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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

3.1 サーバの電源の投入/切断をスケジュールする手順

電源制御機能を使用すると、サーバの電源の投入/切断やリブートを自動化することができます。サーバに対して、以下の電源制御方法が選択できます。

サーバの電源の投入/切断をスケジュールする手順は以下のとおりです。

操作手順

  1. SYSTEM_CALENDARに休日を設定する

    サーバの運用を行わない日(電源を投入しない日)をSYSTEM_CALENDARの休日として設定します。一括電源制御を行う場合は、制御を行うサーバに対して設定します。SYSTEM_CALENDARの休日には、電源制御スケジュールで定義した時刻(定義していなければ日変わり時刻)に電源切断されます。

    この作業は、2.から5.までの手順を実施した後に実施してもかまいません。

    詳細は、“2.1 SYSTEM_CALENDARを設定する”を参照してください。

  2. 日変わり時刻を設定する

    Systemwalker Operation Manager上で、日付が更新される時刻を設定します。日変わり時刻は、必ず電源制御方法を設定する前に実施してください。

    詳細は“2.2 日変わり時刻を設定する”を参照してください。

  3. 電源制御方法を設定する

    Systemwalker Operation Managerのサーバに対して、電源制御を行うか行わないか、電源制御を行う場合は、単一サーバの電源制御を行うか、一括電源制御を行うかを指定します。一括電源制御を行う場合は、制御するホストとなる制御ホストと、制御されるホストとなる電源制御対象ホストの情報を合わせて設定します。

    設定方法の詳細は、“3.2 電源制御方法を設定する”を参照してください。

  4. 電源スケジュールを設定する

    サーバの電源投入/切断およびリブートの時刻を定義した電源スケジュールを作成します。通常の電源スケジュールは、“3.3 電源スケジュールを設定する”の、“3.3.1 標準のパターンを作成・適用する”で作成します。より複雑な設定、特異な設定が必要となる場合は、“3.3.2 非標準のパターンを作成・適用する”、“3.3.3 特定の日に対して個別にスケジュールを設定する”を参照してください。

  5. 終了監視オプションを設定する

    シャットダウン時の条件を終了監視オプションで設定します。詳細は、“3.4 終了監視オプションを設定する”を参照してください。

設定した内容は、設定を完了した時点から有効になります。ただし、終了監視中に行った場合は、次回の電源投入後に有効となります。

注意

手動操作について

サーバの電源の投入/切断を自動化している場合でも、手動による電源の投入/切断やシャットダウンは可能です。ただし、この場合は以下のことに注意してください。

  • スケジュールした電源投入時刻になる前に、手動で電源を投入したり、クライアントでのユーザログオン/ログインによってサーバの電源が投入された場合は、スケジュールした電源投入時刻の設定は無視されます。サーバの電源は電源切断時刻になるまで切断されません。

  • サーバを手動でシャットダウンする場合は、Systemwalker Operation Managerの[接続サーバの停止]ダイアログボックスを使用してください。WindowsサーバおよびUNIXサーバから直接シャットダウンすると、次回の電源投入時刻が無効となり、電源は自動投入されません。

参考

一括電源制御について

一括電源制御を行う場合は、一括電源制御を行うすべてのホストを1つの論理的なサーバとして扱います。利用者は、一括電源制御を行う制御ホストと電源制御対象ホストをまとめて指定し、制御ホストに対してSYSTEM_CALENDAR、電源制御パターン、終了監視オプションなどの設定を行います。サーバの手動操作は、制御ホストに対してのみ可能となります。