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Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.2.11 申請タスク操作コマンド

コマンド名

fscsm_request

形式
fscsm_request delete {-requestId | -date end-date} [-force]
fscsm_request export [-start start-date] [-end end-date] -dir output-directory
機能説明

起票された申請タスクを削除します。また申請タスク情報をファイル出力します。

サブコマンド
delete {-requestId requestId | -date end-date } [-force]

起票されている申請タスクを削除します。

requestIdend-dateはいずれかを指定する必要があります。

requestIdには削除する申請タスクの申請タスクIDを指定します。

end-dateは削除する申請タスクの起票日をYYYY-MM-DDの形式で指定します。指定した日付以前に起票された申請タスクが削除の対象となります。

-forceは省略可能です。指定した場合、申請タスクの状態に関係なく該当の申請タスクを削除します。

省略した場合は、状態が承認待ちの申請タスクは削除されず、承認、却下、キャンセルまたは失敗となっている申請タスクだけを削除します。

export [-start start-date] [-end end-date] -dir output-directory

起票されている申請タスクをファイル出力します。

start-dateには、申請タスクの取得期間の開始日をYYYY-MM-DDの形式で入力します。省略した場合、存在する申請タスクの中で一番古い起票日が指定されます。

end-dateには、申請タスクの取得期間の終了日をYYYY-MM-DDの形式で入力します。省略した場合、コマンド実行日が指定されます。

output-directoryには、ファイルの出力先フォルダーを指定します。パラメーターの省略はできません。

半角英数字、ハイフン("-")、アンダースコア("_")からなる文字列をフォルダー名として指定します。

指定したファイルがすでに存在する場合は、エラーになります。コマンドを実行する前に、空のフォルダーを作成し、指定してください。フォルダーが存在しない場合、または指定のフォルダーが空でない場合はエラーになります。絶対パス、相対パスいずれも指定できます。

ファイル名と出力内容

ファイル名は以下のようになります。

<起票日>_<申請タスクID>_<操作対象のリソース>_<操作>.xml

<操作対象のリソース>には、以下のいずれかが指定されます。

操作対象リソース

指定される値

組織

org

ユーザー

user

プロジェクト管理

project

メニュー

menu

業務システム

platform

サービス

service

<操作>には、以下のいずれかが指定されます。

操作

指定される値

登録

register

変更

modify

削除

delete

出力するファイルの形式については、"5.3.7 申請タスク情報"を参照してください。

使用例
  • 申請中の申請タスクID「123」の申請タスクを削除する場合

    >fscsm_request delete -requestId 123 -force<RETURN>
  • 2014/3/31以前に起票した申請タスクで、承認、却下、キャンセルまたは失敗となっているものを削除する場合

    >fscsm_request delete -date 2014-03-31<RETURN>
  • 2015/12/01から2015/12/31までに起票した申請タスクをファイル出力する場合

    >fscsm_request export -start 2015-12-01 -end 2015-12-31 -dir .\usertmp\201512<RETURN>

参考

申請タスクのファイル出力は、以下のような用途でご利用いただけます。

  • 定期的にファイル出力を行い、過去の操作ログとして活用

  • 監査ログに残らない、承認者などの詳細情報について確認