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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.1 拡張機能ガイド
FUJITSU Software

E.3.2 Impalaのメッセージとその対処

出力頻度の高いImpalaのメッセージとその対処について接続方法別に分類し説明します。Impalaのメッセージは、ImpalaClient(Impala-shellや、アプリケーション)の端末に出力されます。


impala-shellコマンドを利用した接続時に出力されるメッセージ

ERROR: AnalysisException: Unable to INSERT into target table (<テーブル名>) because Impala does not have WRITE access to at least one HDFS path: <ディレクトリパス>

【メッセージの意味】

ディレクトリパスに示すディレクトリへの書き込み権限がありません。

【対処方法】

ディレクトリパスに対し、Impala実行ユーザーが書き込み可能な権限を設定してください。


ERROR: AnalysisException: Failed to load metadata for table: <テーブル名>

【メッセージの意味】

メタデータの読み込みに失敗しました。

【対処方法】

メタストアデータベースが起動しているか確認してください。停止していた場合はメタストアデータベースを起動し、以下のクエリを実行してメタデータを再度読み込んでください。

[slave1:21000] > invalidate metadata; <Enter>

Unknown Exception : [Errno 104] Connection reset by peer

【メッセージの意味】

クエリ実行中に、Impala Daemonが停止しました。

【対処方法】

以下のコマンドを実行し、Impala Daemonを起動してください。

# /opt/FJSVbdpp/ext/bin/impala_start <Enter>

Application Exception : write() send(): Broken pipe

【メッセージの意味】

Catalog Serviceとの接続が切れました。

【対処方法】

メッセージ出力時のImpala Clientの接続先のスレーブサーバ上で以下のコマンドを実行し、Impala Daemonを再起動してください。

# service impala-server restart <Enter>

JDBCを利用した接続時に出力されるメッセージ

(500051) ERROR processing query/statement. Error Code: 0, SQL state: TStatus(statusCode:ERROR_STATUS, sqlState:HY000, errorMessage:AnalysisException: Unable to INSERT into target table (<テーブル名>) because Impala does not have WRITE access to at least one HDFS path: <ディレクトリパス>), Query: <実行対象クエリ文字列>.

【メッセージの意味】

ディレクトリパスに示すディレクトリへの書き込み権限がありません。

【対処方法】

ディレクトリパスに対し、Impala実行ユーザーが書き込み可能な権限を設定してください。


(500051) ERROR processing query/statement. Error Code: 0, SQL state: TStatus(statusCode:ERROR_STATUS, sqlState:HY000, errorMessage:AnalysisException: Failed to load metadata for table: <テーブル名>

【メッセージの意味】

メタデータの読み込みに失敗しました。

【対処方法】

メタストアデータベースが起動しているか確認してください。停止していた場合はメタストアデータベースを起動し、以下のクエリを実行してメタデータを再度読み込んでください。

[slave1:21000] > invalidate metadata; <Enter>

(500310) Invalid operation: java.net.ConnectException: 接続を拒否されました;

【メッセージの意味】

クエリ実行中に、Impala Daemonが停止しました。

【対処方法】

以下のコマンドを実行し、Impala Daemonを起動してください。

# /opt/FJSVbdpp/ext/bin/impala_start <Enter>

(500051) ERROR processing query/statement. Error Code: <実行対象クエリ文字列>, SQL state: {1}, Query: {2}.

【メッセージの意味】

Catalog Serviceとの接続が切れました。

【対処方法】

メッセージ出力時のImpala Clientの接続先のスレーブサーバ上で以下のコマンドを実行し、Impala Daemonを再起動してください。

# service impala-server restart <Enter>

ODBCを利用した接続時に出力されるメッセージ

(110) Error while executing a query in Impala: [HY000] : AnalysisException: Unable to INSERT into target table (<テーブル名>) because Impala does not have WRITE access to at least one HDFS path: <ディレクトリパス>

【メッセージの意味】

ディレクトリパスに示すディレクトリへの書き込み権限がありません。

【対処方法】

ディレクトリパスに対し、Impala実行ユーザーが書き込み可能な権限を設定してください。


(110) Error while executing a query in Impala: [HY000] : AnalysisException: Failed to load metadata for table: <テーブル名>

【メッセージの意味】

メタデータの読み込みに失敗しました。

【対処方法】

メタストアデータベースが起動しているか確認してください。停止していた場合はメタストアデータベースを起動し、以下のクエリを実行してメタデータを再度読み込んでください。

[slave1:21000] > invalidate metadata; <Enter>

(100) Error from the Impala Thrift API: connect() failed: 接続を拒否されました

【メッセージの意味】

クエリ実行中に、Impala Daemonが停止しました。

【対処方法】

以下のコマンドを実行し、Impala Daemonを起動してください。

# /opt/FJSVbdpp/ext/bin/impala_start <Enter>

(10000) General error: Unexpected exception has been caught.

【メッセージの意味】

Catalog Serviceとの接続が切れました。

【対処方法】

メッセージ出力時のImpala Clientの接続先のスレーブサーバ上で以下のコマンドを実行し、Impala Daemonを再起動してください。

# service impala-server restart <Enter>