構成ファイル bdpp2.conf の設定内容について説明します。
/etc/opt/FJSVbdpp/ext/conf/bdpp2.conf
本製品の拡張機能のインストールおよびセットアップに必要な情報を定義します。
サーバ機能ごとにファイルを作成する必要があります。
以下の形式の行で構成されます。
<パラメーター>=<指定値>
各サーバで定義するパラメーターについては以下を参照してください。
注意
指定値が "選択" となっているパラメーターについて
"<パラメーター>=" までを記述し、値を省略してください。
BDPP_IMPALA_DEFAULT_USERS=
指定値が "省略可" となっているパラメーターについて
パラメーター行自体を省略できます。
ポイント
bdpp2.conf のひな形が、本製品の提供媒体(DVD-ROM)の /DISK2/config_template 配下にサーバの種別単位に格納されています。該当のひな形をシステムの作業ディレクトリにコピーしてからパラメーターを編集して作成してください。
注意
インストール時は、任意のディレクトリに構成ファイルを作成してください。インストール前に環境変数 BDPP2_CONF_PATH に作成した構成ファイルの格納ディレクトリを指定する必要があります。
【マスタサーバ】、【スレーブサーバ】
マスタサーバとスレーブサーバの構成ファイルに設定するパラメーターを以下に示します。
項 | パラメーター | 必須/ | 指定値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | BDPP_IMPALA_CLUSTER_NAME | 必須 | cluster2 | Impalaクラスタに設定する仮想ホスト名を指定します。 |
2 | BDPP_IMPALA_CLUSTER_IP | 必須 | 10.10.10.1 | Impalaクラスタに設定する仮想 IP アドレスを指定します。 |
3 | BDPP_IMPALA_METASTORE_PORT | 省略可 | 9083 | Hiveメタストアのポート番号を指定します。 |
4 | BDPP_IMPALA_METASTOREDB_TYPE | 必須 | mysql または postgresql | Hiveメタストアが使用するRDBの種類を指定します。 |
5 | BDPP_IMPALA_METASTOREDB_HOST | 必須 | dbserver | メタストアデータベースサーバ名を指定します。 |
6 | BDPP_IMPALA_METASTOREDB_PORT | 省略可 | 3306 | メタストアデータベースサーバのポート番号を指定します。 |
7 | BDPP_IMPALA_METASTOREDB_NAME | 必須 | metastore | メタストアデータベースのデータベース名を指定します。 |
8 | BDPP_IMPALA_METASTOREDB_USER | 必須 | impala | メタストアデータベースにアクセスするDBユーザー名を指定します。 |
9 | BDPP_IMPALA_METASTOREDB_PASSWORD | 必須 | impala_password | メタストアデータベースにアクセスするDBユーザーのパスワードを指定します。 |
10 | BDPP_IMPALA_DEFAULT_USERS | 選択 | impalauser01,1600 | Impala利用ユーザーのユーザー名およびユーザーID を指定します。 複数のユーザーID を登録可能です(*1)。 |
11 | BDPP_IMPALA_DEFAULT_GROUP | 選択 | impalagroup,1600 | Impala利用ユーザーが属するユーザーグループ名およびグループID を登録する場合に指定します。 |
*1:ユーザーID を複数登録する場合には、以下のように" "(空白)区切りでユーザー名とユーザーIDを複数指定します。
impalauser1,1600 impalauser2,1601 impalauser3,1602
【開発実行環境サーバ】
開発実行環境サーバの構成ファイルに設定するパラメーターを以下に示します。
項 | パラメーター | 必須/ | 指定値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | BDPP_IMPALA_CLUSTER_NAME | 必須 | cluster2 | <マスタサーバと同じ値を設定します> |
2 | BDPP_IMPALA_CLUSTER_IP | 必須 | 10.10.10.1 | <マスタサーバと同じ値を設定します> |
3 | BDPP_IMPALA_DEFAULT_USERS | 選択 | impalauser01,1600 | <マスタサーバと同じ値を設定します> |
4 | BDPP_IMPALA_DEFAULT_GROUP | 選択 | impalagroup,1600 | <マスタサーバと同じ値を設定します> |