本章では、ストレージシステムの追加および削除を行う方法について説明します。
DFS では、データを格納するストレージ領域を共用ディスク装置上に構築しています。
ファイルデータの入出力を行う共用ディスク装置の処理性能を向上させたい場合や、ファイルシステムの容量を増やしたい場合は、共用ディスク装置のファイルデータ領域(共用ディスク装置においてファイルのデータを格納する領域)を新しく追加してください。
新しいパーティションの追加により、ファイルデータ領域のサイズが拡張され、DFS に以前より大きな容量のデータを格納することが可能になります。また、DFS は複数のパーティションで構成した場合、ファイルデータの入出力処理が分散されるため、共用ディスク装置のパフォーマンスを向上させることができます。
ポイント
ストレージシステムの追加または削除によりシステム構成を変更した後、運用を再開する前にマスタサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバにおいて構成情報をバックアップしておくことを推奨します。
バックアップの詳細については、「13.1 バックアップ」を参照してください。