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Interstage Service Integrator V9.5.1 ISI Studio ヘルプ
FUJITSU Software

10.2.9 MQ連携の定義

WebSphere MQのキューへメッセージを送信するためのアウトバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式“MQ”を指定します。

画面例

図10.26 MQ連携(J2EE実行環境)の画面例(プロパティビュー)

図10.27 MQ連携(Java EE実行環境)の画面例(プロパティビュー)

指定例

表10.16 プロパティの項目(J2EE実行環境)

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“MQ”が表示されます。

メッセージング

同期が表示されます。

キュー名

指定不要です。

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

呼び出し方式

MQでの呼び出し方式を選択します。

  • Oneway型
    ひとつのMQキューにメッセージを送信するような、Oneway型の通信を行う場合に選択します。

  • RequestResponse型
    MQキューにメッセージを送信し、別のMQキューから応答を取得するような、RequestResponse型の通信を行う場合に選択します。

Request用

MQアダプタ名

  • “Oneway型”を選択した場合
    MQキューからメッセージを送信するための、ISIから呼び出すアウトバウンドのMQアダプタのワークユニット名を指定します。
    ワークユニット名は、“esisetup_mqsnd”コマンドでセットアップしたアダプタ(“ISIMQSnd_”で始まるワークユニット名)を指定します。

  • “RequestResponse型”を選択した場合
    MQキューからメッセージを送信するための、ISIから呼び出すアウトバウンドのMQアダプタのワークユニット名を指定します。
    ワークユニット名は、“esisetup_mqreqres”コマンドでセットアップしたアダプタ(“ISIMQReq_”で始まるワークユニット名)を指定します。

必須
ISIMQSnd_00001
ISIMQReq_00001

メッセージヘッダ(MQMD)のバージョン

送信するWebSphere MQのメッセージの構造体のバージョン番号として、以下のどちらかを選択します。デフォルトは、“バージョン2”です。

  • バージョン1

  • バージョン2

必須
バージョン2

Response用

MQアダプタ名

MQキューからメッセージを受信するための、ISIから呼び出すアウトバウンドのMQアダプタのワークユニット名を指定します。
ワークユニット名は、“esisetup_mqreqres”コマンドでセットアップしたアダプタ(“ISIMQRes_”で始まるワークユニット名)を指定します。

本項目は、[呼び出し方式]で“RequestResponse型”を選択した場合のみ設定します。

必須
ISIMQRes_00001

応答電文の待ち時間を指定する

サービスエンドポイントで個別に応答電文の待ち時間を指定する場合にチェックをします。
チェックしない場合、MQアダプタ設定ファイルで指定された値が応答電文の待ち時間に使用されます。

本項目は、[呼び出し方式]で“RequestResponse型”を選択した場合のみ設定します。

指定する(チェックつき)

応答電文の待ち時間(ms)

応答電文を受信する際の待ち時間を指定します。
待ち時間はミリ秒単位で指定可能であり、0~60000(1分)の間で指定します。

本項目は、[応答電文の待ち時間を指定する]チェックボックスをオン(チェックつき)にした場合のみ設定します。

[応答電文の待ち時間を指定する]チェックボックスをチェックした場合、必須
3000

MsgIdを検索キーにする

MQメッセージの受信時に、検索キーとして追加でMsgIdを利用するかどうかを指定します。
チェックをした場合、MsgIdを検索キーとして追加で利用します。
チェックしなかった場合、検索キーはCorrelIdのみ利用されます。

本項目は、[呼び出し方式]で“RequestResponse型”を選択した場合のみ設定します。

利用する(チェックつき)

表10.17 プロパティの項目(Java EE実行環境)

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“MQ”が表示されます。

メッセージング

同期が表示されます。

キュー名

指定不要です。

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

呼び出し方式

MQでの呼び出し方式を選択します。Oneway型を選択してください。

MQアダプタ名

MQキューからメッセージを送信するための、ISIから呼び出すアウトバウンドのMQアダプタのIJServerクラスタ名を指定します。
IJServerクラスタ名は、“isisetup”コマンドでセットアップしたアダプタ(“ISIMQO_”で始まるIJServerクラスタ名)を指定します。

必須
ISIMQO_00001

メッセージヘッダ(MQMD)のバージョン

送信するWebSphere MQのメッセージの構造体のバージョン番号として、以下のどちらかを選択します。デフォルトは、“バージョン2”です。

  • バージョン1

  • バージョン2

必須
バージョン2

応答電文の待ち時間を指定する

指定不要です。

応答電文の待ち時間(ms)

指定不要です。

MsgIdを検索キーにする

指定不要です。

キュー・マネージャー接続方式

キュー・マネージャーとの接続方法を指定します。

  • バインディング:MQサーバーを利用したバインディング接続

  • クライアント:MQクライアントを利用したクライアント接続

動的キューの接頭部

動的キューの命名に使用する接頭部を指定します。

接続するキューとしてモデル・キューを指定している場合には、本項目は必須となります。定義作成時に必ず本項目を指定してください。

48文字以下の文字列で指定してください。使用可能な文字の制限については、MQのマニュアルを参照願います。

クライアント・チャネル定義テーブル

MQクライアントを利用したクライアント接続を実施する際に、クライアント・チャネル定義テーブルを利用するかどうかを指定します。

  • 利用する:クライアント・チャネル定義テーブルを利用します。

  • 利用しない:クライアント・チャネル定義テーブルを利用しません。

クライアント・チャネル定義テーブル配置先

クライアント・チャネル定義テーブルを利用する場合に、クライアント・チャネル定義ファイルの配置先をURI形式で指定します。

1024文字以下の文字列で指定してください。使用可能な文字の制限については、MQのマニュアルを参照願います。

なお、CCDTはISIと同一筐体に配置してください。ftpプロトコルは非推奨です。

ホスト名

クライアント・チャネル定義テーブルを利用しない場合に、MQサーバーが配置されたサーバのホスト名を指定します。

264文字以下の文字列で指定してください。使用可能な文字の制限については、MQのマニュアルを参照願います。

チャネル名

クライアント・チャネル定義テーブルを利用しない場合に、MQサーバーと接続するMQIチャネルのチャネル名を指定します。

20文字以下の文字列で指定してください。使用可能な文字の制限については、MQのマニュアルを参照願います。

ポート番号

クライアント・チャネル定義テーブルを利用しない場合に、MQサーバーとの接続で利用するポート番号を指定します。

0~65535の整数値で指定してください。

TCP/IP接続の共用数

クライアント・チャネル定義テーブルを利用しない場合に、単一のTCP/IP接続が共用できるMQIチャネルの数を指定します。

0~999,999,999の整数値で指定してください。

0が指定された場合、MQ V6.0と同等の動作となります。

ユーザID

キュー・マネージャーとの接続で使用するユーザIDを指定します。

パスワード

キュー・マネージャーとの接続で使用するパスワードを指定します。

CCSID

MQサーバーとの接続で利用する接続用文字コードセットID(数値)を指定します。