記述形式
discover -dir "出力のディレクトリ"
オプションの説明
ソフトウェア情報CSVファイル(softwareinfo.csv)とパッチ情報CSVファイル(patchinfo.csv)が出力されるディレクトリを指定してください。パスに空白を含む場合は、「"」で囲みます。
出力形式
正常終了の場合は0を復帰します。また、出力のディレクトリには、以下の形式で出力します。
異常終了の場合は0 以外を復帰します。異常終了の場合は、標準出力または標準エラー出力にエラーメッセージを出力します。
+ <出力のディレクトリ> + 収集したソフトウェアのソフトウェア情報CSVファイル(softwareinfo.csv) + 収集したパッチのパッチ情報CSVファイル(patchinfo.csv)
注意事項
コマンドが格納されているディレクトリが、カレントディレクトリに設定されます。
-dirのディレクトリが存在しない場合は、エラーになります。また、出力ディレクトリにファイルやディレクトリが存在した場合は、エラーになります。
ソフトウェア情報CSVファイルおよびパッチ情報CSVファイルは、本スクリプトが動作するサーバのシステムの文字コードで出力してください。
CSV1行につき、サーバにインストールされているソフトウェア情報を1つ記載します。CSVファイルの詳細については、「6.2.3 収集情報CSVファイル」を参照してください。
同じソフトウェアを複数記載することはできません。マルチインスタンスのソフトウェアの場合、インストール先に異なる値を指定してください。
識別項目の値は省略できません。省略した場合または値に誤りがある場合は、該当行のソフトウェア情報は登録されません。OS種別の識別項目は省略可能です。省略した場合、対象のサーバのOS種別が設定されます。
識別項目以外の収集項目の値は、省略可能です。省略した場合または値に誤りがある場合は、該当のソフトウェア定義に指定されている値が設定されます。ソフトウェア定義に値が設定されていない場合は、本収集項目は収集されません。
CSV1行につき、サーバに適用されているパッチ情報を1つ記載します。CSVファイルの詳細については、「6.2.3 収集情報CSVファイル」を参照してください。
同じインストール済ソフトウェアに対して、同一パッチを複数適用することはできません。または、1つのパッチを複数のソフトウェアに適用することはできません。
対象ソフトウェアの収集項目に、パッチが適用されているソフトウェアを指定します。同時に出力するソフトウェア情報CSVファイル内で、該当のソフトウェアのローカルIDを指定してください。対象ソフトウェアの収集項目は、省略できません。
識別項目の値は省略できません。省略した場合または値に誤りがある場合は、該当行のパッチ情報は登録されません。OS種別の識別項目は省略可能です。省略した場合、対象のサーバのOS種別が設定されます。
識別項目以外の収集項目の値は、省略可能です。省略した場合または値に誤りがある場合は、該当のパッチ定義に指定されている値が設定されます。パッチ定義に値が設定されていない場合は、本収集項目は収集されません。ソフトウェア名の収集項目を省略し、かつ、パッチ定義に値が設定されていない場合、適用対象のソフトウェアのソフトウェア名が設定されます。
出力例
ソフトウェア情報CSVファイルとパッチ情報CSVファイルの出力例を以下に示します。ソフトウェアとパッチの収集項目が以下のように定義され、サーバにインストールされている1つのソフトウェア情報と、そのソフトウェアに適用されているパッチ情報を収集した場合、ソフトウェア情報CSVファイルとパッチ情報CSVファイルは以下のように指定します。
順番 | 収集項目 | 識別項目 | |
---|---|---|---|
ソフトウェアの収集項目 | 1 | ソフトウェア名 | ○ |
2 | バージョン | ○ | |
3 | OS種別 | ○ | |
4 | インストール先 | - | |
パッチの収集項目 | 1 | パッチ名 | ○ |
2 | OS種別 | ○ | |
3 | 対象ソフトウェア | - | |
4 | 適用日時 | - |
指定例
ソフトウェア情報CSVファイル
software1,SoftwareA,V1.0,,C:\work
パッチ情報CSVファイル
patch1,PatchA,,software1,2015/3/4 14:14