以下のコマンドを実行して、ISI運用管理コンソールをセットアップします。コマンドの詳細は“ISI リファレンス”の“isisetup”コマンドを参照してください。
isisetup create-console
ISI運用管理コンソールのセットアップを行うと、以下のリソースが作成されます。
リソース | 説明 |
---|---|
ISI運用管理コンソール | ISI運用管理コンソールの処理を行う、IJServerクラスタです。 以下の名前で作成します。 ISIConsole |
ISI Studioからシーケンスの実行を行う場合
ISI運用管理コンソールの処理を行うIJServerクラスタに対して、下記の定義項目の設定を行ってください。設定方法の詳細は“Interstage Application Server Java EE運用ガイド”の“定義項目一覧”またはInterstage Java EE管理コンソールのヘルプを参照してください。
定義項目 | 項目名 | 設定値 |
---|---|---|
JNDIサービス | 外部ネーミングサービスURL | シーケンスの実行を行うISIサーバの通信ポート番号(注1) |
注1:シーケンスを実行するISIサーバのISI実行環境設定ファイルの以下のキーの値と同じ値を設定してください。
com.fujitsu.esi.apserver.iiop_endpoints
ログインユーザの設定
ISI運用管理コンソールにログインするユーザは、Interstage運用グループに所属している必要があります。Interstage運用グループの詳細は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド”の“Java EE運用環境のロール”を参照してください。
ISI運用管理コンソールへのアクセスを許可するユーザを、インストール時に指定したInterstage運用グループに所属させてください。
ポイント
Interstage Information Integratorと連携する場合、Interstage運用グループとInterstage Information Integratorの運用グループに同一グループを指定し、そのグループにISI運用管理コンソールにログインするユーザを所属させる必要があります。その際、プライマリグループ、セカンダリグループの両方に設定してください。
ユーザの役割に応じて操作可能な機能を制限したい場合
ユーザの役割(ロール)に応じて運用管理コンソールの操作可能な機能を制限することができます。
指定可能なロールは以下の2つがあります。
ISI運用管理コンソールのすべての操作を行うことができます。
メッセージ処理状態やデータボックスの状態の参照ができます。
エラーとなったメッセージの再実行や運用の開始・停止など、運用管理の操作はできません。
ロールごとに操作可能な範囲の詳細は“ISI Java EE運用ガイド”の“ISI運用管理コンソールの起動”を参照してください。
それぞれのロールに対してどのユーザが属するかを、環境設定ファイルに定義します。
環境設定ファイルを以下に示します。
/opt/FJSVesi/etc/def/properties/ESISystemConfig.properties
環境設定ファイルには、以下の内容を定義します。
定義名 | 意味 |
---|---|
com.fujitsu.esi.admin.ud.admin | 管理者ロールに属するユーザを設定します。 ユーザ名をカンマで区切って指定します。 指定例: com.fujitsu.esi.admin.ud.admin=root,isiadmin |
com.fujitsu.esi.admin.ud.monitor | モニターロールに属するユーザを設定します。 ユーザ名をカンマで区切って指定します。 指定例: com.fujitsu.esi.admin.ud.monitor=user1,isiuser |
注意
編集内容はISI運用管理コンソールの次回起動時から有効になります。ISI運用管理コンソールの起動・停止方法は、“ISI Java EE運用ガイド”を参照してください。
com.fujitsu.esi.admin.ud.adminまたはcom.fujitsu.esi.admin.ud.monitorを設定した場合、その他のユーザでISI運用管理コンソールにログインしようとするとエラーになります。
com.fujitsu.esi.admin.ud.adminおよびcom.fujitsu.esi.admin.ud.monitorのどちらも指定しなかった場合、ログインしたユーザはすべての操作を行うことができます。