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Interstage Service Integrator V9.5.1 Java EE導入ガイド
FUJITSU Software

9.3.5 III連携利用時の設定

必ず行う設定

Interstage Information Integrator(以降、IIIと略します)と連携する場合、III連携定義ファイルの配置や、III連携用のリソースアダプタの配備などが必要になります。また、IIIのサーバ環境と運用管理環境(サーブレットを利用した接続形態)がセットアップされている必要があります。IIIのセットアップ方法については、IIIのセットアップガイドを参照してください。

注意

IIIの運用管理環境のWebアプリケーションは、必ずISIConsoleのIJServerクラスタに対して配備してください。その際、IIIの運用管理環境の動作に必要な環境設定をISIConsoleのIJServerクラスタに実施してください。

ISIのセットアップの手順は以下のとおりです。

  1. III連携定義ファイルの配置

    IIIに同梱されているIII連携定義ファイルを、ISIのインストール先にコピーします。

    コピー元ファイルパス
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\sample\iii-cooperations.xml
    コピー先ディレクトリ
    <INSDIR>\etc\jee\def\gui
  2. リソースアダプタの配備

    以下を実施して、アウトバウンドのIII連携で使用するリソースアダプタを配備します。

    コネクタモジュールとコネクタリソースのターゲットには、作成されているすべてのISIサーバのIJServerクラスタを追加してください。


    以下のコマンドを実行してリソースアダプタを配備してください。

    コネクタモジュールの配備
    asadmin deploy --target ISISrv <IIIサーバのインストールディレクトリ>\adpt\isi\esiiiiadapter.rar
    • ISISrv:ISIサーバのIJServerクラスタ名

    コネクタ接続プールの作成
    asadmin create-connector-connection-pool --raname esiiiiadapter --connectiondefinition javax.resource.cci.ConnectionFactory esiiiiadapter

    以下のエラーが出力されますが、コネクタ接続プールは作成されていますので、本エラーを無視して、コネクタリソースの作成を行ってください。

    asadmin: ERROR: ISJEE_OM2996: Operation 'createConnectorConnectionPool' failed in 'resources' Config Mbean. 
    Target exception message: unable to find class : com.fujitsu.ifl.adp.isi.outbound.spi.IFLManagedConnectionFactory
    asadmin: ERROR: ISJEE_CLI137: Command create-connector-connection-pool failed.
    コネクタリソースの作成
    asadmin create-connector-resource --target ISISrv --poolname esiiiiadapter esiiiiadapter
    • ISISrv:ISIサーバのIJServerクラスタ名

    ISIサーバを複数作成している場合は、以下のコマンドを実行し、コネクタモジュールとコネクタリソースのターゲットに、作成されているISIサーバのすべてのIJServerクラスタを追加してください。

    asadmin create-application-ref --target ISISrv_Unit01 esiiiiadapter
    asadmin create-resource-ref --target ISISrv_Unit01 esiiiiadapter
    • ISISrv_Unit01:ISIサーバのIJServerクラスタ名

  3. ISIサーバのIJServerクラスタに対するパスの追加

    作成されているすべてのISIサーバのIJServerクラスタに対して、III連携に必要なパスを追加します。

    Interstage Java EE管理コンソールを使用して、[設定] > [ISISrv-config] > [JVM設定] > [パス設定]タブで、以下のパスをそれぞれ追加してください。

    • ISISrv:ISIサーバのIJServerクラスタ名

    [クラスパスのサフィックス]
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\lib\f3jniapisires.jar
    [ネイティブライブラリパスのサフィックス]

    パスの設定は不要です。

Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用しない場合の設定

Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用しない場合、IIIのセットアップ後に、環境設定ファイルの編集などが必要となります。

設定の手順は以下のとおりです。

  1. 環境設定ファイルの編集

    環境設定ファイル

    環境設定ファイルを以下に示します。

    <INSDIR>\etc\def\properties\ESISystemConfig.properties

    環境設定ファイルには、以下の内容を定義します。

    表9.18 環境設定ファイルの内容

    定義名

    意味

    com.fujitsu.esi.formatmanager.compatibility

    ISI運用管理コンソールにFormatmanagerサーバの起動・停止メニューを表示するかどうかを設定します。

    • false:Formatmanagerサーバの起動・停止メニューを表示しません。

    環境設定ファイルの編集後、ISI運用管理コンソールを再起動してください。ISI運用管理コンソールの起動・停止方法は、“ISI Java EE運用ガイド”を参照してください。

  2. ファイルの削除

    以下のファイルを削除します。

    <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\etc\.useformatmanagerserver