移行作業での注意事項を示します。
移行元の保管フォルダにプロパティが設定されている場合は、そのプロパティ情報が移行されます。しかし、LISTVIEWで作成されたフォルダのようにプロパティ情報が設定されていない場合は、保管フォルダ作成時の初期値が設定されます。
メール送信の環境は移行されません。メール送信の機能を利用している場合は、メール送信の環境を再度設定する必要があります。
ListWORKS V10.0L20以前のクライアントは、使用できません。クライアントをバージョンアップしてください。
ファイリングされたデータをファイル共有運用しているような場合、移行してもオーバレイは移行されません。
Charset Managerの標準コード変換のSJISの変換タイプが「R90」の場合、移行後にフォルダなどが表示できない場合があります。必ず「SJISMS」を設定してください。この場合、R90で対応定義している外字については、SJISMSで対応定義を行ってください。
クライアントで以下の機能を使用する場合は、ListWORKS V10.0L10のクライアントとV7.0L10からのクライアントを共存させることはできません。クライアントをバージョンアップしてください。
ページごと異なる範囲の帳票項目を設定する機能を使用する
受信フォルダの振り分け先となる保管フォルダは、振り分け先を設定した時の保管フォルダが対象になります。移行した場合は、移行した保管フォルダに対して、受信フォルダの振り分け先の再設定が必要になります。
移行ツールは管理者だけが実行できます。
移行ツールを実行するまえに、必ず、移行元のフォルダのバックアップを取ってください。
他の利用者が移行ツールを実行している場合は、移行ツールを実行できません。保管フォルダの共有運用をしている場合は、実行しているサーバ以外のサーバにおいても、移行ツールを実行しないでください。
エラーが発生した場合は、標準出力にエラー情報とコマンドの仕様が出力されます。
移行ツールを実行する場合は、List Worksサービスを停止する必要があります。保管フォルダの共有運用をしている場合は、実行するサーバ以外のサーバにおいても、List Worksサービスを停止してください。
同一サーバに移行する場合は、「FUJITSU 帳票管理」サービスが開始されている必要があります。
移行情報ファイルの[TransitionFolder]セクションに10000以上のトップフォルダを指定することはできません。10000以上の場合は、移行ツールを複数回実行し、それぞれ作成された「保管フォルダ構成情報ファイル」を保管データベースにロード、追加してください。
LISTVIEWクライアントからList Worksサーバには接続できません。List Worksに移行する場合は、同時にLISTVIEWクライアントからList WorksクライアントまたはWebクライアントでの運用に切り替えてください。
List WorksはLISTVIEWをアンインストールする前にインストールします。List Worksをインストールする前に、LISTVIEWをアンインストールするとファイル共有形態からの移行になり、性能が劣化します。
旧移行ツールで移行する際、第二階層以下のフォルダのフォルダ名は、物理フォルダ名を使用します。移行元のフォルダに関して、以下のものは移行できないため、事前にエクスプローラなどで名前を変更しておく必要があります。
フォルダ名が40バイトを超えるとき
物理パス名が190バイトを超えるとき
LISTVIEWのグローバルサーバ連携機能は、List Worksでは利用できません。
LISTVIEWで「アクセス権保護を行う」を設定したLISTVIEWクライアントで、LISTVIEWの部門サーバからダウンロードした帳票は、List Worksでは利用できません。「アクセス権保護を行う」を設定していないLISTVIEWクライアントで帳票をダウンロードしてから移行作業を行ってください。