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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

10.2 標準スケジュールを登録する

基本的な運用パターンを標準スケジュールとして登録します。標準スケジュールとは、毎日または休日以外の日に省略値として自動的に設定されるサービス/アプリケーション(UNIX版の場合は、アプリケーションのみ)の運用スケジュール(起動順序)のことです。

サーバの電源が投入されると、設定された運用スケジュールに従って、サービスおよびアプリケーション(UNIX版の場合は、アプリケーションのみ)が起動されます。

以下に、サービスとアプリケーションの標準スケジュールを設定する手順を示します。


操作手順

  1. [サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスの表示

    [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、[サービス・アプリケーション起動]を選択します。次に[オプション]メニューから[サービス・アプリ起動パターン]を選択します。

    図10.1 [サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックス

    [起動パターン]:

    現在選択されている起動パターンの名前([標準スケジュール]/[休日スケジュール]/ユーザ固有の定義パターン(7個まで))が表示されます。

    [パターンの設定]:

    [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスが表示されます。

    [別パターンで登録]:

    [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスが表示されます。

    [カレンダの引用]:

    カレンダの引用を行う場合にチェックします。

    [カレンダ一覧]:

    登録されているカレンダの一覧が表示されます。

    [アプリケーション起動時の扱い]:

    アプリケーションを起動する場合の表示方法(普通に表示/非表示/アイコン化)を指定します。UNIX版の場合は指定できません。

  2. [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスの表示

    [サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスで[標準スケジュール]を選択します。次に[パターンの設定]ボタンをクリックします。

    図10.2 [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックス-[起動パターン名]シート

  3. サービス/アプリケーションの標準スケジュール情報の設定

    [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックス-[サービス起動]シートまたは[アプリケーション起動]シートを使って、以下の項目を設定します。

    • [サービス起動]シート【Windows版】

      電源投入を契機に起動される、サービスの種類や起動順序(起動パターンと呼びます)を定義します。

    図10.3 [サービス起動]シート

    [サービス一覧]:

    電源投入を契機に起動されるサービスの種類や起動順序の一覧が表示されます。

    [追加]:

    サービスを追加定義します。ボタンをクリックすると、[サービス情報定義]ダイアログボックスが表示されます。

    [変更]:

    カーソルで選択した、サービス情報を変更します。ボタンをクリックすると、[サービス情報定義]ダイアログボックスが表示されます。

    下記の[サービス情報定義]ダイアログボックスの設定方法を参照し、変更内容を入力します。

    [削除]:

    カーソルで選択したサービスを削除します。


    [サービス情報定義]ダイアログボックスの設定

    [サービス起動]シートから[追加]ボタンまたは[変更]ボタンをクリックすることにより表示される[サービス情報定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。

    図10.4 [サービス情報定義]ダイアログボックス

    [サービス名]:

    [コントロールパネル]の[サービス]に登録されているサービス名を指定します。

    [先行サービス名]:

    [コントロールパネル]の[サービス]に登録されているサービス名を指定します。

    [パラメータ]:

    サービス起動時のパラメータを指定します。

    [先行サービス未起動時の動作]:

    先行サービスが指定された場合に、先行サービスの状態をチェックして、サービスの起動を決定します。


    • [アプリケーション起動]シート

      起動ファイル名、パラメータ、実行時のディレクトリを設定します。

    図10.5 [アプリケーション起動]シート

    [アプリケーション一覧]:

    電源投入を契機に起動されるアプリケーションの種類や起動順序の一覧が表示されます。

    [追加]:

    アプリケーションを追加定義します。ボタンをクリックすると、[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスが表示されます。

    [変更]:

    カーソルで選択した、アプリケーション情報を変更します。ボタンをクリックすると、[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスが表示されます。下記の[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスの設定方法を参照し、変更内容を入力します。

    [削除]:

    カーソルで選択したアプリケーションを削除します。


    [アプリケーション情報定義]ダイアログボックスの設定

    アプリケーション起動]シートから[追加]ボタンまたは[変更]ボタンをクリックすることにより表示される[アプリケーション情報定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。

    図10.6 [アプリケーション情報定義]ダイアログボックス

    [起動ファイル名]:

    アプリケーションの実行ファイルを指定します。

    [パラメータ]:

    起動ファイルに渡すパラメータを記述します。

    [実行時のディレクトリ]:

    アプリケーションが動作するディレクトリを指定します。

  4. [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスの完了

    [サービス・アプリケーション起動パターン定義]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

  5. カレンダの適用

    以下のいずれかを選択し、引用するカレンダを選択します。

    • 平日だけに標準スケジュールを適用する場合:

      [カレンダの引用]チェックボックスをチェックし、引用するカレンダを選択します。カレンダの情報に従って、平日だけに標準スケジュールが自動的に設定されます。

    • 平日、休日に関係なく標準スケジュールを適用する場合:

      [カレンダの引用]チェックボックスをチェックしません。すべての日に標準スケジュールが自動的に設定されます。

  6. 標準スケジュールの保存

    [サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックして、標準スケジュールを保存します。

注意

カレンダの引用について

  • 引用するカレンダを変更した場合

    設定されているサービス・アプリケーション起動の運用日の情報はすべて無効となります。[サービス・アプリケーション起動]ウィンドウで1日単位で起動パターンを割り当てていた場合は、サービス・アプリケーション起動の運用日を再設定する必要があります。

  • 引用するカレンダの内容が変更された場合

    変更されたカレンダの内容に連動して、サービス・アプリケーション起動の運用日が設定されます。

登録するアプリケーションについて【Windows版】

Windows OSにおいて、ウィンドウを表示するアプリケーションを登録した場合、ログインしたデスクトップにウィンドウは表示されません。ウィンドウを表示した状態でアプリケーションを起動したい場合は、スタートアッププログラムとして登録してください。

参考

適用したスケジュールを一時的に無効にすることができます。サービス・アプリケーション起動日を選択した後に、右クリックによるポップアップメニューから[スケジュール無効]を選択します。これにより、選択中のすべての日付のスケジュールが無効になり、サービス、アプリケーションは起動されません。