Webゲートウェイサーバの環境設定は、【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスを使用して行います。
設定手順、および、【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスの詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
注意
List Works Web連携環境設定プログラムは、管理者権限のあるユーザだけが起動できます。
List Works Web連携環境設定プログラムを実行すると、Interstage管理コンソールおよびInterstage Java EE 管理コンソールで設定した内容がリセットされます。Interstage管理コンソールは、SSLによる暗号化通信を行うために使用します。その他の目的でInterstage管理コンソールは使用しないでください。
【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスでは、以下の項目を運用に合わせて設定します。
ただし、【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスの設定項目を変更しない場合でも、【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスを表示して【OK】ボタンをクリックする必要があります。
タブ名 | 設定項目 |
---|---|
実行環境 | |
同時接続利用者数 | |
WWWサーバのURL |
注意
バージョンアップした場合でも、再度、Webゲートウェイサーバの動作環境を設定する必要があります。
Webゲートウェイサーバが動作するための実行環境(WWWサーバ)を設定します。
WWWサーバとして使用するソフトウェアを、以下から選択します。
Interstage HTTP Server
IIS
List Worksと連携可能なIISのバージョンレベルについては、“インストールガイド”を参照してください。 |
使用するサーブレットコンテナを、以下から選択します。
Tomcat5.5ベースのサーブレットサービス/J2EE互換
Java EE
注意
使用するWWWサーバにIISを指定して、WWWサーバへ登録すると、アプリケーションの保護を「低(IISプロセス)」として仮想ディレクトリを作成します。他のアプリケーションが実行されているプールプロセスで実行させる場合は、「中(プール)」を選択してください。
注意
WWWサーバにIISを使用する場合の注意事項
WindowsとIISのバージョンの組み合わせは、以下の通りです。
Windows | IISのバージョン |
---|---|
Windows Server 2003 | IIS 6.0 |
Windows Server 2008 | IIS 7.0 |
Windows Server 2008 R2 | IIS 7.5 |
Windows Server 2012 | IIS 8.0 |
全般的な注意
FJapacheサービスの「スタートアップの種類」が、「自動」から「手動」に変更されます。また、List Worksをアンインストールしても「スタートアップの種類」は変更されません。
Interstage HTTP ServerとIISは、それぞれのWebサーバに異なるポート番号を設定することにより共存が可能ですが、List Works Web連携を同時に利用することはできません。
IIS 6.0、7.0、7.5、8.0に関する注意
既定の設定でインストールしたIISは、静的なコンテンツのみを処理するように構成されていますが、Web連携は動的なコンテンツを処理するために、新しいWebサービス拡張を追加して実行を許可します。
アプリケーションプール「DefaultAppPool」の「最大ワーカープロセス数」が「1」に変更され、「ワーカープロセスのリサイクル」が無効に変更されます。また、List Worksをアンインストールしても「最大ワーカープロセス数」と「ワーカープロセスのリサイクル」は変更されません。
IIS 7.5、8.0を使用する場合の注意
ワーカープロセスの詳細設定の「32ビットアプリケーションの有効化」が「True」に変更されます。また、List Worksをアンインストールしても「32ビットアプリケーションの有効化」は変更されません。
IIS 7.0、7.5、8.0を使用する場合の注意
Windows Server 2008(x64) の場合は、ワーカープロセスの詳細設定の「32ビットアプリケーションの有効化」が「True」に変更されます。また、List Worksをアンインストールしても「32ビットアプリケーションの有効化」は変更されません。
IIS 6.0を使用する場合の注意
アプリケーション分離モードは「ワーカープロセス分離モード」として動作します(「IIS 5.0 プロセス分離モード」での動作はサポートしません)。また、List Worksをアンインストールしても「アプリケーション分離モード」は変更されません。
Windows Server 2003(x64) の IIS 6.0 を使用する場合は、32ビットモードが有効になります。
Webゲートウェイサーバに同時に接続できる利用者数を設定します。Webゲートウェイサーバに同時に接続できる利用者数(セション数)は、「1コンテナあたりの利用者数(セション数)×コンテナ数」になります。
同時に接続できる利用者数(セション数)は、以下の総数になります。
Webゲートウェイサーバ経由でリスト管理サーバに接続できる利用者数
リスト管理サーバにログインしている状態で【ログアウト】ボタンをクリックしないで、Webブラウザのタイトルバーの【×(閉じる)】ボタン、または【ファイル】メニューの【閉じる】からWebブラウザを閉じてしまった利用者数
注意
【ログアウト】ボタンのクリック以外の方法でWebブラウザを閉じた場合、有効時間が切れるまでセションが保持されます。有効時間が切れるまでは、同時接続している利用者数(セション数)とみなします。
参考
安定した運用を行うためには、コンテナ数を1~6にしてください。コンテナ数が6を超える運用を行う場合、Webゲートウェイサーバを増設することをお勧めします。
1コンテナあたりの最大数は以下のようになります。
Webゲートウェイサーバ経由でリスト管理サーバに同時に接続できる利用者数(セション数)は、最大500人です。
Webゲートウェイサーバ経由でリスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を同時に依頼できる利用者数(セション数)は、最大50人です。
50ユーザがリスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を同時に依頼する場合は1コンテナ、100ユーザがリスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を同時に依頼する場合は2コンテナを目安にしてください。
コンテナ数に応じて、「8701」から「8710」のポート番号を使用します。
マルチコンテナ機能は、リクエストを均等に振り分けて負荷分散します。
各コンテナにおける処理中のリクエスト数と利用者数(セション数)は、必ずしも同じとは限らないため、場合によっては処理中のリクエスト数は一番少ないが接続している利用者数(セション数)が一番大きいコンテナへ振り分けてしまうことがあります。そのため、1コンテナあたりの利用者数(セション数)は、少しゆとりをもった数値を指定することを推奨します。
コンテナごとの利用者数(セション数)は、Web連携のアクセスログで確認することができます。
詳細は、“メッセージ集”を参照してください。 |
【互換】タブは、互換性を保つために用意されています。
ListWORKS V10.0L20以前、またはList Works V6.0L10で、Web連携機能APIのJavaクラス(ListConfig)の「getApplicationURL」、または「getServletURL」メソッドを使用しているJSPファイルを扱う場合に、WWWサーバのURLを指定します。
注意
WWWサーバ、サーブレットコンテナの変更に関する注意事項
Webゲートウェイサーバで、List Worksに使用するWWWサーバ、および、サーブレットコンテナを変更する場合は、Webクライアント側でList Works Web連携機能のために使用していたWebブラウザを、一度終了させる必要があります。