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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

B.5.5 ネットワークジョブに関する注意事項

ネットワークジョブのジョブ名について

ネットワークジョブの実行サーバ側のジョブ名は、投入サーバ側のジョブ名+“_”(半角アンダーバー)となります。

例)

投入サーバ側のジョブ名:業務1

実行サーバ側のジョブ名:業務1_

ジョブ名は以下で確認することができます。

WindowsからUNIXへネットワークジョブを依頼する場合の権限

以下のすべての条件を満たす場合、ジョブはUNIXサーバにおいて、管理者権限(root)で実行されます。

投入サーバ/実行サーバがともにWindowsの場合の注意事項

投入サーバ/実行サーバがともにWindowsである、かつ、ジョブ投入者のユーザ名が“root”の場合、ネットワークジョブを実行できない場合があります。以下のa.またはb.の場合に、ネットワークジョブを実行することができません。ここでジョブ投入者“root”がシステム管理者か否かは関係しません。

ネットワークジョブを実行するには、ジョブ投入者に“root”以外のユーザを指定してください。

  1. 以下の条件にすべて該当する場合、ネットワークジョブを実行できません。

    • 実行サーバがV5.0L20~V13.3.1である。

    • 実行サーバで[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定している。

    • ジョブ投入者である“root”のユーザパスワードと、実行サーバ上の“Systemwalker MpMjes”サービスのログオンアカウントのユーザのパスワードが異なる。

  2. 以下の条件にすべて該当する場合、ネットワークジョブを実行できません。

    • 実行サーバがV13.4.0以降である。

    • 投入サーバで[ジョブ所有者情報の定義]を行っている。

      投入サーバ/実行サーバにおける[ジョブを所有者の権限で実行する]の指定の有無や両サーバにおける指定の有無の組合せは関係しません。

ジョブ投入者とは、以下を指します。

HP-UX版およびLinux版からAIXへネットワークジョブを依頼する場合の注意事項

HP-UXおよびLinuxサーバから、AIXへネットワークジョブを依頼する場合は、実行コマンドの転送を指定しないでください。実行コマンドの転送を指定した場合、以下のエラーが出力されることがあります。

Line length exceeds 1025 characters. Job not queued.

HP-UXおよびLinuxサーバから、AIXへネットワークジョブを依頼する場合は、AIXの資源を利用する、または、あらかじめコマンドなどの資源をAIXに転送しておくなど、実行コマンドの転送を指定しないで依頼してください。

他サーバをシャットダウンまたはリブートするネットワークジョブを依頼する場合の注意事項

他サーバをシャットダウンまたはリブートするネットワークジョブを起動した場合、ジョブ終了後、ジョブの実行結果の取得に先がけた以下の処理がエラーとなり、異常終了することがあります。

上記の処理がエラーになるのは、実行サーバのシャットダウンの最中またはシステムの起動開始中に処理が行われるためです。シャットダウンまたはリブートが正常に行われることにより発生する現象であり、Systemwalker Operation Managerの動作に問題はありません。

他サーバをシャットダウンまたはリブートするネットワークジョブについて、[登録-ジョブ]ウィンドウ-[基本情報]シートの[終了コードに関わらず正常]にチェックし、終了コードを無視する運用を検討してください。

ネットワークジョブとして投入できないジョブ

以下の場合は、ネットワークジョブ機能を利用できません。