システムディレクトリの作成について説明します。
システム管理用の資源を格納するシステムディレクトリは、List Worksの運用を行うために必要です。システムディレクトリはlvsetsysコマンドで作成します。
lvsetsysコマンドは、システムディレクトリ(listworks)を作成するとともに、List Worksの運用に必要なファイル、ディレクトリをシステムディレクトリ配下に作成します。
lvsetsysコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
なお、クラスタシステム、およびフォルダの共有運用の場合は以下の考慮が必要です。
システムディレクトリは共用ディスク装置に存在するディレクトリ上に作成します。また、システムディレクトリの作成処理は、運用ノードで行います。
システムディレクトリは共有ファイルシステムのディレクトリ上に作成します。
注意
システムディレクトリはNFSのファイルシステムには作成しないでください。
同一サーバ上で、旧バージョンから移行する際、旧バージョンの環境設定ファイル(lvenvname)を退避して使用する場合は、lvsetsysコマンドでシステムディレクトリを新たに作成する必要はありません。
フォルダの共有運用、クラスタシステム運用では、lvsetsysコマンドによるシステムディレクトリの作成が不要の場合があります。
設定に関する詳細は、“3.7 フォルダの共有運用の設定 <EEのみ>”または“3.8 クラスタシステム運用の設定 <EEのみ>”を参照してください。 |