ACMエージェントのパラメーターを設定する場合に必要な条件や手順を説明します。
対象のサーバに、ACMエージェントがインストールされている必要があります。
クラスタ業務を構築する場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』を参照し、手動で構築を行う必要があります。
クラスタ環境では、ACMエージェントのクラスタ業務を1つだけ構築した環境のみをサポートします。2つ以上のクラスタ業務が構築された環境でのパラメーター設定はサポートしていません。手動で設定を行う必要があります。
運用管理サーバ(Storage管理サーバ)、管理対象サーバ(Storageサーバ)上でデーモンが起動されている必要があります。
運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で、管理対象サーバ(Storageサーバ)が登録されている必要があります。
対象のサーバにPRIMECLUSTER GDS Snapshotを導入している場合、PRIMECLUSTER GDSのSDXオブジェクトの標準の運用単位は、論理ボリューム単位に設定されます。スライス単位での運用を行う場合は、stgxfwcmsetsdxコマンドを手動で実行し、運用単位を変更しておく必要があります。
SDXオブジェクトを用いた運用の詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド -Linux-』の「SDXオブジェクトの運用」を参照してください。コマンドの詳細な情報は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド -Linux-』の「stgxfwcmsetsdx(SDXオブジェクト運用単位設定コマンド)」を参照してください。
運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で、管理対象サーバ配下のデバイス情報が取込み済みである必要があります。
ACMエージェントのバックアップ管理・レプリケーション管理の環境定義が実施済みのデバイスに対して、パラメーター設定を行うことはできません。環境定義を変更する場合、バックアップ管理・レプリケーション管理の環境定義前の状態まで戻す必要があるため、管理対象サーバ(Storageサーバ)上で下記のコマンドを手動で実行してください。
バックアップ管理の環境定義を戻す場合
環境定義済みのポリシー設定情報とデバイス情報を以下のコマンドで確認します。
swsbkpoldispコマンド
swstdevdispコマンド (-t、-bオプションを指定)
環境定義を削除するデバイスを指定し、以下のコマンドを実行します。対象のデバイスが複数ある場合は、それぞれに実行します。
swstbkpoldelコマンド
swstdevinfosetコマンド(-oオプションを指定)
レプリケーション管理の環境定義を戻す場合
環境定義済みの複製ボリューム情報を以下のコマンドで確認します。
swsrpvolinfoコマンド
環境定義を削除する複製ボリュームを指定し、以下のコマンドを実行します。対象の複製ボリュームが複数ある場合は、それぞれに実行します。
swsrpdelvolコマンド
各コマンドの詳細な情報は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド -Linux-』を参照してください。
必要に応じて、前後処理スクリプトのカスタマイズを行ってください。