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Systemwalker Operation Manager 設計ガイド
FUJITSU Software

7.1.2 遅延監視

ジョブやジョブネットの遅延監視について検討します。

いずれの場合も、初期状態では、ジョブスケジューラの起動パラメタで遅延時のイベントログ/SYSLOGへのメッセージは出力されません。

検討項目

ジョブネットの開始遅延

ジョブネットが起動予定時刻になっても起動されない場合、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力できます。ガントチャート上でも、開始遅延状態として確認できます。起動予定時刻の監視対象となるのは、以下の場合です。

  • [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートの[メッセージ事象発生時のみ起動]で[開始予定時刻]が定義されているジョブネットで、メッセージ事象が発生しないまま開始予定時刻が過ぎた場合

  • 起動時刻とメッセージ事象発生をAND条件で待ち合わせ、メッセージの条件で[起動時刻の到来を待つ]を指定しているジョブネットで、起動予定時刻になっても待ち合わせているメッセージ事象が発生しない場合

詳細については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットの開始遅延を監視する場合”を参照してください。


ジョブネットの終了遅延

ジョブネットが終了予定時刻になっても終了していない場合、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力できます。ガントチャート上では、終了予定時刻を過ぎてもジョブネットが実行状態のままの場合に、終了遅延状態として確認できます。

終了予定時刻は、以下の2通りの指定方法があります。

  • 絶対時刻

  • ジョブネットが起動されてからの相対時刻

    ジョブネットの実行予測時間に指定された時間から計算された相対時刻になります

いずれも[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで指定できます。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“ジョブネットの終了遅延を監視する場合”を参照してください。


ジョブの終了遅延

ジョブの開始から終了までの実行予測時間を監視して、予測時間を超えても終了しない場合に、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力できます。

[登録-ジョブ]ウィンドウ-[詳細情報]シートで指定できます。