データベースが二重化構成になりません。

(現象2)

正系ノードでdxsvstartコマンドが正常終了したにもかかわらず、副系ノードでRLPのコネクション状態(※)が""disconnection""から""connection""に遷移しません。このため、データベースが二重化構成になりません。

(現象3)

副系ノードでdxsvstartコマンドが正常終了したにもかかわらず、正系ノードでRLPのコネクション状態(※)が""disconnection""から""connection""に遷移しません。このため、データベースが二重化構成になりません。

※rdbbcrlp(-V -Oオプション)コマンドで確認できます。

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2)MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0~V10.1.0B

EE V10.1.0~V10.1.0B

2)MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V11.0.0A~V11.1.1

EE V11.0.0A~V12.1.1

2)MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0

EE V10.1.0

2)MC V10.1.0を使用。

-Linux32の場合

1)EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2)MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1)EE V10.1.0を使用。かつ、

2)MC V10.1.0を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2)MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1)EE V10.1.0を使用。かつ、

2)MC V10.1.0を使用。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.1

EE V10.1.0~V12.1.0

Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.1.0

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.1

EE V10.1.0~V12.1.1

SE V10.1.0~V12.1.1

-Linux32の場合

1)以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.1.1

SE V10.1.0~V12.1.1

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.1.0

SE V10.1.0~V12.1.0

[発生条件]

(現象1の発生条件)

1) RLPの通信タイプがTCP/IPである。かつ、

2) 副系ノードで、dxswitchコマンドを実行し、ノード切替えを実施する。かつ、

3) 旧正系ノードで、以下の順に実行する。

  3-1) dxstopコマンドを実行する。

  3-2) dxstartコマンドを実行する。

  3-3) dxrebuildコマンドを実行する。

  3-4) 以下のいずれかを実行(*1)する。

       - dxstopコマンド

       - dxmonitorのプロセスをkillコマンドで強制終了

  3-5) dxstartコマンドを実行する。

  3-6) rdbstartコマンドを実行する。

  3-7) dxsvstart -rコマンドを実行する。

(現象2の発生条件)

1) RLPの通信タイプがTCP/IPである。かつ、

2) 両ノードで、DBミラーリングサービスを開始している。かつ、

3) 正系ノードで、以下の順に実行する。

  3-1) dxsvstop -rコマンドを実行する。

  3-2) rdbstopコマンドを実行する。

  3-3) dxstopコマンドを実行する。

  3-4) dxstartコマンドを実行する。

  3-5) 以下のいずれかを実行(*1)する。

       - dxstopコマンド

       - dxmonitorのプロセスをkillコマンドで強制終了

  3-6) dxstartコマンドを実行する。

  3-7) rdbstartコマンドを実行する。

  3-8) dxsvstart -cコマンドを実行する。

(現象3の発生条件)

1) RLPの通信タイプがTCP/IPである。かつ、

2) 両ノードで、DBミラーリングサービスを開始している。かつ、

3) 副系ノードで、以下の順に実行する。

  3-1) 以下のいずれかを実行する。

       - dxsvstop -rコマンド

       - dxsvstop -mコマンド

  3-2) rdbstopコマンドを実行する。

  3-3) dxstopコマンドを実行する。

  3-4) dxstartコマンドを実行する。

  3-5) 以下のいずれかを実行(*1)する。

       - dxstopコマンド

       - dxmonitorのプロセスをkillコマンドで強制終了

  3-6) dxstartコマンドを実行する。

  3-7) rdbstartコマンドを実行する。

  3-8) dxsvstart -rコマンドを実行する。

(*1)直前に実行したdxstartコマンドからの間隔が短い場合(1秒以内)に発生する可能性があります。しかし、タイミングに依存するため必ず発生するわけではありません。

6

PH07267

[現象]

[現象1]

SET STATISTICS文を実行すると、JYP4312Eエラーメッセージを出力する場合があります。

※JYP4312E 指定されたDSI“xx”は表のDSIではありません.

[現象2]

以下のいずれかのコマンドを実行すると、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

‐rdbprt

‐rdbfmt

‐rdbups

‐rdbgcdsi

※Symfoware/RDBがダウンする時に、メッセージログへ下記ようなメッセージを出力する。

qdg02842u:シグナルxxを受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

qdg14248i:OSで設定されたコアファイルの出力規約に従いコアファイルを採取しました

[現象3]

以下のいずれかのコマンドを実行すると、qdg02883uエラーメッセージを出力する場合があります。

‐rdbsloader

‐rdbsaloader

‐rdbsuloader

※qdg02883u:メッセージ制御ファイル内にメッセージ制御コード'xx'が見つかりませんでした

[現象4]

rdbunlコマンドを実行すると、qdg12017uエラーメッセージを出力する場合があります。

※qdg12017u:DSI'xx'は表のDSIではありません

[現象5]

INSERT文を実行して行を挿入すると、JYP2081Eエラーメッセージを出力する場合があります。

※JYP2081E 行に指定されている分割のキーとなる列の値を満たす分割値を持つDSIが存在しません.

[現象6]

rdbprtコマンドを実行すると、追加した列が表示されない場合があります。

[現象7]

以下のいずれかのSQL文を実行して、追加した列にアクセスすると、JYP7205Eを出力する場合があります。

‐SELECT文

‐INSERT文

‐UPDATE文

‐DELETE文

※JYP7205E 列“@1@”は有効な範囲中には存在しません.

[現象8]

ALTER DSI文で表のDSIの分割値を変更した後で、rdbprtコマンドは変更前の表のDSIの分割値を出力する場合があります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

‐ Oracle Solaris

‐ Linux

‐ Windows

[発生条件]

[条件1](現象1に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、rdbddlexコマンドでSET STATISTICS文を実行して1)の表へDSIの最適化情報を設定する。

[条件2] (現象2に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、下記のいずれのコマンドを実行する。

-rdbprtを実行して、3)で一括確定したDSIの定義情報を表示する

-rdbfmtを実行して、3)で一括確定したDSIを初期化する

-rdbupsを実行して、3)で一括確定したDSIの最適化情報を出力する

-rdbgcdsiを実行して、3)で一括確定したDSIを再編成する

[条件3] (現象3に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、下記のいずれのコマンドを実行して、3)で一括確定したDSIへ、入力ファイルのデータをロードする。

-rdbsloader

-rdbfmt

-rdbups

-rdbgcdsi

[条件4] (現象4に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、rdbunlコマンドを実行して、3)で一括確定したDSI中のデータを出力ファイルへ出力する。

[条件5] (現象5に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、INSERT文を実行して、3)で一括確定したDSIの分割値に対応する行を追加する。

[条件6] (現象6に対応する)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードの列定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードの列定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、rdbprtコマンドを実行して3)で一括確定した列の定義情報を表示する。

[条件7] (現象7に対応する)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードの列定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードの列定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、以下のいずれかのSQL文を実行して、3)で一括確定した列をアクセスする。

- SELECT文

- INSERT文

- UPDATE文

- DELETE文

[条件8] (現象8に対応する)

1) ロードシェアを運用する。かつ、

2) Satelliteシステムに表を定義している。かつ、

3) 2)の表に1つのDSOと複数のDSIを定義する(各DSIに分割値を定義する)。かつ

4) rdbexdsiコマンドで3)のDSIをアプリケーションの処理対象外とする。かつ、

5) 2)の表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ

6) ALTER DSI文で4)のDSIの分割値を変更する。かつ、

7) 6)が実行した後に、rdbprtコマンドで、6)で処理したDSIの分割値を表示する。

現象・条件と一致した場合、本障害となります。

7

PH07446

[現象]

lxrepenaコマンドを実行するとメモリに十分な空きがあるにもかかわらず、qdg12071uのエラーになってしまいます。

qdg12071u:利用可能なメモリが不足しています

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) 以下を指定した入力ファイルでlxrepcreコマンドを実行した。かつ、

  - REPTYPEオペランドに“COPY”を指定している。

2) 1)の抽出レコードの長さが1024メガバイト以上である。かつ、

3) 1)の入力ファイルの抽出定義名を指定したlxrepenaコマンドを実行した場合。

または、

1) 以下を指定した入力ファイルでlxrepcreコマンドを実行した。かつ、

  - REPTYPEオペランドに“MEMBER”を指定している。

2) 1)の抽出レコードの長さが1024メガバイト以上である。かつ、

3) 以下をすべて指定した入力ファイルでlxrepcreコマンドを実行した。かつ、

  - GRPNAMEオペランドを指定している。

  - MEMBERオペランドに1)の入力ファイルの抽出定義名を指定している。

4) 3)の入力ファイルのレプリケーショングループ名を指定したlxrepenaコマンドを実行した場合。

8

PH07830

[現象]

以下の条件の場合、CREATE PROCEDURE文(プロシジャルーチン定義)が構文エラーにならずに、正常終了します。

派生する事象として、該当のプロシジャルーチンを指定して、CALL文を実行すると、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) CREATE PROCEDURE文(プロシジャルーチン定義)を実行している。かつ、

2) 1)の定義で、ハンドラ宣言のハンドラ動作以外にRESIGNAL文を指定している。かつ、

3) 2)のRESIGNAL文で、信号値を省略している場合。

9

PH08192

[現象]

SQL文実行時に、処理対象の行がアプリケーションに返却されない場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSである。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)以下のいずれかに該当する。かつ、

  1-1)動作環境ファイルのJOIN_ORDERパラメタにAUTO、または、OUTSIDEを 指定する。または、

  1-2)SQL文にASSIST指定のLEADING_TABLEを指定する。

2)FROM句に結合表を2個以上入れ子で指定する。かつ、

3)内側の結合表が以下のいずれかに該当する。かつ、

  3-1)結合型にOUTER JOIN(外部結合)を指定する。かつ、WHERE句に結合表の右表の列にIS NULL以外の条件(*2)を指定する。または、

  3-2)結合型にINNER JOINを指定する。

4)内側の結合表のON句に、左側の値式が右表の列、右側の値式が左表の列である比較述語を指定する。かつ、

5)外側の外部結合の結合表のON句に、左右の値式が内側の結合表の左表の列と外側の結合表の右表の列である比較述語を指定する。かつ、

6)外側の外部結合の結合表のON句に、左右の値式が内側の結合表の右表の列と外側の結合表の右表の列である比較述語を指定する。

*1:外部結合の左表、右表は、結合型にLEFTを指定した場合を前提に記載しています。結合型がRIGHTの場合は、右表は左表に、左表は右表に読み替えてください

*2:複数の条件をORブール演算子に指定し、すべての条件に結合表の右表の列にIS NULL以外の条件を指定した場合、3-1)に該当します。

10

PH08255

[現象]

[現象1]

コネクションを接続できないユーザが、Symfoware Serverにコネクション接続が可能な場合があります。

[現象2]

コネクション接続が可能なユーザが、以下のメッセージを出力してSymfoware Serverに接続できない場合があります。

「JYP1011E 利用者の認証ができません.」

[環境]

[現象1の環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合

  • Oracle Solaris

  • Linux

[現象2の環境]

Linux32ビットOSを使用している場合

[発生条件]

[現象1の発生条件]

1)クライアントからの接続方法にリモートアクセスを使用している。かつ、

2)OSのログイン名で接続する認証方式を使用している。かつ、

3)2)で使用しているユーザが、以下のいずれかの理由でOSにログインできなくなっている場合。

3-1)ユーザアカウントが無効になる日数を超えている。または、

3-2)パスワードを変更しなくてもよい最長日数を超えている。または、

3-3)ログインできないアカウントに変更されている。または、

3-4)パスワード最終更新日が1970/1/1である。

[現象2の発生条件]

1)クライアントからの接続方法にリモートアクセスを使用している。かつ、

2)OSのログイン名で接続する認証方式を使用している。かつ、

3)2)で使用しているユーザアカウントのパスワードをpasswd -dコマンドにより空にしている場合。

11

PH09084

[現象]

DBミラーリングサービスを構成する両ノードの状態が想定しない状態(*)となる場合があります。

本事象が発生すると、通常停止コマンドがエラー復帰します。

*:dxinfコマンドの出力において、ノードの状態が両ノードで「C:正系」となる。

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.2

Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.2.0

2)MC V11.0.0~V12.2.0を使用。

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0~V10.1.0B

EE V10.1.0~V10.1.0B

2)MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE 9.1.0~9.2.0

EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux64-IPFの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE 9.1.0~9.2.0

EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V11.0.0A~V11.1.2

EE V11.0.0A~V12.2.0

2)MC V11.0.0A~V12.2.0を使用。

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0

EE V10.1.0

2)MC V10.1.0を使用。

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE 9.1.0

EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux32の場合

1)EE V11.0.0A~V12.2.0を使用。かつ、

2)MC V11.0.0A~V12.2.0を使用。

または

1)EE V10.1.0を使用。かつ、

2)MC V10.1.0を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)EE V11.0.0~V12.2.0を使用。かつ、

2)MC V11.0.0~V12.2.0を使用。

または

1)EE V10.1.0を使用。かつ、

2)MC V10.1.0を使用。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.2

EE V10.1.0~V12.2.0

Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.2.0

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.2

EE V10.1.0~V12.2.0

SE V10.1.0~V12.2.0

-Linux32の場合

1)以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.2.0

SE V10.1.0~V12.2.0

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.2.0

SE V10.1.0~V12.2.0

[発生条件]

DBミラーリングサービスを構成するノードを「ノード1」、「ノード2」とします。

1) [ノード1]・[ノード2]共にDBミラーリングサービスのサービス状態がセットアップ直後、または、通常停止状態である。かつ、

2) [ノード1]で正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する。かつ、

3) [ノード1]で何らかの原因によりSymfoware/RDBが停止している。かつ、

4) [ノード2]で正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する。

※4)の状態でdxinfコマンドの実行結果から[ノード1]および[ノード2]の両方のノードのノードの状態が「C:正系」であると確認できます。

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PH09135

[現象]

WebAdminでログインできないユーザにもかかわらず、WebAdminでログインができてしまいます。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

[発生条件]

1) WebAdminでログインしている。かつ、

2) 1)で使用しているユーザ(データベース管理者)が、以下のいずれかの理由でOSにログインできなくなっている場合。

- ユーザアカウントが無効になる日数を超えている。

  - パスワードを変更しなくてもよい最長日数を超えている。

  - ログインできないアカウントに変更されている。

  - パスワード最終更新日が1970/1/1である。

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PH09189

[現象]

下記の現象が発生する場合があります。

最初に現象1が発生した後、発生条件に示した操作を行うことで、現象2から現象4へと現象が遷移していきます。

[現象1]

監査ログエレメントの Used rate が 0% でないにもかかわらず、Record span が表示されなくなります。

[現象2]

監査ログエレメントの Record span の開始時刻が、実際に格納されている最初の監査ログの格納時刻よりも新しくなります。

[現象3]

監査ログエレメントの Used rate が 0% でないにもかかわらず、Status が FREE になります。

[現象4]

媒体障害による閉塞が発生しないにもかかわらず、監査ログエレメントの状態がHARD-INHIBIT になります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)監査ログ運用を行っている。かつ、

2)状態がCURRENT USEとなった監査ログエレメントに対して監査ログを取得する。かつ、

3) 2)の後に一度も以下を実行していない。かつ、

  3-1) rdbstop コマンドのオプション無し

  3-2) rdbstop コマンドの -mc オプション

4)監査ログエレメントの切替えが発生していない。かつ、

5)rdbstop コマンドの -e オプションを実行する。かつ、

6) Symfoware/RDBを起動する(注1)。かつ、

7) アプリケーションまたはコマンドの実行で、監査ログを取得する(注2)。かつ、

8) 監査ログエレメントを切り替える(rdbauditコマンドの -eオプション)(注3)。かつ、

9) 以下のいずれかによってSymfoware/RDBを停止する。かつ、

  9-1) rdbstop コマンドのオプション無し

  9-2) rdbstopコマンドの -mc オプション

10) Symfoware/RDBを起動する(注4)。

注1:この時点で、現象1 が発生します。

注2:この時点で、現象2 が発生し、Record span の開始時刻には、2)の時刻は表示されず、7)の時刻が表示されます。

注3:この時点で、現象3 が発生します。

注4:この時点で、現象4 が発生します。