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Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

4.2.1 オフラインバックアップ

本項では、システムのオフラインバックアップとリストアの手順について説明します。

本製品を以下の構成で利用する場合は、目安として合計1.0GBのファイルをコピーすることになります。バックアップ、リストアそれぞれの所要時間は約30分です。

ポイント

バックアップ所要時間は、ファイルコピー先のディスク性能などによって前後する可能性があります。

リストア所要時間は、ファイルコピー元のディスク性能などによって前後する可能性があります。

4.2.1.1 バックアップ

Cloud Services Managementのデータベースと設定のバックアップは、以下の手順で行います。

  1. システムの停止

    管理サーバを停止します。停止方法については、"2.1.2 停止"を参照してください。

  2. データベースのバックアップ

    管理サーバと連携アダプター基盤(APP)が使用しているデータベースに対して、それぞれのデータディクショナリ配下を退避します。

    %FSCSM_HOME%\db\CSMSYSTEM
    %FSCSM_HOME%\db\CSMMETERINGLOG
    %FSCSM_HOME%\db\CSMACCOUNTING
    %FSCSM_HOME%\db\CSMAPP

    退避方法については任意です。以下に例を示します。

    エクスプローラを使用して、それぞれのデータディクショナリ配下を圧縮(zip形式)フォルダーに退避します。

  3. ログのバックアップ

    %FSCSM_HOME%\log

    必要に応じて退避してください。

  4. 設定ファイルのバックアップ

    以下の2つのフォルダーに設定ファイルが格納されています。このフォルダー配下を退避します。

    %FSCSM_HOME%\conf
    %FSCSM_HOME%\sys\conf

    退避方法については任意です。

  5. 必須ソフトウェアのバックアップ

    本製品の必須ソフトウェアのバックアップを行ってください。詳細な手順については、各必須ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

    注意

    本製品の必須ソフトウェアのうち、SVOMのバックアップは、本製品のユーザー情報の登録、更新を実施している場合は必ず実施する必要があります。

    すでに、SVOMのバックアップを実施しており利用可能である場合、および本製品におけるユーザー情報の差分が存在しない場合は、SVOMのバックアップは必要ありません。

  6. システムの起動

    バックアップ後に運用を再開する場合は、管理サーバを起動します。

    管理サーバの起動方法については"2.1.1 起動"を参照してください。

4.2.1.2 リストア

Cloud Services Managementデータベースと設定のリストアは、以下の手順で行います。

  1. システムの停止

    Cloud Services Managementを停止します。停止方法については、"2.1.2 停止"を参照してください。

  2. データベースのリストア

    バックアップした手段に応じて、データディクショナリ配下に存在する古いファイルをすべて退避後、バックアップ済のデータをデータディクショナリ配下に配置します。

    配置したあと、データディクショナリに対応するフォルダーに対し、データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)へのアクセス許可として、フルコントロールが許可されているか確認してください。

    フルコントロールが許可されていない場合は、アクセス許可を編集してください。

    %FSCSM_HOME%\db\CSMSYSTEM
    %FSCSM_HOME%\db\CSMMETERINGLOG
    %FSCSM_HOME%\db\CSMACCOUNTING
    %FSCSM_HOME%\db\CSMAPP
  3. ログおよび設定ファイルのリストア

    バックアップした手段に応じて、ログフォルダーおよび設定ファイルフォルダー配下に存在する古いファイルをすべて退避後、バックアップ済のデータをログフォルダーおよび設定ファイルフォルダー配下に配置します。

  4. 必須ソフトウェアのリストア

    本製品の必須ソフトウェアのリストアを行ってください。詳細な手順については、各必須ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

  5. システムの起動

    リストア後に運用を再開する場合は、管理サーバを起動します。

    管理サーバの起動方法については"2.1.1 起動"を参照してください。