ISI運用管理コンソールは、以下の手順で起動します。
IJServerクラスタ「ISIConsole」の起動
注意
IJServerクラスタ「ISIConsole」の起動は、必ず以下のユーザで起動してください。
ユーザ名:root
Interstage Java EE管理コンソールの左フレームで、[クラスタ]を選択します。
右フレームで、クラスタ名の一覧から「ISIConsole」を起動します。
iiudefstrコマンドを実行します。
以下のコマンドを実行してIJServerクラスタを起動します。
asadmin start-cluster ISIConsole iiudefstr
ISI運用管理コンソールの起動
ISI運用管理コンソール操作端末でWebブラウザを起動し、ISI運用管理コンソールのURLを指定して接続します。
Webブラウザのアドレスに以下を指定します。
http://ホスト名:ポート番号/isiconsole
ホスト名:ISIをインストールしたサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
ポート番号:ポート番号を指定します。デフォルトは、「80」です。
ISI運用管理コンソールのログイン画面が表示されます。
図1.1 ログイン画面
ログイン
ISI運用管理コンソールのログインユーザは、Interstage Java EE 管理コンソールのログインユーザに統合されています。
ISI運用管理コンソールではOSレルムだけサポートしています。Interstage Java EE 管理コンソールのログインのためのレルムを、OSレルム以外に変更しないでください(初期設定ではOSレルムになります)。
Interstage Java EE管理コンソールのログインのためのレルムは、Interstage Java EE管理コンソールの以下の項目から確認してください。
[設定]-[ server-config]-[セキュリティ]-[レルム]-[admin-realm]
Interstage Java EE 管理コンソールのログインのためのレルムの詳細については、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド”の“管理ユーザーの登録”を参照してください。
注意
ISI運用管理コンソールのログインユーザは、Interstage運用グループに所属している必要があります。詳細については“ISI Java EE導入ガイド”の“ISI運用管理コンソールのセットアップ”を参照してください。
ログインに成功した場合は、ISI運用管理コンソールのメニュー画面が表示されます。ログインに失敗した場合は、失敗した原因とともに再度ログイン画面が表示されますので、原因を取り除いたあと、再度ログインを行ってください。
ISI運用管理コンソールにログイン後、画面上部のメニュータブを切り替えることで、各機能を操作できます。
なお、各機能操作時の情報/エラーメッセージは、ISI運用管理コンソールの左下に表示されます。
図1.2 メニュー画面
実行モニター
メッセージ処理状態の表示
エラーが発生したメッセージの再実行(インバウンド サービスエンドポイントがIII連携の場合)
運用の開始・停止
実行環境の運用状態表示
実行環境の起動・停止
実行環境内のISIサーバやアダプタごとの運用状態表示
実行環境内のISIサーバやアダプタごとの起動・停止
データボックス一覧(III連携を使用する場合だけ表示されます)
データボックスの状態表示
データボックス内のデータのダウンロード・削除
ログ
ログのダウンロード
ログに関する環境設定
ヘルプ(アイコン)
ヘルプの表示
メッセージ集の表示
バージョン情報
ポイント
「運用の開始・停止」はコマンドからも実行できます。コマンドの実行方法は、“1.1 ISIサーバの運用管理”を参照してください。
ユーザの役割に応じた操作可能な機能の制限
ユーザの役割(ロール)に応じて運用管理コンソールの操作可能な機能を制限することができます。
ロールには以下の2種類があります。
ISI運用管理コンソールのすべての操作を行うことができます。
メッセージ処理状態やデータボックスの状態の参照ができます。
エラーとなったメッセージの再実行や運用の開始・停止など、運用管理の操作はできません。
ロールごとに操作可能な機能は以下の通りです。
画面 | 操作 | 管理者 | モニター |
---|---|---|---|
ログイン画面 | ログイン | ○ | ○ |
実行モニター | メッセージ処理状態の表示 | ○ | ○ |
検索条件の設定 | ○ | ○ | |
メッセージ詳細の表示 | ○ | ○ | |
サービス履歴の表示 | ○ | ○ | |
再実行 | ○ | × | |
実行モニター | III連携の処理状態の表示 | ○ | ○ |
運用の開始・停止 | 運用状況の表示 | ○ | × |
実行環境やサーバの起動・停止 | ○ | × | |
データボックス | データボックスの状態表示 | ○ | ○ |
データのダウンロード | ○ | × | |
データの削除 | ○ | × | |
ログ | ログのダウンロード | ○ | ○ |
ログの環境設定 | ○ | × |
○:操作可能、×:操作不可能
各ロールに属するユーザの設定方法については、“ISI Java EE導入ガイド”の“ISI運用管理コンソールのセットアップ”を参照してください。